夏野菜をたっぷり食べよう
トマト
美味しいトマトの選び方
■色が濃い
■皮がぱちっと弾けるように張りがある
■手に乗せるとずっしり重みがある
■香りがいいもの
良いものを選ぶと、美味しいのは勿論、すぐに傷んでしまうと言うケースが少なくなります。
調理のポイント
■柔らかくて水分たっぷりのトマトを切るときは切れ味のいい包丁を使いましょう。余分な汁が出ず、断面も綺麗に仕上がります。
■味をしみ込ませたい料理のときは、表面積が多くなるので豪快に手でちぎるのがオススメ。
レシピによって使い分けてみてくださいね。
美味しく食べきるレシピ
●トマトサラダ
千切りの生姜とかつお節を合わせたちょっぴり和風なトマトサラダです。調味料とトマトを和えるだけなので思い立ったらすぐに作れる上、翌日まで美味しく食べられます。
●トマトのカルパッチョ
ツナと紫タマネギを使ったカルパッチョ風のサラダ。バジリコを効かせてつくれば、食欲のない季節でも美味しくいただけるご馳走になりますよ。
●冷製トマトそうめん
皮をむいたトマトでつるりと食べやすい、ぶっかけそうめん。食欲のなくなる真夏のランチや夕食にいかがですか？
●焼きトマト
オーブンで焼くだけの楽ちんレシピ♪とっても簡単なのにすごく美味しく、病みつきになること間違いなし。アツアツで召し上がれ。お酒のおつまみにもおすすめです。
●トマト煮込み
材料を入れたら後はお鍋にお任せでコトコト煮込むだけの簡単レシピ。一度冷ますことで、より柔らかく味も馴染んで美味しくなります。
●ミニトマトのマリネ
作り置きやお弁当にもぴったりなミニトマトを使ったマリネ。作ってすぐに食べてもいいですが、日が経つほど味が馴染んで美味しくなります。冷蔵庫で1週間日持ちするので色々な料理の付け合わせにも大活躍♪
●トマトソース
大量のトマトが手に入ったときに、ぜひ作ってほしいのがソース。水も調味料も加えずに作るので、様々なお料理に使えます。保存期間は条件によって異なりますが、冷蔵保存なら3日ぐらい、小分けにして冷凍保存した場合は1カ月ぐらいを目安にしてみて。
ナス
美味しいなすの選び方
■へたの切り口が新しく、ガクの部分に付いているトゲが鋭く尖っているものほど新鮮
■表面が滑らかでキズがなくツヤ・ハリがある
■持ったときに、しっかり重みのあるもの
調理前のポイント
■アクが強くエグミがあるため、切ったら5～6分水に漬けてアクを取る。
■美しい紫紺色に仕上げたいときは、焼きみょうばん入りの塩水に浸しておく。
美味しい食べ方
●塩もみ
塩をふって、すぐにぎゅっぎゅっと手で強くもみ込むだけで即席の浅漬けができちゃいます。おうちにある薬味を合わせてどうぞ。何もなければかつお節を散らすだけでも美味しいですよ。
●ポン酢ステーキ
暑い夏にもさっぱりいただけるメニュー。中はとろとろ、表面はカリッと香ばしく、お箸が止まらない美味しさです♪
●オイスター炒め
甘辛ソースがナスによく馴染んでお箸が進む一品。サヤインゲンを加えて彩も綺麗です。
●ナスの田楽
甘じょっぱいお味噌は、おかずにも、お酒のお供にもぴったり♪ 2～3分で揚がるので手軽に作れますよ。
●ナスと長芋のたたき丼
レンジでつくる蒸しナスと長芋を細かく刻んでゴハンの上へ。さっぱりと食べられるうえ、長芋でパワーをつけられるメニューです。
●ナスの豚バラ巻き
輪切りにしたナスを豚バラでまくと、お花のように華やかな一品に。豚の旨みを吸ったナスがたまりませんよ。
●柴漬け
お手頃価格で売っているときに買って、保存できるものを作っておきましょう。お手製の柴漬けは、市販のものとは一味違います。
キュウリ
美味しいキュウリの選び方
■重みがあって全体にハリがあるもの
■できるだけ太さが均一
■両端が固く、表面の緑色が濃いもの
■イボがある品種なら、ゴツゴツと尖っているものが◎
調理前のポイント
乾燥や低温に弱いので、新鮮なうちにひと手間加えておくのが正解です。
■塩でもむ＝新鮮なうちに塩で揉んだり、薄切りにしてから塩を塗してビニール袋や密封容器へ。
■干す＝5ミリ幅くらいに切ってざるなどに敷き、太陽の下で表面がしんなりするくらいの半干しに。独特の歯応えが出て、炒めても和えても揚げても美味しく仕上がります。
美味しい食べ方
●くるくるキュウリの浅漬け
暑い日に、ひんやり冷やしたキュウリを頬張るのって美味しいですよね。食べやすいように切り込みを入れてクシに差すと、お子さんも食べやすいですよ。
●タイ風サラダ
いつもとはひと味違った、エスニック風きゅうりのサラダ。ビールとの相性も抜群♪5分でできるのでサッと作って、パッと食べられるのも高ポイントです。
陽射しが強いモロッコやトルコの影響を受けたスペイン南部の郷土料理です。本場はサワークリームを使いますが、手軽に手に入るヨーグルトでアレンジしています。
夏に食べたいピリ辛炒め。たたききゅうりに味が沁みこんでビールが欲しくなります。きゅうりは食感を残すため、手早く炒めるのがコツです。
●ペペロンきゅうり
ベーコンで巻いて、ペペロンチーノのようにニンニクと鷹の爪で味付けをするメニュー。意外な組合せで、人を招いたときの一品としても活躍してくれそう。
●キュウリの直煮
カツオ節を直接鍋に入れて作る直煮。温かいうちに食べるのはもちろん美味しいのですが、冷えても美味しい……というのを超えて、冷やして食べると別の美味しさを楽しめます。冷蔵で3日ほど日持ちしますよ。
●キュウリのお味噌汁
きゅうりに火を通してから、味を沁みこませるために冷蔵庫で半日ほど置いておくので少し時間がかかりますが、さっぱりと食べられるのでぜひ1度試してみてください。
●夏野菜のミネストローネ
ふつうのミネストローネよりもさっぱりしていて、食欲のないときでも美味しく食べられそう。キュウリの青臭さが出ないように、皮をむくのがポイントです。
いかがでしたか？
多くの野菜が1年中出回っていますが、元々野菜にはそれぞれ旬の時季がありますよね。夏なら「トマト」「ナス」「キュウリ」が旬野菜の代表格。今回は、夏に栄養がたっぷりになるこれらのお野菜の美味しい食べ方と毎日食べても飽きないレシピをご紹介します。