コリコリとした食感がたまらない、キクラゲ。その見た目から海藻と思っている人もいるのではないでしょうか。
実は、キノコの一種で、火を通すとクラゲのような歯ごたえがあることから、キクラゲと呼ばれています。

キクラゲは、食物繊維が豊富で低カロリー。そしてレバーの約3倍もの鉄分が含まれています。更に、カルシウム・リンの吸収を促すビタミンDが豊富で、食品の中でもトップクラス。骨密度が弱くなりがちな産後や育ち盛りの子どもにも食べさせたい食材です。

キクラゲには、生と乾燥の２種類があります。
一般的に出回っているのは、乾燥キクラゲ。スーパーで見かける乾燥キクラゲは、水やぬるま湯で戻してから使います。

乾燥キクラゲがコリコリした食感に比べ、生キクラゲは肉厚でプリプリとした食感が特徴です。生キクラゲが近くで売っていないときは、通販で手に入れることができますよ。

日本ではあまり馴染みのない白キクラゲ。中国では「銀耳（インアル）」と呼ばれ、昔から高級料理や薬膳料理に使われてきた食材です。スープや炒め物にはもちろん、クセがなく、寒天のような食感から、デザートにも使われています。

キクラゲと相性がいい、卵と小松菜にとろみをつけた炒め物。味付けは、酒と醤油、オイスターソースを隠し味に加えています。
卵を半熟に仕上げるコツは、マヨネーズと牛乳を加えてふんわり炒めて、一度取り出します。豚バラと小松菜、キクラゲを炒めてとろみをつけてから卵を戻します。

いつものニラ玉にも、キクラゲを加えてコリコリ食感をプラス。水で戻したキクラゲを、ニラと一緒にごま油で炒めて、卵を加えてさっと炒めます。味付けは、醤油と塩こしょうでシンプルに。

ごま油が香る無限キクラゲは、お酒のおつまみにもぴったり。どんどん箸が進んでしまいます。
水で戻したキクラゲを千切りにして、ごま油と中華風顆粒ダシ、醤油、ごまを加え、ふんわりラップをして電子レンジでチンするだけ。鍋を使わない簡単レシピ。

水で戻した白キクラゲと、氷砂糖を加えたシロップを弱火で1時間煮ます。粗熱をとって、冷蔵庫で冷やしてから、旬の桃を添えれば立派なデザートに。

キクラゲのレシピはいかがでしたか？
キクラゲは好きだけど、扱い方が分からないと中々調理できませんよね。乾燥キクラゲは、水かぬるま湯で戻してから、そのままもしくは、湯通しして。生キクラゲは、熱湯で30秒湯通ししてから調理しましょう。
食物繊維やビタミンD、女性に嬉しい栄養豊富なキクラゲを食卓に取り入れてみてくださいね。