毎日入浴しているのに、乾燥が気になる…？
毎日湯船に浸かっているのに、肌が乾燥している･･･。そんなお悩みをお持ちなら、改めてお風呂の入り方を見直してみませんか？入浴中はもちろん、お風呂に入るタイミングやボディケアまで、いくつかのポイントをご紹介しましょう。
熱過ぎはNG。最適なお湯の温度は？
寒い時は熱いお湯で一気に温まりたくなりますが、実はこれが乾燥の原因に。肌の保湿成分が流れ出てしまい、お風呂上りに一気に乾燥が進んでしまいます。
理想の温度は38℃～40℃くらい。それ以上は熱過ぎるので、温度設定に注意しましょう。
保湿効果を高めるなら"入浴剤"を
入浴剤がお風呂の楽しみという方も多いはず。乾燥が気になる時は、保湿に重点を置いた入浴剤選びがオススメです。
保湿効果が高いのは、セラミド・ヒアルロン酸・スクワランなどが配合されている入浴剤。ぬるめのお湯にじっくり浸かった後は、シャワーで洗い流さずに出るといいですよ。
また、ハーブの中では"カモミール"が保湿に効果的と言われています。和名では"カミツレ"とも呼ばれており、オーガニック系や薬用の入浴剤によく使用されています。
肌をこすらず優しく。おすすめの"体の洗い方"
体を洗う時は、どんな物を使って、どんな風に洗うのかが大切なポイント。乾燥が気になる季節は、洗い方も変えてみる必要があります。
最も避けたいのは、硬めのスポンジやタオルなどでゴシゴシこすること。必要な皮脂まで落ちて、肌の潤いがどんどん失われてしまうので注意が必要です。
乾燥肌や敏感肌でお悩みの方は、やわらかい肌触りのタオルを探してみましょう。例えばこちらは、とうもろこしの繊維と綿で作られているボディタオル。きめ細かい編み上がりで、肌を優しく洗えます。
こすり洗いが苦手な場合は、手の平で洗う方法もおすすめ。たっぷりの泡で撫でるように洗うと、汚れだけを落とせますよ。
石けんやボディーソープも刺激の少ない物を選びましょう。特に石けんは、天然成分で作られた物がいろいろあります。好きな植物や香りなどで選ぶと、バスタイムが楽しみになりますね。
時にはお湯だけで洗うのもアリ
寒い時期は汗や皮脂の量が少ないため、お湯だけでも体の汚れは十分洗い流せます。時には、石けんを使わない日を作るという方法もアリです。
石けんなしという洗い方にちょっと抵抗がある場合は、お湯だけで洗えるアイテムを使うとよいでしょう。おすすめは"和紡布(わぼうふ)"。水分をたっぷり吸って、やわらかな凹凸で汚れを落としてくれます。
タオルで拭く時は押さえるように
お風呂上りの濡れた肌は、無防備で敏感な状態。タオルで拭く時も、肌を押さえるように優しく拭きましょう。
何度も肌をこすらずに済むよう、吸水性が高く厚みのあるタオルを使うと安心です。何枚か用意しておくと、毎日快適に使えますね。
保湿ケアは時間との勝負
お風呂に入った後は、肌がしっかり潤っている気がしますよね。でも実は、肌の乾燥はお風呂上りからどんどん進んでいるんです。そのため、保湿ケアは入浴後すぐに行うのが大切です。
冬のスペシャルケアとして、保湿力たっぷりのアイテムを使うのもおすすめ。例えば"シアバター"は体温でやわらかく溶けるので、お風呂上りにぴったりの美容アイテムです。
美肌のために"睡眠"もしっかりと
お風呂上りの保湿ケアを済ませたら、後はしっかりと寝るだけ。夜更かししているとせっかく温まった体が冷え切ってしまうので、ベッドに入る時間にも気を配りましょう。
温まった体は1～2時間後に体温が下がり始め、それと同時に眠気を感じやすくなるのだそう。そのため、お風呂に入るベストタイミングは、就寝時刻の1～2時間前と言われています。体が冷えて寝つけないことが多い人は、時間を逆算してお風呂に入りましょう。
乾燥に負けないしっとり肌を目指そう
お風呂の入り方を少し見直すだけで、乾燥した肌は潤いを取り戻すはず。カサカサやかゆみにお悩みの方は、ぜひ実践してみて下さいね。
冷え切った体をしっかり温めてくれる、熱々のお風呂。でも、実は入浴の仕方によっては、かえって肌の乾燥が進んでしまうこともあるんです。