3つの整えメソッド
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元気な髪へ育てる、日々のケアと正しい情報―5月の不調「髪の悩み」

イラスト:小池ふみ 取材・文:キナリノ編集部

年を重ねるにつれ、少しずつ表れるマイナートラブル。肩こり、片頭痛、便秘、さらには、気持ちが沈みやすくなったり、妙にイライラしたり。病気とまではいかないけど、心身の不調に悩まされる現代女性は多いもの。そこで、四季のある日本人の暮らしの基盤「衣・食・住」からヒントを得た「3つの整えメソッド」なるケア方法を提案します。毎回1つの不調に対して、日常生活でできる整え方を専門家からアドバイス。シリーズ連載第11回目の今回は、紫外線や季節の変わり目に増える抜け毛など「髪の悩み」がテーマです。

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2020年05月21日作成

目次

元気な髪へ育てる、日々のケアと正しい情報―5月の不調「髪の悩み」
女性にとってヘアスタイルは、その日の気分を左右するといっていいほど、とても大切な身だしなみの1つです。紫外線量の増える5月は毛先がパサついたり、また季節の変わり目によって髪の毛はいつも以上に抜けやすくなっているのかもしれません。
元気な髪へ育てる、日々のケアと正しい情報―5月の不調「髪の悩み」
今回は、医学博士、Dクリニック ウィメンズ、雑誌等メディアでもご活躍されている浜中聡子先生に、不確かな情報が多い髪の毛のホントと、30代になると女性の悩みとして急に増え始める白髪や薄毛を知り、事前に対策ができる「3つの整えメソッド」を教えていただきます。

浜中先生の「3つの整えメソッド」

【知のメソッド】人にはなかなか言えない髪の悩み

紫外線量が増える5月は、髪のパサつきが気になり始めるころ。紫外線を浴び続けると、髪にはどのような影響が起こるのでしょうか?

初夏に増える髪への『紫外線ダメージ』

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「5月ぐらいになると紫外線量は増え、快晴の日だけでなく薄曇りや曇りの日でも晴天時と比べても、60%以上もの紫外線量が降り注ぎます。それによって髪も傷み、髪や頭皮から乾燥が目立つようになります。また、紫外線ダメージを受け続けた頭皮は日焼けをしやすくなるので、炎症を起こしてしまうことも。日焼けはひどくなると、火傷と同じような症状になりますので、その炎症が抜け毛に繋がってしまうこともあります。
お肌のようにほてったりヒリヒリすることのない髪は、ダメージを受けていると気付きにくいのですが、髪や頭皮も同じで、紫外線を過剰に浴びすぎることは良くないことだと覚えておいてください。」
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「普段の生活では日傘や帽子のみでも、髪への紫外線ダメージはそこまで多くはありませんが、アウトドアなど長く屋外で過ごす場合は、髪や頭皮用の日焼け止めスプレーを使用したり、その日の過ごし方によって使い分けていただくことが適切ですね。
また蒸れやすいこの時季は帽子選びも重要で、コットン素材やストローハットなど通気性の良いものを選ぶようにしてください。お仕事柄普段から帽子を被りっぱなしの人は、帽子を被らない人に比べると頭皮トラブルが出やすいため、こまめに脱いで汗を拭き、蒸れを防ぐよう日頃から心掛けることが大切です。」

年齢を重ねることによって増える『白髪』

髪の悩みの上位に挙がる『白髪』。白髪は気付くと増えている気がしますが、白髪が増える原因やきっかけはあるのでしょうか?
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「白髪は一度、目に付くと気になりだしますが突然増えていることはなく、ほとんどの場合は加齢による変化なのです。ただ女性で急激に白髪が増える場合は、恒常性疾患によって増えている可能性がありますので、一度専門の先生に診てもらうことをおすすめします。またストレスでも白髪は増えることがありますが、ストレスの原因が払拭されて身体的にも落ち着くと、徐々に白髪は出にくくなっていきますので、自分の白髪の原因が何によるものなのかを見極めることが大切です。

白髪には黒髪から白髪へ変化した毛と、一本全て白髪の毛を見つけることがあるかと思いますが、これは黒髪の色を付けるための色素細胞『メラノサイト』の働きが年齢とともに悪くなることによって起こる過渡期の現象です。グレーや黄色っぽい髪の毛に変わり、最終的に白髪に変化していくことがほとんどですが、過渡期を過ぎるまでは根元は白髪で毛先は黒髪だったり、白髪や黒髪を行ったり来たりする毛も生えてくることが分かっています。」

