髪にダメージを与えてしまうNGケアは?

【NG】シャンプーを直接髪につけて泡立てる
【NG】全体にたっぷりトリートメント
トリートメント剤は頭皮につくと毛穴に詰まってしまいます。シャンプーで毛穴の汚れをとったところにトリートメントが詰まると、薄毛や抜け毛につながることも。髪の中間から毛先にだけトリートメントをしましょう。
【NG】熱いお湯でのすすぎ
40度以上の熱いお湯で髪を洗うと、頭皮の乾燥を招き髪のキューティクルもはがれてしまいます。シャンプーをする際のお湯は38度前後が適温とされています。少しだけぬるいかな、と感じる程度に。
【NG】無造作なタオルドライ

どんなにいいシャンプーやトリートメント剤を使っていても、その後にタオルでグシャグシャと髪を拭いてしまっては台無し!摩擦で髪が痛んでしまいます。タオルで頭全体を包んだら、軽く抑えて水分をタオルに吸収させるように水気をきっていきましょう。
【NG】ドライヤーを使わない自然乾燥

水分はキューティクルを乱す天敵。また、髪が濡れた状態のままだと雑菌が繁殖しやすく、フケ、かゆみ、ニオイなど頭皮トラブルの原因になります。ドライヤーをかけるより自然乾燥のほうが髪にいいと思っていたら、それは誤解です!濡れたまま寝るのはNG。短時間のドライヤーで早めに乾かしましょう。
髪のダメージとなる原因は?
髪を痛める主な要素《外的要因》
・プールや海の水
・ホコリ
・静電気
・紫外線
・ドライヤー
・ヘアアイロン
・薬剤(パーマ・カラーリング)
・洗浄力が強いシャンプー

帽子は紫外線から髪を守り外のホコリが髪に付着するのを防いでくれる一方で、場合によっては頭皮の蒸れや静電気による髪のダメージを引き起こすことも。乾燥する冬は特に、帽子をかぶった後は髪を清潔に洗ってトリートメントで栄養補給をしておきましょう。
髪を痛める主な要素《内的要因》
・睡眠不足
・不規則な生活
・偏った食事
・運動不足

代謝が悪いと髪に栄養が行き届かなくなってしまいます。血流を促進して新陳代謝を良くするために、十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけましょう。適度な運動も大切ですよ。
ヘアケアの基本【1】シャンプーの方法
シャンプー前に軽くブラッシングを

ブラッシングで絡まった髪をほぐすと、シャンプーの際の摩擦によるダメージを軽減することができます。また、ホコリや汚れを浮かせることで、シャンプーの泡立ちが良くなります。頭皮をマッサージして代謝を良くするためにもブラッシングは効果的。この時、根元から一気にとかそうとせず、毛先から少しずつほぐすようにブラッシングしていきましょう。
お湯で汚れをすすぎ落とす
泡立ててから優しくマッサージ

シャンプー剤は手のひらの上で水を含ませて泡立ててから髪にのせます。次に、爪が当たらないように指の腹で優しく頭皮をマッサージ。下から上へと、力を入れずに指を動かしていきましょう。
ロングヘアなら頭皮と毛先は分けて

髪が長い場合はまとめてグシャグシャとシャンプーをせずに、頭皮と毛先を分けて髪を洗いましょう。まず大事なのは頭皮の汚れを落とすこと。その後に全体を包み込むように泡を広げて、最後に毛先まで泡をなじませます。
よく洗い流す

シャンプー剤の洗い残しは、かゆみや抜け毛の原因になります。シャンプーよりも洗い流しに時間をかけて丁寧にすすぐことが実はとても重要。まず全体をお湯で流して泡をとったら、パーツごとにマッサージをするように優しくすすいでいきましょう。生え際や耳の裏側もしっかり洗い流して。
ヘアケアの基本【2】トリートメントの方法
シャンプー後の水気を取る

洗い流すタイプのトリートメント剤を使う時、まずはシャンプー後の水気をきることが大事。両手のひらで髪を挟んで、絞るのではなく抑えて水をきります。
中間から毛先にかけてトリートメント

トリートメント剤は適量を手のひらにとって広げてから髪に塗っていきます。場所は髪の中間から毛先にかけて。根元にはつけないように注意を。手ぐしでまんべんなく髪になじませたら、使用方法にそって数分放置。より浸透させようと長時間置いても効果が増すどころか逆に髪に負担をかけてしまうので、適度な時間を守りましょう。
こすらずにすすぐ

最後に、トリートメント剤のヌルヌルした感覚がとれる程度に洗い流します。効果まですすぎ落としてしまわないように、流しすぎないことがポイントです。髪をクシャクシャと動かしたりこすったりしないで、髪に沿ってシャワーを当てて丁寧にすすぎましょう。
ヘアケアの基本【3】ドライヤーのかけ方
まずはタオルドライ

ドライヤーを使う前に、吸水性の良いタオルで髪の水分を取りましょう。まず全体にタオルをかぶせて水分を吸収させたら、毛先に垂れてくる水を軽く叩いて拭き取ります。
乾かすのは根元から

えりあし→後頭部→側頭部→前髪の順番に風を当てていきます。ドライヤーは20cmほど離して。ずっと同じ場所に熱風を当て続けないように、少しずつポイントをズラしていきましょう。
最後に冷風を当てる
ヘアケアの基本【4】その他のヘアケア
ショートヘアさんもブラッシングを

シャンプー前にするブラッシングの効果は前述しましたが、就寝前やスタイリング前もブラッシングは有効です。頭皮に優しい刺激を与えると、血流が良くなって健康的な髪を維持できます。
ブラシは、静電気を起さない獣毛ブラシや柔軟性のあるクッションブラシがおすすめ。パーマをかけている人や髪が多い人は、目の荒いブラシを使ってみて。
オイルやクリームで潤いをキープ

髪のパサつきが気になる人は、保湿のためのヘアオイルやヘアクリームも使っていきましょう。
洗い流さないタイプの場合、洗髪後、ドライヤーをかける前に。髪が濡れている状態でコーティングをすると、水分を閉じ込めてドライヤーの熱から髪を守ってくれます。
カラーリング後のアフターケア
ヘアアイロンは乾いた髪に
ヘアアイロンは髪がしっかり乾いている状態で使いましょう。
水分+熱は髪にダメージを与えるマイナスの組み合わせ。濡れた髪にヘアアイロンをかけると髪がきしんでパサついてきます。
髪に優しい人気のヘアケア商品は?
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髪を労わることは自分への思いやり

髪の美しさは見た目の印象にも自分の自信にも影響してくるものです。もし気づかぬうちにしていたNGケアがあったら、今日から少し意識を変えてみてください。ストレスを受けやすい繊細な髪。丁寧にケアすることは、あなた自身を守る優しさでもあるのですから。
シャンプー剤を直接髪につけてゴシゴシしながら泡立ててしまうのはNG。摩擦で髪のキューティクルを痛めてしまいます。シャンプーはまず手の平にとって泡立ててから髪にふわっと乗せましょう。