体をいたわるなら“引き算”で。自分メンテナンスの内容を振り返ろう

体をいたわるなら“引き算”で。自分メンテナンスの内容を振り返ろう

「こうすると体にいい」という情報がメディアを中心に色々と飛び交っていますが、本当に体が求めている事でなければ逆効果になってしまう場合も。体をいたわっているつもりなのに効果が感じられない、または、実際には逆効果となっている場合は、物事の考え方のクセが原因となっている可能性があります。“足し算”のメンテナンスに偏っていないか、チェックしてみましょう。2021年01月31日作成

カテゴリ:
美容・ケア
キーワード
ヘルス・ビューティー生活習慣セルフケア思考法
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体をいたわりたいとき、一体何をすればいい?

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出典:stocksnap.io
疲れたり、軽い頭痛がする…など、何もできないわけではないけれ体調がすぐれないとき、「どうにかして体の調子を整えたい」と思いますね。そんなとき、まず何をしますか?

つい「何かいい方法はない?」と調べてしまいがち

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病院に行くほどの不調がない場合、まず「どうすればよくなるか」という風に考え始める事が多いのではないでしょうか。ネットや本、人に尋ねるなど「こうすれば体にいい」という方法を調べた経験は誰にもあるはず。

基本である「休む」という事を忘れていませんか?

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体の調子が悪いとき、最善の方法は「休む」事です。風邪なども薬で治るのではなく「体が調子を取り戻すのを治療で助けてもらう」という表現が正しいかもしれません。ともかく、ダメージを癒やすには「休む事」が不可欠です。

サプリや栄養ドリンクは後でダメージとなって返ってくる事も

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とはいえ、ゆっくり休む時間が取れないのに動かなければならない事もあります。そんなとき、サプリメントや栄養ドリンクの助けを借りなければならない場合もあるかもしれません。ただし、それを使って一時的に調子が改善しても本当の意味で「元気になった」わけではありません。
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サプリメントや栄養ドリンクがよく効くと、本来であればうまく動かない頭や体に「負担をかけて動かしている」という認識が薄れがちです。そうして得た「元気」は身を削って「元気の前借り」をしている状態なので、負荷をかけ続ける事で結果として身体を壊してしまい、ダメージとなって返ってくるリスクがあります。

「身体にいいから」と何かをプラスするクセがある場合

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多忙なときは「スタミナをつけないと」という理由から、こってりした食事に走りがち。タスク達成のためにモチベーションをアップするのに有効な一面もありますが、こういった「足し算」の対策に偏ると逆に体に負担をかけてしまう事があります。

「手軽にできる」かではなく「何が必要か」を考えてみる

例えば食べ過ぎが続いたときに、「食事の内容を変えずに糖分の吸収を抑えるサプリを飲む」は“足し算”のケアになります。それも一つの方法ではありますが、この場合であれば体に負担が少ないのは「食事の内容を軽めに減らす」という“引き算”のケアです。
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「これを足せばOK」というキーワードは、「体にいい事をした」という満足感が得られるので、積極的に取り入れたくなるのが自然です。ただ、満足が得られる方法と期待した効果が得られる方法は必ずしも一致しません。

根本的な問題の原因を探ってから「何が必要か」を考える

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「今、必要な事は何か」と原因をしっかり確認せずに、とにかく何かをプラスするやり方は「醤油を入れすぎたから砂糖を追加する」のと考え方の方向が同じかもしれません。“足し算”のケアは、始める前に“引き算”での対処がないか一度考える習慣をつけると楽になる事もあります。
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“足し算”のケアが必要な場合でも、「足す物」が適切ではないと効果が得られにくい事もあります。例えば「体が冷えて辛い」というとき、原因が何かを確かめないまま「簡単にできる冷えにいい方法」という視点で選んでしまうとどうなるでしょうか。

一時的な“足し算”は根本的な解決にはならない

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手軽にできる方法の一つとして「温め食材を多く取り入れる」事があります。食後に温まる物を飲む、温め効果のある薬味をちょい足しするなど「簡単」にできる方法です。これで効果が得られればいいのですが「簡単にできる」を理由に選んだ場合、一時的に効果は得られても根本の解決法として不完全な場合もあります。

生活習慣を振り返ってから手段を選ぶのが大切

体へ何らかの対策をする場合、まず「なぜそうなったか」と生活習慣を振り返ってから手段を選ぶステップを加える事で、ケアに使う労力のロスを減らせます。

薄着が冷えの原因だとしたら「体を温める物を体内に取り入れる」のではなく、着る物を変える、シャワーだけで済ませていたなら浴槽にゆっくり浸かって温まるなど、問題の原因をなくす“引き算”のための生活習慣の変更の方が効果的な事も多々あります。

生活習慣を変更する必要がある場合

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場合によっては、体が辛いと感じる原因は「デスクワークによる運動不足」や「筋力の衰えによるだるさ」など、原因と生活習慣の関連がわかりづらいケースもあるかもしれません。ただ、体が辛いと感じているなら、必ず生活習慣上で問題が発生しているはずです。「関係なさそうだしこの習慣を変えるのは大変だから」という意識が、体をいたわる上での障害となっている事も。

安心のための"足し算"よりも先に"引き算"するのも大切

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サプリや道具に頼る“足し算”ケアは、「これをやったから大丈夫」という安心を得るだけで問題を取り除かずに終わってしまいます。

例えば、座り仕事が長すぎて肩や腰が痛い」場合、まず「肩こりや腰痛に効くサプリを飲む」「腰が楽になるクッションを買う」という“足し算”ケアよりも先に、「長時間同じ姿勢を取る習慣をやめる」「適宜、休憩を入れる」という風に習慣を“引き算”する方法を探してみましょう。

「早めに原因を取り除く」が一番の近道

不調が軽い場合、原因を取り除くより「足し算ケア」や「なんとなくでやり過ごす」で済ませてしまいがちですが、不調やトラブルが長期化すると対応が大変になります。「早めに原因を取り除く」のが結果として一番の近道となるケースは多い物。そのための「何もしないでまず休む」というシンプルな方法は、現代では逆に実行が難しいかもしれません。

「時間を有効活用しなければ」という気持ちは別のタイミングで

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「何もせずに休む」が実行しにくく“足し算”ケアに傾きがちなのは、「何かして時間をうまく使わなければ」という意識が原因かも。休むのは何もしない事ではなく「体のケアのために必要な時間」と捉えるようにしましょう。

体をいたわるとき、考え方のクセに問題がないか振り返ってみよう

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体をいたわっているつもりなのに効果が感じられない、または、実際には逆効果となっている場合は、物事の考え方のクセが原因となっている事があります。体のケアを考えるとき「この方法がいい」と実行する前に、ちょっと視点を変えて確認してみると気づきがあるかもしれません。

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