カフェのメニューは難しい?

カフェ店員が実際に受けるお客様からの質問で代表的なものを解説していきますので、ご自分の鉄板オーダーを一緒に探していきましょう。
Lesson1:深煎り、浅煎りって?
コーヒー豆はこのコーヒーチェリーの種の部分のこと。
Lesson2:カフェラテ、カフェオレの違いは?

エスプレッソはこのような専用のマシーンを使って抽出します。
それぞれ、フランス語でcafé au lait(コーヒー と ミルク)、イタリア語でcaffè e latte(コーヒー と ミルク)です。違いは、コーヒーにあります。カフェオレは一般的なドリップ抽出のコーヒーを用い、カフェラテはエスプレッソ抽出したコーヒーを用いて作られます。
Lesson3:コーヒーの産地別味の違い

コーヒーを麻袋に入れるのは世界中から集められるときに通気性の良さと素材の丈夫さが重要だからです。
#1 コロンビア
コロンビアは一日の寒暖差が激しく、雨季と乾季があることや、土壌成分からコーヒー栽培に適している地域です。酸味は強めですが全体のバランスが良く、朝の一杯に合います。
#2 ブラジル
リオのカーニバルで有名なブラジルですが、実はコーヒーの世界シェアは30パーセント近く占めています。酸味と苦味のバランスが良く、香りも高いです。
#3 グアテマラ
グアテマラではシェードツリーという栽培方法が主流。香りは甘く、奥深い味わいです。
#4 エチオピア
エチオピアはコーヒーの木の原産地と言われています。この地域のコーヒーはモカと呼ばれ、フルーティーな香りが特徴です。
#5 タンザニア
アフリカ東部に位置するタンザニアで作られる特定のコーヒーだけをキリマンジャロと呼びます。あまりなじみのない国ですが、キリマンジャロというのは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。酸味は強めで、フルーツのような甘い香りが魅力です。
参考リンク
Lesson4:カフェインについて

エスプレッソはこのような小さいカップでお出ししています。
Lesson5:代表的な紅茶5選

お家でお気に入りのティーカップで飲む紅茶は最高ですよね。
#1 ダージリン
ダージリンはインドのダージリン地方で採れる紅茶です。香りがとても高く、世界三大紅茶にも選ばれています。時期によって変わる味わいを楽しんでみてはいかがでしょう。
#2 アッサム
アッサムの産地はインドの北東です。味わい深く、ミルクティーに最も適しています。
#3 セイロン
スリランカのセイロンティーは、あのリプトンの創始者によって世界に認められていきました。スリランカ産の紅茶全般を指し、厳密には登録商標です。香りは強く、色も濃い目です。
#4 アールグレイ
アールグレイの茶葉は実は明確には定められていません。アールグレイが実はフレーバーティーだとご存知でしたか。セイロンにベルガモットの香りを付けたものです。
#5 その他フレーバーティー
カフェでは期間限定でフレーバーティーを提供していることもあります。カモミール(カモミールの花)、ジャスミン(緑茶にジャスミンの花の香りを付けたもの)などがあります。
Lesson6:お好み別おすすめドリンク
お店一押しのドリンクを飲みたい人は……
お店の顔ともいえるブレンドコーヒーがおすすめです。お店によって配合が異なり、最も個性が出るドリンクであり、最も時間をかけて作られたドリンクといっても過言ではありません。
酸味の効いたコーヒーが好きな人は……
浅煎りのコーヒーは全般的に酸味が強く出るのでおすすめですが、中でもコナコーヒーはいかがでしょうか。ハワイ産のコーヒーで酸味が特徴です。
コーヒーの苦みが好きな人は……
深煎りのキリマンジャロはいかがでしょう。酸味が特徴的なのですが、深煎りにするとまた違った顔が見えます。
カフェは好きだけどコーヒーはちょっと苦手、という人は……
刺激の少ない落ち着くドリンクもいいですよね。紅茶やココア、抹茶ラテ、メロンソーダ、ホットミルクがおすすめです。メニュー表から見つけられないときは、ぜひ気軽に「コーヒー以外もありますか」と店員さんに聞いてみてください。紅茶を何種類か用意しているようなお店ではそれぞれの特徴を教えてくれるかも。
いつものドリンクの風味を少し変えてみたい人は……
シナモンや蜂蜜を入れてみるのはいかがでしょう。レジ近くにミルクなどをセルフで入れるバーカウンターを設置しているお店もあります。自分の好きな量に調整できるのが嬉しいですよね。
最後に

カタカナやアルファベットで書かれるたくさんのメニューは少し構えてしまいますよね。