古くから日本の食卓で愛されてきた「おから」

毎日でも食べたくなる!ダイエットや美容にもうれしい「おから」の栄養

おからの栄養で特に優れているのが食物繊維です。おからの食物繊維は、ごぼうの約2倍にあたる100g中11.5gという豊富さ。水に溶けないタイプの食物繊維「セルロース」が腸のぜん動運動を促し、腸の残留物を掃除して、便秘の解消に役立ちます。さらに大豆の炭水化物に含まれるオリゴ糖が腸内の善玉菌の餌となり、腸内環境を整えてくれます。

もうひとつ見逃せないのが美肌効果。大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンと同様に働き、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促してくれます。さらに肌に直接塗ることで、しみの原因となるメラニン色素の生成を防ぐ効果も認められています。昔の人は丸めたおからで肌をこすってお手入れをしていたと言われますが、そのことを経験的に理解していたからかもしれませんね。
ほっこり、ヘルシー。おからレシピ「おかず編」
おからの煮物
しっとりしたコクのあるおからが好きな方は、だまされたと思って油をたくさん加えてみてください。油がぱさつきがちなおからをしっとりと仕上げてくれます。
卯の花の炒り煮(おからの炊いたん)
枝豆とにんじんのおから和え
おからコロッケ
野菜おからハンバーグと完熟トマトソース
おからグラタン
スパイシーおから入りナゲット
ヘルシーおから餃子
なつかしい甘さ。おからレシピ「スイーツ編」
しっとり☆おからケーキ
おからと豆腐のヘルシーチョコレートケーキ
ふたつの食感を食べ比べ♪おからドーナツ
おからの黒糖かりんとう
ふんわりカリッとオカラと全粒粉のワッフル
スイーツにも、おかずにも。手軽に使える!おからパウダー

「生のおからを切らしていて…」「色々な料理におからをちょっとずつ使いたい」というときに便利なのが、おからパウダー。おからを乾燥させたもので、粉の細かさによって使い道はいろいろ。粗いものはパン粉のように、細かなものはパンやケーキの材料としても使えます。また、水で戻せば生おからとして料理に使ってもOK。常備しておくといろいろ活用できそうですね。
毎日の食卓やお弁当でおなじみの「おから」。豆腐をつくる際にできる豆乳を絞ったあとの「残りかす」…とはいえ、おからは大豆の栄養素や食物繊維がたっぷりと含まれた、りっぱな食品です。「卯の花」「雪花菜(せっかさい)」「きらず」などと名付けられ、古くから日本の食卓で重宝されてきました。