発祥の地は、南フランス/コート・ダジュール地方。

出典:www.flickr.com(@Idibal)
『ニース風サラダ』(Salade niçoise)
葉もの野菜を敷き詰め、トマトやゆで卵、オリーブにツナ、アンチョビ、バジルを彩りよく
散らしたら、ドレッシングを振って…♪
南フランスの明るい風光をイメージさせる『ニース風サラダ』。
彩りの美しさはもとより、炭水化物からアミノ酸、ビタミンをバランスよく摂取できる点も◎。
世界中に多くのバリエーションがあり、ご当地では“真正”レシピの保存運動まで起きたそう。
基本の食材から現代のアレンジレシピまで、順を追ってご紹介しましょう。
散らしたら、ドレッシングを振って…♪
南フランスの明るい風光をイメージさせる『ニース風サラダ』。
彩りの美しさはもとより、炭水化物からアミノ酸、ビタミンをバランスよく摂取できる点も◎。
世界中に多くのバリエーションがあり、ご当地では“真正”レシピの保存運動まで起きたそう。
基本の食材から現代のアレンジレシピまで、順を追ってご紹介しましょう。
『ニース風サラダ』の基本は〈生野菜〉+ 常備食

出典:www.flickr.com(@Smabs Sputzer (1956-2017))
私たちがカフェやビストロで頂く『ニース風サラダ』といえば、茹で卵の白と黄、茹でたジャガイモとインゲンのクリーム色と緑、生トマトの赤と、彩りの美しさが印象的ですが…。
ご当地の“こだわり”とは
元ニース市長、Jean Medecin(ジャン・メデゥサン)氏は自ら著した料理本「La Cuisine du Comte
de Nice」の中で『ニース風サラダ』の“掟”を断言しています。
de Nice」の中で『ニース風サラダ』の“掟”を断言しています。
「いいかい! ゆで卵以外、全部生野菜だけだ!
(中略)
絶対やっちゃいかん事がある、それはあの茹でたジャガイモや
茹でたインゲン豆を入れる事だ!!これはあかん!”と(笑)
ご当地では、茹で卵はあっても、“茹で野菜は入らない”のだそう。
生野菜=○
地の生野菜を使うこと。
茹で野菜=✕
茹でじゃがいも&茹でインゲンもご当地では“邪道”なのだそう。
ご当地で召し上がったお二方の感想は。
コートダジュール専門のツアー会社の方は。
パリのレストランで出されるニース風サラダには、茹でたインゲンやお米やじゃがいも
などが入っていたりしますが、ニースっ子にとってそれは邪道なのです。
パリ在住の料理研究家Mayu's Kitchenさんは。
本来のニース風サラダは、加熱した野菜を加えないんです!!
定番の茹でたジャガイモやお米、インゲン豆は入れると邪道。
それに生マグロだって入れない、がが〜ん!!
だって、ツナ缶じゃなくて本当のマグロが入っているのが、正直美味しいし、
これが”元祖”だと思ってました。。。
〈伝統の7食材〉とは
日本でも手に入るものばかりです
1.トマト⇒ 1年じゅう手に入りますが、露地栽培が最もおいしいのは春~初夏、晩夏あたり。
2.オリーブ(黒)⇒ 前出の伝統保存グループは「小粒のニース産黒オリーブ」と限定していましたが、
私たちはそれほどこだわる必要はありませんよね。
3.玉ねぎ⇒ 常温保存可能な野菜の代表格。ご当地ではピッツァやスープ、パイに大活躍だそうですよ。
4.バジル⇒ ベランダ菜園でも育てやすい、春-夏のハーブの代表格。
5.アンチョビ(缶詰)⇒ 南欧料理をよく作るお宅なら、1つや2つは常備されているはず。
6.ツナ(缶詰)⇒ こちらもおなじみすぎる常備食です。
7.ゆで卵⇒ “固ゆで”にするのがポイント。
2.オリーブ(黒)⇒ 前出の伝統保存グループは「小粒のニース産黒オリーブ」と限定していましたが、
私たちはそれほどこだわる必要はありませんよね。
3.玉ねぎ⇒ 常温保存可能な野菜の代表格。ご当地ではピッツァやスープ、パイに大活躍だそうですよ。
4.バジル⇒ ベランダ菜園でも育てやすい、春-夏のハーブの代表格。
5.アンチョビ(缶詰)⇒ 南欧料理をよく作るお宅なら、1つや2つは常備されているはず。
6.ツナ(缶詰)⇒ こちらもおなじみすぎる常備食です。
7.ゆで卵⇒ “固ゆで”にするのがポイント。
南フランス・リビエラの伝統保存グループが“正統な”『ニース風サラダ』の材料として認めたのは
次の7種類。“ニース産”にこだわらなければ日本でも手に入るものばかり。※わけぎは玉ねぎでOK!
次の7種類。“ニース産”にこだわらなければ日本でも手に入るものばかり。※わけぎは玉ねぎでOK!
トマト、固ゆで卵、アンチョビの塩漬け、ツナ、スプリング・オニオン(わけぎ)、
小粒のニース産黒オリーブとバジルだけ。
ただ旬の季節であれば、若くて柔らかいソラマメや、若い生のアーティチョーク
などを加えても良い。
本場のこだわりとは?お時間があればご参考に。
AFPBB News
Mayu's Kitchen & Co.
本来は市民からうまれた“簡単サラダ”