自分では難しい?『薄毛』の判断基準

季節柄だとしても抜け毛が多い日が続くと、不安に感じることがあります。どのくらい抜けたら薄毛だと判断してよいのでしょうか?
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「抜け毛が多い日が続くと不安になりますよね。ただ抜け毛には個人差があるので、どれくらい抜けたら薄毛とは言えないのが現状です。また基本的に季節の変わり目は、人間も動物的なところが多少なりとも残っていますので、抜け毛の量は変動があることは覚えておいてください。
ある程度の年齢になると、毎日シャンプーをしたとしても1日に80~100本は抜けるようになりますので、どの人も全く抜け毛がないということはないですし、かといって若いときのように抜け毛の量が少ないままということもほぼありません。今の自分を受け入れながら様子を見てあげることが大事です。」
女性の薄毛にはどんなタイプがあるのでしょうか?
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「女性の薄毛には様々なタイプがありますが、1つ目は部位でいうと頭頂部が薄くなる『びまん性脱毛症』というタイプがあります。こちらは女性の薄毛でもっとも多く、加齢、ストレス、過度なヘアケアなど様々な要因から引き起こされる症状です。

2つ目は『牽引性脱毛症』といって、髪の毛をギューっと縛ったり、コームなどを使ってきっちりと分け目を付けたヘアアレンジを頻繁にし、髪の同じところばかりにテンションがかかると負担になりそこから薄くなっていく症状です。

3つ目は産後の『分娩後脱毛症』や更年期の脱毛症など、いわゆる女性ホルモンの急激な変動によって抜けてしまう症状です。産後の場合は卒乳ができない大体1年半ぐらいはやむを得ないのですが、そうはいっても昔の髪質と変わったり白髪が増えてしまったり、出産前の髪の状態までにリカバリーができない人も多くいるため、早めに治療やケアを始めていただきたいと思います。」

部位や特徴、ホルモンの分類で分かれたりと、女性の薄毛のタイプは多岐にわたります。まずは自分の薄毛がどのタイプに当てはまるのかを、きちんと理解することが大切です。

髪のホントを知りたい

髪の毛について世の中には不確かな情報がたくさんあり、どの情報が正しいのかの判断に迷うことがあります。今回は特に気になる4つのことについて、専門家の正しい“髪のホント”を教えていただきました。
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濃厚なテクスチャーのトリートメントを使うと、髪の指通りも良くなり、再生したかのようなしっとりとした質感に変わります。本当に髪の毛は補修されているのでしょうか?
「トリートメントを使用することによって、髪にコーティングができ指通りは格段に良くなりますので、定期的に使うことはとても大事です。ただ、トリートメントを使用したからといって髪が補修されているわけではなく、髪の毛は爪と同じで切って痛くないということは、既に死んでしまった細胞なので、生えた後にそこから良くなることはありません。本当の意味で髪が改善されるためには、生活習慣や食生活を見直すことが一番です。」
白髪が多い親や薄毛の親を持つと、将来的に自身への遺伝も考えられるのでしょうか?
「薄毛に関しては遺伝子は大体2、3割なので、影響はないと断言できます。あとは後天的要素が大きくなりますので、だからこそ普段のケアが意味を成してきますね。
そして白髪にはもう少し遺伝的要素が強いと、患者さんの髪を拝見していても分かります。白髪が早い家系や、またくせ毛、天然パーマなどは遺伝的にあるものと言えます。よく白髪は親と同じ部位から生えてくるのか?と聞かれますが、そんなことはなく白髪が最初に生えやすい部位は誰しも似ているため、特にフロント部分は白髪の密度が高くなりやすいので、親と同じところから出てきたと思えるのかもしれません。」
『育毛剤』と『発毛剤』、その2つの違いはなんですか?
「市販でも購入ができる『育毛剤』には、生えている毛を健やかに保つ特徴があります。医薬部外品のため有効成分の量は少なく、効果は半年以上使い続けることによってゆっくりと表れます。また自分に合っているものを選べているかの判断が必要になりますので、ムズムズする、突っ張る、染みるなど、何かしらのマイナスな違和感があるようでしたらすぐに使用を中止するようにしてください。
一方『発毛剤』は病院で処方されるものになり、毛の生えていない毛穴からも毛を生やすことに直接的に働きます。クリニックの治療で使用している高濃度の発毛剤を使っても、4~6か月以上毛が生えてくるまで時間がかかりますので、どちらも根気よく続けていただくことが大切ですね。」
おしゃれの1つとして欠かせない、カラーリングやパーマですが、頻繁に使い続けると髪や頭皮への負担が増えそうです。ダメージの特徴と、適切な使用頻度を教えてください。
元気な髪へ育てる、日々のケアと正しい情報―5月の不調「髪の悩み」
「カラーリングやパーマは、薬品や熱の力で髪の構造を変えるため、多かれ少なかれ髪の毛や頭皮にはダメージを与えています。髪へのダメージが大きい種類だと、脱色をし髪色を明るくする『ブリーチ』、熱処理と化学処理を行う『縮毛矯正』、髪内部の結合を切り離し変化させ再び薬品で固定する『パーマ』があります。その他だと、ヘアカラー、香草カラー、ヘアマニキュアのカラーの順に、髪への負担は少なくなっていきます。
月に1度のカラーリングをしているのであれば少しセーブをして、その時の髪の状態に合った適切なカラーリング剤を使用したりパーマを行うようにすれば、徐々に負担も少なくなり、髪の健康を損なうことはなくなっていきます。」

