まず土台となるチョコ味のスポンジケーキを焼きます。本場の「ザッハトルテ」では、バターとチョコレートを混ぜ合わせたものに、卵、薄力粉を合わせて、焼き上げます。チョコレートを入れると油脂の割合が多くなり、どっしりとした食感に。

チョコレートを入れた生地は気泡が消えやすく、ふくらみが出にくくなることもあるため、おうちでつくる「ザッハトルテ」では、薄力粉にココアパウダーを混ぜてつくるレシピでも大丈夫。どちらもそれぞれ違った美味しさを楽しめます。

焼き上げたチョコレートスポンジケーキの粗熱が取れたら、高さを半分にカット。間にたっぷりとアプリコットジャムを塗ります。

「デメルのザッハトルテ」タイプにしたいときは、スポンジケーキはカットせず、アプリコットジャムを表面に塗るだけでもOK。

アプリコットジャムを塗り終えたらチョコスポンジケーキの表面をチョコレートでコーティング。本場では、砂糖とチョコレートを混ぜ合わせ、結晶化させたザッハグラズールをかけます。

でも、ザッハグラズールをつくるのはプロでも至難の業。おうちの「ザッハトルテ」では、生クリームとチョコレートを混ぜ合わせたものをかけていくだけでも十分に美味しく仕上がります。

気泡が入らないよう、ゆっくりと温めたチョコレートを一気に流しかけ、パレットナイフなどで表面を整えれば完成です。

アプリコットジャムを入れずにつくる、シンプルなザッハトルテです。メレンゲを作ってから合わせるレシピなので、泡立てやすく、泡立ての目安も分かりやすくなっています。

生クリームと板チョコを溶かしたものを全体に均一にかけるのがきれいにつくるポイント。冷蔵庫でしっかり冷やすと、パリッときれいに固まりますよ。

12cmの丸型でつくるザッハトルテです。

大きめの型と小さめの型で迷ったら、初心者さんは小さい方を選ぶのがおすすめ。仕上げのチョコレートコーティングの面積は小さい方が簡単です。

メレンゲ不要の共立てタイプのザッハトルテレシピです。全卵を泡立ててつくるので、きめ細かいしっとりとした生地に焼きあがります。

土台のスポンジケーキが焼きあがったら、乾燥しないように大きめの袋に空気を入れて口を縛り、一晩おくと、よりしっとりとして、落ち着きのある仕上がりに。

バターの代わりにサラダ油を使ってつくるザッハトルテレシピです。

サラダ油を使うと、冷やしても固くならず、ふっくらとした食感が楽しめるスポンジに仕上がります。

アルミ箔のマドレーヌ型で作るプチザッハトルテ。ホットケーキミックスをベースに、材料をどんどん混ぜていくだけで作れる簡単レシピです。

小さくつくると焼き時間も短く、あっという間に出来上がります。金粉でおめかしすれば、プレゼントにもぴったり。金色のアクセントがつくだけで見た目が引き締まります。

18cmのスクエア型に大きくつくった生地をクッキー用の抜き型で抜いて、ひとり分ずつに仕上げるレシピ。

スクエア型で焼き上げた生地は先に、半分の薄さにスライスしましょう。ハートに抜いてからスライスすることもできますが、手間が余計にかかります。

生地に混ぜ込むチョコレートの割合が多いザッハトルテレシピです。コーティング用のチョコレートもテンパリングの必要がないものを用意。たっぷりのチョコレートで厚めのコーティングになりますよ。

しっとりとした舌触りの重めの生地で、濃厚なチョコレートの美味しさを感じられます。

90mlの小さい紙コップを型代わりにしてつくるザッハトルテレシピです。紙コップごとオーブンに入れて、焼き上がったら、ハサミで紙コップをカットしてケーキを取り出します。

生地をスライスせず、トップにジャムを塗ってコーティング。小さい型のときはこのやり方がラクチンですね。

ざっくりと砕いたくるみを全体に混ぜ込んだザッハトルテです。パウンドケーキ型で作って、スライスすると食べやすいですね。

余ってしまったコーティングチョコは10日ほど、冷蔵庫で保存も可能です。おやつのホットケーキなどにかけても美味しく食べられます。

ブランデーを生地にたっぷり染み込ませて作るザッハトルテ。

スポンジケーキが焼きあがったら熱いうちにブランデーを表面に塗ることで、味がよく馴染み、しっとりとした食感に仕上がります。大人のためのザッハトルテになりますね。

「ザッハトルテ」とひと口に言っても、材料の違いで生地のしっとり感や口当たりが変わります。

いろいろな組み合わせのレシピに挑戦して、ぜひ、お気に入りのレシピを見つけてみてくださいね！