「還暦祝い」とは６０歳を迎えたことをお祝いする長寿のお祝いです。赤いちゃんちゃんこや頭巾に代表される「赤いものを身に着ける」風習は魔除けの意味を持っています。

赤と青、ペアにして夫婦でも使える切子のお猪口。なにより、その形はおめでたい日本一の山、富士山をイメージしています。

しまう時に伏せても素敵な富士山形。伝統的な江戸切子の技を使い、美しいカットで山の雪を表しています。形の面白さだけではなく、長く大切にしたい一品です。

お祝いのお酒を酌み交わすのにぴったりのお猪口。還暦祝いの席で、このお猪口と一緒にゆっくり語らう一時を過ごすのはいかがでしょうか。

石川県能登半島が発祥の輪島塗。その輪島塗を木地から塗りまで一貫して行っている工房が「輪島キリモト」さんです。その伝統技法で作られる小福椀は、漆器の良さの判る世代の方に愛用してもらいたい名品です。

他の漆器にはない輪島塗の特徴は「地の粉」と呼ばれる珪藻土を下地に塗ってから、漆を塗り重ねるところにあります。本体は木の器ですが、地の粉を重ねることで陶器を纏ったように丈夫になり、欠けたとしても修理が簡単になります。日本が誇る輪島塗には丈夫で長持ちさせる工夫があるのです。

小福椀は輪島キリモトが独自に編み出した「蒔地技法」という技術を使い、ざらりとした質感を表現した日常使いも出来る漆器。漆器は特別な日のもの、というイメージが覆される一品です。名入れのサービスもされているので、大事な日の記念にぴったりですね。是非、大切な人に使って貰いたい器です。

同じく輪島キリモトさんから、こちらはコーヒーカップのご紹介。漆器のコーヒーカップとは珍しいですが、深みと艶のある色合いがとてもおしゃれです。コーヒーや紅茶好きの方に喜んでもらえる事間違いなしのプレゼントです。

こちらも金彩で名入れが可能です。還暦のお祝いに「寿」「祝」などの文字を入れてもいいかもしれません。

女性の方には、ちゃんちゃんこに変えて、赤いストールはいかがでしょう。播州織物のブランド「hatsutoki（ハツトキ）」から、夕焼けに染まった山々のような美しいストールをご紹介します。播州織物独特の「先染め」の製法で作られる織物は、糸を各種の色に染めてから織るため、様々な模様が作り出せます。

三角の連なる模様はフリンジで描かれています。織り上げた糸を部分的にカットし、布地の厚さに差を生み出して布に立体感を与えています。

「播州織物の反物を解き、初めて触る感動をそのまま伝えたい」というのがhatsutokiのコンセプト。播州織物の中でも特に細い糸を使用した、心地良い手触りが魅力です。温かく、肌に優しく馴染んでくれるストールで、お世話になった方に感謝の気持ちを伝えましょう！

ドイツ生まれのブランド「Haflinger（ハフリンガー）」のルームシューズは人間工学に基づいて、履きやすさを追求されています。創業以来110年以上ソックスを中心としたニットウエアを製造してきたハフリンガーのルームシューズは温かく、しかも足をしっかりと支えてくれますよ。

靴のようなしっかりとした成形で、甲の高い方でも楽々履くことができます。クッション性のあるソールは立ち仕事でも疲れにくく、家事をする女性にも最適です。元気のでそうな赤色の他に、黒や紺をペアで使われても素敵ですね。

素材は丸洗いもできる100%ウールフェルト。自然素材を使い、高品質なものづくりにこだわっています。足元をおしゃれに、そして健康に過ごさせてくれるルームシューズは心のこもった贈り物にぴったりです。

節目の祝いは、日頃伝えられない感謝の言葉などを贈るいい機会です。プレゼントの品には、「今までありがとう」や「これからも体に気を付けて」等のメッセージを添えるといいですね。記念に残る素敵な還暦のお祝いを選んで下さい。