柑橘も、レモンやライム、すだち、シークワーサーなど種類を替えることで変幻自在のおいしさに。この夏、アイデア満載の調味料ワールドを楽しんでみませんか？

まずは、瓶の煮沸消毒をしっかりと。そして、ハーブオイルなどは冷蔵すると固まってしまいますので常温保存になりますが、オイルから具材が頭を出しているとカビが生えやすいので要注意。早めに使い切りましょう。また、塩レモンなども熟成後は、冷蔵庫へ。柚子胡椒は冷凍保存もおすすめです。

ハーブソルトは、タイムやオレガノ、バジル、ローズマリーなどのハーブと、塩を合わせた調味料。料理にふりかけるだけで、驚くほど味わい深くなります。お好みで、ガーリック、オニオンなどを加えたり。サラダ、ソテー、パスタ…どんな料理にも使えます。

フレッシュハーブを使う場合は、天日干しである程度水分を抜いたり、電子レンジの解凍モードなどで乾燥させるのもいいようです。できれば、塩もフライパンなどで乾燥させましょう。ハーブと塩は、1:1くらいが基本。もし、乾燥の手順が面倒なら、乾燥ハーブを使うのもOK。

【ポップコーン ハーブソルト味】
ポップコーンをハーブソルトで味付けすると、スナックというよりも、大人のお酒のおつまみに。ハーブソルトのおいしさをシンプルに味わうには、おすすめのメニュー。なかなか止められないおいしさです。

ハーブオイルは、ローズマリーやタイム、ディル、タラゴン、バジル、フェンネルなどのハーブを、2週間ほどオリーブオイルに漬け込んだもの。サラダやマリネ、炒め物などをはじめ、肉や魚をハーブオイルで漬け込んでから焼くのも風味豊かでおすすめ。

フレッシュハーブが残ったときなどに、簡単に作っておけるハーブオイル。フレッシュなものをそのままオイルに漬け込むのが一般的ですが、写真のように、ニンニクなどと一緒に火にかけてから保存するタイプのものもあります。

【ドライトマトとハーブのオイル漬け】
ドライトマトを、ハーブとニンニクとともに漬け込んだ、風味豊かなオイル漬け。パスタや炒め物などにほんの少し加えるだけで、絶品イタリアンに。パンにのせて楽しむのもおすすめです。

【スダチ＆ミントオイル】
すっきり爽やかな、夏にぴったりのハーブ＆柑橘オイル。ガスパチョなどのトマトのスープや、野菜スープなどにたらすのが一番のおすすめだとか。もちろん、サラダやマリネ、パスタなどにも爽やかな風味を運んでくれます♪

【カマンベールトースト～ハーブオイルソース～】
ハーブオイルの豊かな香りをストレートに味わうなら、パンにかけるのもおすすめ！こちらは、カマンベールトーストに、バジルとディルのハーブオイルをたらしています。

柚子胡椒は、青柚子、青唐辛子、塩を合わせた調味料。夏のメニューとして欠かせない麺類に添えれば、心地いい清涼感が楽しめますね。そのほかにも、ドレッシングやパスタ、から揚げ、ソテー…和食・洋食を問わず、幅広い料理バリエーションを持つ人気の調味料です。

柚子は「青柚子」を使い、青唐辛子、塩とともにすり鉢やフードプロセッサーでなめらかにします。柚子の香り高さと、ピリリと舌をさす心地いい辛さ。冷凍保存することもできるようです。

【柚子胡椒の和風ドレッシング】
基本のドレッシングに、柚子胡椒としょうゆ、大根おろしを加えた和風テイストのドレッシング。素材にとろりとからんで、よりうまみを感じさせてくれます。食欲が落ちやすい夏には、味に変化をつけることも大切ですね。

【柚子胡椒香る素麺パスタ】
夏の定番そうめんも、飽きないようにアレンジをきかせたいですね。こちらは、そうめんをパスタ風にアレンジ。涼やかな柚子胡椒の香りがお口の中にふわっと広がり、暑さを忘れさせてくれます♪

【にんじんの柚子胡椒きんぴら】
柚子胡椒がにんじんの甘みを引き立てるきんぴら。作り置きしても、味がおちにくいそうです。ひと味違った常備菜として、またお弁当やおつまみにも重宝する一品です。

少し前に話題になった塩レモンは、モロッコ生まれのレモンの塩漬け。その爽やかなおいしさから、常備している方も多いのでは？ドレッシングやパスタ、炒め物、焼き物など、和・洋・中・エスニック…あらゆる料理に幅広く使えます。

【はちみつ塩レモンドレッシング】
塩レモンのペーストをベースにしたドレッシング。塩レモンがあれば、あっという間にワンランク上の爽やか風味のサラダができあがります。

【塩レモンから揚げ】
塩レモンは、から揚げにもおすすめ！夏場のスタミナ料理を、さっぱりとジューシーに仕上げてくれます。このレシピでは、米粉でカリッとした食感に。お弁当にもいいですね。

ハーブや柑橘以外にも、意外な食材が調味料に。こちらは、トマトの塩漬け調味料「そるとまと」。2週間程度で、トマトの酸味がきいた味わい深さになります。市販品もありますが、手作りも簡単。パスタやうどん、チャーハン、カレー、お肉の下味などさまざまな使いみちがあります。

煮沸消毒した瓶に、タネを取ったトマトと塩を交互に入れていくだけ。常温で5～7日置いたら、あとは冷蔵保存。2週間程度で、皮がつるりとむけて、夏にうれしい爽やかな調味料になります。

【そるとまとのオニオンスライス】
そるとまとのエキスをかけて、果肉をトッピング。それだけで、ひと味違うワンランクアップのオニオンスライスに。トマトの酸味が、夏らしい風味♪

【そるとまと＆クリームチーズのディップ】
トマトの爽やかさとクリームチーズのコクがコラボしたディップ。バゲットにのせたり、野菜につけたり。黒胡椒を散らしたり、はちみつやオリーブオイルをかけるのもおすすめ。

【そるとまとのクリームパスタ】
シンプルな具材でも、そるとまとのうまみで贅沢なおいしさに。夏のランチにおすすめの、おしゃれなひと皿です。

香辛料がきいた調味料も、夏にはいいですね。こちらは、青唐辛子醤油。輪切りにした青唐辛子に、醤油を注ぐだけ。種もそのままでOKです。焼いたお肉や魚にかけたり、チャーハンの味付けのアクセントにしたり、釜玉うどんにかけるのもたまらないおいしさです。

青唐辛子醤油を、揚げ物にかけるのもおすすめ。ピリリとした辛さが，油物もさっぱりすっきりとさせてくれます。お弁当のフライなどにもおすすめ。

牛カツやステーキ、焼き肉など、肉料理にぴったりのわさび。ツンとくる辛みが大人ならではの味わいで、お肉のうまみと甘みを引き立ててくれます。お酒とともに楽しみたい夏の膳にぜひおすすめ。

ペッパーやマスタードなどをきかせた、洋風ソースも涼しげですね。しかも、こちらはジューシーなフルーツと合わせる、まさに夏ソース♪チーズも入っているので、コクもしっかり。魚介、肉、野菜、さまざまな素材にマッチする味わいです。

エスニック調味料も、夏に食べたくなる味ですね。こちらは、杏ジャムにナンプラーなどを加えたスイートチリソース。上品な甘さで、春巻きなどの揚げ物にもぴったりです。無添加がうれしいですね。色もキレイ♪

ひとかけするだけで、お料理がさらにおいしく輝きだす、魅惑の調味料たち。夏のひととき、爽やかで風味豊かなテイストに癒されてみてはいかが？