【整のメソッド】髪は“予防”が大切。気付いた時が始め時

白髪を増やさない『生活習慣の見直し方』

何事もそうですが、髪も気付いた時に早めに始める予防や、日常生活からの予防を心掛けることが大切だと浜中先生は話します。
元気な髪へ育てる、日々のケアと正しい情報―5月の不調「髪の悩み」
「生活習慣ですと、髪の成長に欠かせない『成長ホルモン』を質の良い睡眠から補うことが大切です。成長ホルモンが最も多く分泌されるのが夜の就寝時のため、6~7時間は睡眠を取っていただくのが理想です。6~7時間といっても、日付が変わる前の適切な時間で取った睡眠時間と、夜中の2~3時から取った睡眠時間とでは全然質が違ってきます。美しい髪を育てるためにも、日付が変わる前までには就寝するようにしてください。

そして髪の健康維持に不可欠なのが、運動と体重管理です。運動はウォーキングなどの有酸素運動を中心に行うことにより、末梢の細かい血管の働きを安定させ、頭皮を含め体の細かい血管の血流を良くする働きを促します。息が上がってしまうような激しい運動よりは、長く続けられる有酸素運動をおすすめします。
また体重は増えすぎるとホルモンのバランスを崩しやすくし、他の生活習慣病のリスクも上がります。逆に短期間で体重を急激に落としたり、栄養が正しく摂取されないと髪にはマイナスになりますので、過度なダイエットには注意が必要です。」

『グレイヘア』の選択

最近は雑誌などでもグレイヘアを素敵に披露する人が増えています。グレイヘアを選択する際に気を付けたいポイントなどはありますか?
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「最近よく相談を受けますが、グレイヘアは染めないでほおっておけば自然になれるわけではなく、きれいに保つためには3つのことが重要になってきます。まず1つ目はグレイヘアがきれいに見える髪質の良さ。2つ目は毛量があること。薄毛でグレイヘアだと、地肌が透けて見えたりと老けた印象になります。3つ目は清潔感です。人によってはグレイヘアが黄色っぽい色になってしまうこともありますので、思った以上にハードルが高く、誰でも思い通りの白くきれいなグレイヘアを目指せるわけではありません。
特に過渡期の白髪はなかなかほっておけないですよね。やはり女心としては染めたくなると思いますし、染めた方がきれいに若く見えます。ただ将来的にグレイヘアに移行することをお考えでしたら、今からきれいな髪を維持するための正しい生活習慣をきちんとしていただいた上で、ヘアケアをコンスタントにやっていくことが大事だと思います。」

薄毛を防ぐ、早めの『ストレスケア』

ストレスは時間差で髪に攻撃をし、抜け毛の原因を作ると浜中先生。なぜストレスは時間差で抜け毛となって表れるのでしょうか?
「ストレスがかかっている時はいろんなことに余裕がなくなっていますし、ストレスホルモンを出しながらでもその期間は頑張るので、抜け毛が増えたかどうかは分かりにくいものなのです。それがちょっと一段落した後にあれ?と考える余裕が出てくると、抜け毛を意識するようになりようやく気付くのかもしれません。
またストレスの性質や度合いによっても体に出始めるタイミングは人によって様々ですし、個人の体質や季節によっても違ってきます。原因不明の抜け毛で解決してしまうのではなく、自分にとってストレスになる要因が何だったのかを知る努力をすることが大事です。年齢を重ね様々な経験を積んでいく中で、私はこういうことがストレスになるのか、あの人と関わるとストレスを感じるなど、だんだんと自分のストレスになることが分かってくると思います。そのストレスの要因を自分で見極めて、それがある程度分かるなら避ける努力や、もしくはそれが立て続けにならないよう詰め込まない努力が必要です。」
元気な髪へ育てる、日々のケアと正しい情報―5月の不調「髪の悩み」
「ストレスを少しでも減らすためには、運動やウインドーショッピング、気の合う友人とお話ししたりとストレスをため込まないよう信頼のできる人に相談をしたり、自分なりの『ストレス対策』を探ってみるのがいいですね。」