出典:www.flickr.com(@Miguel Mendez)
フランスを代表する“高級リゾート地”ニースですが・・・
↓↓
元来、ニース周辺の料理は貧しい人々のためのシンプルなものだった。
最初のニース風サラダの材料は、トマトとアンチョビ、オリーブオイルだけだったという。
地元の人々がありあわせの材料を使って作る、実に日常的な料理なのです。
ご当地のカフェ/レストランでは
お皿に載せられた食材は前出の7種。発祥地の地だけに、基本に忠実です*

出典:www.flickr.com(@Yuko Honda)
ニース目前まで来たからSalade niçoise食べたよー。
クレソン、葉っぱ数種類、セロリ、ゆで卵、トマト、ツナ、アンチョビ、オリーブ
〈伝統食材〉をお手本に自由においしく食べよう♪
“ニース風”な味わいを演出するコツは
強いて言えば、ニソワーズサラダのポイントは、青物葉野菜があること、ゆで卵、
美味しいオリーブ&オリーブオイル、ツナ(またはアンチョビ)、ニンニク,トマト etc
要は南仏特産!みたいな材料は必須です。
動画をご参考に
彩りを考えながら、お皿に載せていくだけ。空き瓶で作るドレッシングもご参考に。
高級フレンチレストランで供されるというよりは、フレンチのビストロで
提供されているケースがほとんどです。
現地では、レタスの芯、トマト、ハツカ大根、セベット(玉ねぎ)、
紫アーティーチョーク、バジル、ツナ、卵、ブラックオリーブ、アンチョビ、
エクストラバージンオイルという取り合わせらしいのですが、日本においては、
日本で手に入る材料で作ることに致しましょうか。
アレンジいろいろ*バリエーションはお好み次第
【ソテーしたマグロ】と
【ジャガイモはマスト】派に
【ツナ】以外の魚介を使って・・・
缶詰のツナはイマイチ好きじゃないという方、または、ツナはきらしているけれどこれならある、
という時に。代わりだなんて言わせない美味しさが発見できますよ☆
という時に。代わりだなんて言わせない美味しさが発見できますよ☆
【ソテーしたサーモン】と
【鯖缶】と
スライスしたにんじんを水にさらすと自然にカールするので、見た目も楽しくなります。
水煮の鯖缶を使用するときは、水気をよく切って、軽くほぐしてオリーブオイルで
別で和えておくと水っぽくならずにおいしくいただけます。
【ソテーしたかつお】と
ツナではなく かつおで作ってみました~
プリーツレタスをしいた器に茹でたジャガイモ ブロッコリー トマトに黒オリーブ
カツオはサクを買ってきて しっかり塩・コショウ↓あと
オリーブオイルで全体を焼きます
【茹でだこ】と
お肉と組み合わせて
【ハーブチキン】
季節の野菜たっぷりに
【菜の花】と
【スナップエンドウや新玉ねぎ】と
茹でる際のポイントは。
「均一な状態のゆで卵を作るポイントは水からでなく沸騰してから茹ではじめます。
初めにじゃがいもを水から茹で、スナップエンドウ、卵の順に茹でると
効率よく無駄なく調理できます」
鞘の開き方は。
【蕪(かぶ)】と
相性のいいにんにく、アンチョビ、オリーブを使って蕪のニース風サラダを作りました。
【ライス】と
ご飯は少し固めのほうが美味しくできます、野菜の大きさは揃えると
口当たりがよくなります
おもてなしのひと品にも
白い角皿に盛りつけて
アンチョビの脂質と塩分が結構きついので、身体のためには抜くか減らすかした方が
いいです。その代りに、伝統から外れますが、いんげんやそら豆などを入れて食物繊維を
補強した方が健康的になると同時に、食感にバリエーションが出て食べやすくなります。
グラスサラダに
パンとも好相性☆
パン・バーニャ( PAN BAGNAT )
ニース風サラダをパンに挟んだニース風サンドイッチを、地元では「パン・バニャ」
というが、これはニースの方言で「浸したパン」という意味だ。
かつてはパンを焼くのは3週間に1度だけった。
だから汁気のあるサラダは、堅くなったパンを柔らかく食べるためには、
うってつけだったというわけだ。
その1.ツナと新ジャガのパンバーニャ
味付けはオリーブオイルと塩のみで、特にソースなどは加えません。
写真のサンドイッチはこのあとギュッと挟んで押さえられ、トマト汁が
ジワ~っとパンに染みこむ。これが良いの~
その2.具材をパンでギュッと…
【こんがりトースト】と
【イングリッシュマフィン】と
マスターしたい☆『ニース風サラダ』
ビストロやカフェで見慣れていた『ニース風サラダ』、いざ作るとなると二の足を踏んでいた方!その必要はありません♪いまいち馴染みのない具材や保存食は一つもありませんし、むしろ、冷蔵庫の現役食材やパントリーの保存食で今すぐにでも調理に取り掛かれそうなひと皿なのです。オシャレな盛り付け方に工夫さえすれば、もう、こわいものなし。ぜひマスターされ、美味と栄養をわがものにしてくださいね☆
神泉 / ビストロ
- 住所
- 渋谷区宇田川町33-8 塚田ビル 2F
- 営業時間
- 9:00〜11:00 (モーニング) 予約不可
11:30〜14:30 (ランチ) 予約可
14:30〜17:00 (カフェ)予約不可
18:00~22:00 (ディナー) *21:00ラスト予約可
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥10,000~¥14,999 /¥1,000~¥1,999
実は日本で食べるのが一番美味しいかもしれない。。。
ニースの浜辺。