注目の「サマーシュトーレン」をおうちで！冷やして楽しむ夏のパン

本来、アドベントというキリスト教の行事期間（4週間）に、クリスマスを待ちながら、少しずつ切って食べていくシュトーレン。熟成され旨みやアミノ酸が増え、日を追うごとに味わいに深みが生まれます。その変化を毎日楽しみながら食べるのが醍醐味ですが、冬とは違い、今の季節は暑い夏。熟成するどころかすぐに傷んでしまうため、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。

温度が高いため、常温保存するのが心配な夏。それでもサマーシュトーレンを毎日少しずつ食べたい！という方には、冷凍保存することをおすすめします。冷蔵庫などで解凍して冷たいまま食べましょう。最初から切って小分けにし、ラップに包んでおけば手軽に食べられて◎。

爽やかなオレンジのドライフルーツ、オレンジピールやレモンピールなど柑橘類を選ぶのもいいですよ。甘酸っぱい香りが口の中に広がり夏にぴったりの風味に。味のアクセントになっておすすめです。サマーシュトーレンのドライフルーツは、冬とは違い1カ月ほど漬け込まなくても2.3日でOK。皮ごと食べるものは、農薬が使われていない安全なものにしましょう。

シュトーレンを作るときには、混ぜやすい深めのボウルがあると便利。最初の強力粉または準強力粉、ドライイーストなどを混ぜて中種を作り始めるときは、泡立て器や手を使って混ぜていきます。ボウルが大きくて深いと、中身が飛び散りにくく作業もしやすくておすすめ。粉を混ぜるときだけでなくクリームを泡立てる時にも◎。

シュトーレンを切り分けるときに使いやすいのがカッティングボード。お皿に盛り付け直さなくてもそのまま食べられることが出来、見た目もおしゃれです。サンドイッチなど朝食用パンをカットして乗せて置いたり、シュトーレンやパウンドケーキをカッティングしてそのまま食べたりと用途はさまざま。お気に入りのカッティングボードをぜひ、見つけてみてくださいね。

いよいよサマーシュトーレンのレシピのご紹介！夏にぴったりな軽めの仕上り♪ドライフルーツには、マンゴー、ピーチ、アプリコット、オレンジピールなど軽めで爽やかな果物が使われています。使用するリキュールはキルシュ。アプリコットは6～7月が旬のフルーツですね。ナッツは油分が少なめのアーモンドが使われています。フルーツ漬けも1晩と全体的にさっぱりとしたレシピ。ぜひ、参考にしてみてください♪

発酵をせずに作るりんご入りシュトーレン。お酒はラム酒ではなく赤ワインを使用しています。小麦粉だけで作れば、シュトーレン風にも作れる手軽なレシピ。ドライフルーツもレーズンのみなので、まずは簡単に作ってみたいひとにおすすめです。

ホットケーキミックスで作るとても簡単なシュトーレン。クリスマス用ですが、ドライフルーツを夏らしいものに変えるなどアレンジすれば、手軽にサマーシュトーレンに変身しますよ。黒糖が使われており、深みのある素朴な甘さも楽しめますね。強力粉を使って発酵させるなどの工程は、ハードル高い…というひとに、伝えたいレシピです。