【日のメソッド】正しいヘアケアを身に付けよう

毎日できる『頭皮マッサージ』

元気な髪へ育てる、日々のケアと正しい情報―5月の不調「髪の悩み」
「頭皮マッサージは必ず乾いた髪で行うようにしてください。濡れた髪の毛は弱く切れやすいため、引っ張ると頭皮を傷つけることにも繋がってしまいます。乾いた髪の状態で目の粗いブラシを使って軽くブラッシングした上で行うようにしてください。こすったり叩いたりはせずに、頭皮を骨からほぐしながら剥がしていくイメージでゆったりと行いましょう。」

改めて見直したい『正しいシャンプー』の選び方や手順

様々な製品の中から自分に合ったシャンプーを選ぶのはなかなか難しいことです。選ぶ基準になるポイントを教えてください。
「シャンプーを選ぶポイントは、自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶことです。評判の良いシャンプーだとしても人の毛質によっては万人受けするものはないので、使ってみて頭皮に不調を感じているなら、自分に合っていない証拠です。
見極め方としては、夜洗った後の洗い上がりの雰囲気や、翌朝、そして一番ベタつきが気になる夕方のこの3点で見て髪の毛のボリューム感と頭皮のベタつき、お直しのスタイリングのしやすさなど様々な角度からどのシャンプーが自分に一番合っているのかを選んでいただくのがよいと思います。
また年齢によって皮脂の分泌量や髪質も変わってくるので、どんなにその当時の自分に合っていたシャンプーでも合わなくなることもあるので、その辺は適宜選びながら乗り換えていくことが大切です。」
元気な髪へ育てる、日々のケアと正しい情報―5月の不調「髪の悩み」
【正しいシャンプーの仕方】
①ブラッシングをしてから髪を濡らす
地肌まで濡れるよう、お湯でしっかりとすすぐ。

②シャンプーを泡立てる
シャンプー剤を適量手に取り、手のひらである程度泡立てる。
直接地肌に付けてしまうと、頭皮や髪に強い刺激を与えてしまうためNG。

③頭皮をマッサージするように洗う
忘れがちな襟足から順に頭頂部、耳の周り、側頭部、生え際までしっかりと
指の腹で頭皮を滑らせるようにして洗っていく。

④シャワーですすぐ
頭を下に向け、髪の毛の流れに逆らうようにシャワーを当てる。
シャンプー剤が残らないよう、ぬめりがなくなるまでしっかりとすすぐ。

⑤ためすすぎをする
すすぎの仕上げに、手のひらや桶にお湯をため、ためすすぎのもうひと手間。

⑥トリートメントし、洗い流す
トリートメントを付け、商品ごとの放置時間に従う。
最後はシャンプー同様に、ぬめりがなくなるまでしっかりと洗い流す。

いつまでも、清潔感のある美しい髪を

元気な髪へ育てる、日々のケアと正しい情報―5月の不調「髪の悩み」
“年相応でちょっと若々しく”というのは、きれいでいたい多くの女性の理想です。そのためにも微調整で済む早めからヘアケアや治療を行い、元気な髪へ育てていくことが大切だと浜中先生は話します。

汗や皮脂量が増えるこれからの季節。きちんとこまめにケアをして、髪や頭皮トラブルを防ぐよう心掛けるようにしていきましょう。

プロフィール

浜中聡子

医学博士、Dクリニック ウィメンズ。米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医、米国先端医療学会専門医など、多数の資格を獲得。心と身体の両面からのケアで「ウェルエイジング」を提唱し、臨床現場に立っている。著書に『女性のための“頭髪外来”~髪・からだ・こころに効くトータルセラピー』(扶桑社)、『もう悩まない!元気な髪復活計画 女子のための発育レッスン』(タツミムック)など多数。
女性の薄毛治療・更年期外来はDクリニック東京 ウィメンズ(旧ウィメンズヘルスクリニック東京)
公式HP

illustrator/小池ふみ

Fumi Koike (@fumi_koike)
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