「料理が苦手」なら、その原因を知る事から始めよう


・計量が苦手
・食材からレシピのイメージを広げるのが苦手
・味付けの加減がわからない
これらの理由は苦手と感じる要素がそれぞれ違っています。もし苦手をどうにかしたいと感じたら、まずはその原因を知る事から。よくやる料理の失敗を一度書き出してみましょう。
「苦手」と感じるのは、知識や経験が足りない事がほとんど
食に対する欲求が低い人は意欲的な理由で料理に向かいにくい事も

まず最初に試したいのが「レシピを見て作れるか」

「レシピ通りにやっているはずなのに」と思っていても…


「判断のクセ」がある事を自覚するだけでも成功率アップ

・にんじん1/2本のレシピだけど余るから1本入れた
・レシピの調味料は○○だけど普段使わないから家にある××に置き換えた
・中火で10分だけど調理時間節約のために強火にした

レシピ使いから始める「料理が苦手」対策
1.材料・調味料が揃わないレシピを選ばない
2.レシピを最初から最後まで読んでから用意を始める


3.計量が面倒で失敗してしまう場合は道具を用意する
ミニ計量カップ
「しょうゆ大さじ2」のために計量スプーンで2回計って別の容器に入れるという手間が省ける「ミニ計量カップ」がおすすめです。100円ショップでも取り扱いがある事も。
計量スプーン
砂糖や片栗粉などの粉類は「すりきり」が正確な量になるので従来のスプーン型の方が計りやすい事も。調味料を替える度に洗って拭くのは手間なので、計量スプーンについては複数用意した方がスムーズに料理が進められます。
クッキングスケール (量り)
野菜などを計るとき、必ずしもg単位まで正確に計らなくても大丈夫ですが「どれぐらいの量を目安としたレシピなのか」がわからない間は。グラムスケールを使って材料を用意した方が安全です。
4.「曖昧な指示」がわかりにくくて困る人はレシピや加熱方法を数字化する
チューブ生姜適量ではなくて1cmがいい人の理系の料理 / 五藤 隆介(著)/ 秀和システム
料理レシピのありがちな「適量」や「火が通ったら」という指示で混乱してしまう人は、理解しやすいレシピを用意する事で作業が進めやすくなります。こちらの本は作業の流れをフローチャートで図解しているので、作業をどう進めればいいのか悩まなくても大丈夫です。
誰でも1回で味が決まるロジカル調理 / 前田 量子(監修)/ 主婦の友社
料理の手順は慣れてくると「なぜこうするのか」という理由を感覚的につかめてくるようになりますが、最初にそれがわからないと困るという人におすすめなのがこちらのレシピ本です。「なぜこうするのか」「なぜこの手間が必要なのか」という説明があるので、「別にこの作業はしなくていいんじゃないの?」で手順を省いて失敗…というリスクが回避しやすくなります。
GOURLAB(グルラボ)マルチクッキングカプセル デラックスセット / 岩谷マテリアル
火加減が苦手、という場合はレンジ加熱で作るレシピをメインにするのもいいかもしれません。ワット数と加熱時間をレシピと同じにすればいいので、手加減で火力の調節をする必要がなく正確な加熱が簡単に行えます。
5.「普通のレシピ本」に載っていない事が気になったときにおすすめの本
食べようびMOOK ゆる自炊BOOK / オレンジページ(著者・出版社)
「料理の知識が全く無い」所から料理を始める人にもわかりやすい内容です。調理途中の鍋やフライパンの様子の写真付き。巻末に「腐りかけの野菜はどこまで食べられるか」の解説があります。
てふや食堂 レベル0からはじめる勇者ごはん / てふや食堂(著)/ 一迅社
こちらも初心者さん向けです。スーパーでパックに入ったお肉などを買うとき、ラベルの内容をどう読み解いていくかの解説や一般的な料理レシピ本にありがちな「さっと混ぜる」「ひたひたの水」といった指示の意味などのまとめがあるので、「料理の知識がある人向けのレシピの意味がわかりにくい」ときの副読本としても使えます。
和食で多いのが「みりんがない」場合。日本酒があれば「日本酒大さじ1、砂糖小さじ1」の割合で混ぜた物でみりんの代用はできますが、手間がかかるのでなるべくなら小さな瓶を買った方が簡単です。