夏のお弁当生活も安心!改めて知っておきたい【食中毒予防ハウツー】

夏のお弁当生活も安心!改めて知っておきたい【食中毒予防ハウツー】

気温が上がってくると気になる、食中毒のこと。特に暑いなか持ち運ぶお弁当は、日々の心配のタネですよね。食中毒の基礎知識や夏のお弁当作りのポイントをしっかり押さえて、おいしくて安心のお弁当生活を送りましょう。2019年06月25日作成

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夏に食中毒が増えるワケ

夏のお弁当生活も安心!改めて知っておきたい【食中毒予防ハウツー】
1年を通して気をつけるべき食中毒ですが、夏は特に食中毒のニュースを多く目にします。食中毒の原因である「細菌」と「ウイルス」は、「細菌」は、あたたかい気温と湿度が大好物。人間の体温くらいの温度でもっとも活発に動き回るようになるため、30℃を超える季節は注意が必要です。さらに湿度の高い日本の夏は、細菌が繁殖するのにもっとも適した環境なのです。

食中毒を防ぐ基本のキ

まずは食中毒予防の基本からおさらいしましょう。
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しっかり手洗いをする

普段からお料理の前には手を洗う習慣があるかと思いますが、今一度洗い方を見直してみましょう。石けんをしっかりと泡立てて手のひら、手の甲、手首、指の間を洗ったら、手のひらに爪を立ててひっかくように動かします。爪のなかまでしっかり洗うステップを忘れないで!泡を洗い流したら、アルコール消毒をすると効果的です。

調理器具はいつも清潔に

調理に使う器具は清潔に保ちましょう。使い終わったら洗って、熱湯や除菌スプレーでしっかり消毒を。とりわけ気を付けたいのが、まな板です。生ものとそうでないものを扱うまな板を分けたり、こまめに消毒したりすると安心。でも、普段はなかなかそこまでできないというのがホントのところ。そんなときは、野菜など菌の少ないものから切りはじめ、肉や魚などの生ものをなるべく最後に調理することでも、食中毒リスクを下げられます。

新鮮な食材を選んで、正しく管理

食材は消費期限に注意しながら、新鮮なうちに調理しましょう。お買い物にいくときは保冷剤と保冷バッグを持っていき、生鮮食品などは低い温度のまま持ち帰るのが安心です。また、調理をするときも生ものには直接触らず、使い捨ての手袋などを使うとよいでしょう。

お弁当で食中毒を起こさないためのお料理【4か条】

食中毒の基本をおさらいしたら、次はお料理について見ていきましょう。
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1.具材は、中までしっかり加熱!

食材をしっかり加熱することは食中毒予防の基本でもありますが、お弁当の具材については、よりいっそう気を付けたいもの。フレッシュな生野菜なども詰めたくなりますが、野菜の水分で雑菌が繁殖してしまうため、夏場は火の通っていないものは避けるようにしましょう。お弁当の定番である卵焼きも、水分が多く中が半熟になってしまうことがあるため要注意です。生で食べられる魚肉ソーセージやかまぼこなども、加熱したほうが安心。さらに、お弁当の味方である「つくりおき」や「前日のおかずの残り」も、詰める前に一度加熱するのがよいでしょう。

2.味付けは“少し濃いめ”。殺菌効果のある食材を上手に使って

塩分には殺菌効果があるため、お弁当のおかずは“いつもより少し濃いめ”を心がけるとよいでしょう。梅干しや酢、大葉、パセリ、にんにく、しょうが、カレー粉などの殺菌効果のある食材を取り入れるのもおすすめ。傷みやすいご飯は、炊くときにお酢をスプーン一杯だけ入れたり、梅干しをまるごと1つ入れ、炊いた後にほぐす「梅ごはん」にしたりすると、さらに安心です。

3.水気の多いおかずは避ける!

細菌が繁殖しやすい「水気の多いおかず」は要注意!煮物、和えものなどは避けたほうがよいでしょう。また、ポテトサラダやマカロニサラダなども気を付けたいおかず。マヨネーズは生卵からできていて、さらに和えることで具材から水分が出やすいため、気温が上がる季節は傷みやすくなってしまいます。盲点なのが、チャーハンやオムライスなどの混ぜごはん。ごはんに混ぜた野菜から水分が出てしまい、傷む原因に!
逆に、油を使った揚げ物は調理時に水分が飛ぶため、食中毒リスクが低いおかず。お弁当の定番であるから揚げなどは、夏場にもおすすめです。きんぴらなど、水分が飛ぶまで炒めるおかずも安心です。

4.どうしてものときは、ひと工夫

お弁当では避けたいメニューも、ひと工夫するだけで食中毒リスクが下がるものもあります。半熟になりがちな卵料理は固ゆでのゆで卵にし、お醤油やみりんなどに浸けて味玉にすると傷みづらくなります。水気の多いマリネやほうれん草のおひたしなどは、鰹節やカットわかめなどを多めに敷いて、水分を吸収できるようにするのが◎。マヨネーズを添えたいおかずは、使い切りの小分けのものや小さい容器に移したものを持っていき、食べる直前に添えるようにしましょう。

仕上げも完璧に。お弁当の詰め方、持ち運び方【5か条】

お弁当で食中毒を起こさないために、調理方法やおかずの選び方と同じくらい大切なのが、盛り付けやお弁当箱の管理です。

1.お弁当は“冷ましてから詰める”

忙しい朝!お弁当を詰めるとき、ついついできたてを温かいまま詰めていませんか?そうするとお弁当箱の中に水分が溜まってしまい、食材が傷む原因に。必ず“冷ましてから詰める”ことを心がけましょう。
ごはんはお皿に平たく盛って、しっかり冷まします。おかずを冷ますためにたくさんお皿を使うのは大変なので、ケーキクーラーや揚げものバットなどにキッチンペーパーを敷き、その上にお弁当箱に詰める分だけのおかずを並べるとよいでしょう。

2.お弁当のしきりに、レタスなどの葉ものは使わない

夏のお弁当生活も安心!改めて知っておきたい【食中毒予防ハウツー】
お弁当のしきりとして、レタスなどの葉ものを使う方も多いですよね。でもこの葉っぱも火の通っていない、水分の多い生野菜のひとつ。ほかの食材と触れ合うことで、雑菌が繁殖する原因になってしまいます。葉ものを使ってきれいに詰めたお弁当は魅力的ですが夏場は避け、シリコンカップや使い捨てのアルミカップを使いましょう。水分が多く傷みやすいごはんは、おにぎりにしてラップに包み、他のおかずとは隔離してしまうのもひとつの手です。

3.盛り付けは、菜箸か手袋で。キャラ弁はできれば我慢!

せっかく気を使って調理をしても、盛り付けのときに手の雑菌が食材に付着してしまうとここまでの努力が台無しに…。おかずには手で直接触らず、菜箸やビニール手袋を使うことを心がけましょう。お子さん向けに作ってあげたいキャラ弁も、チーズや海苔など傷みやすい食材を使うレシピが多く、細かい手作業で頻繁に食材に触れてしまうため、夏場は控えたほうが無難でしょう。

4.お弁当箱も清潔に!曲げわっぱは夏にも◎

夏のお弁当生活も安心!改めて知っておきたい【食中毒予防ハウツー】
お弁当に詰めるおかずはもちろん、お弁当箱自体も清潔に保つことが大切です。お弁当箱を洗うときはパッキンを外して、ゴムの部分もきちんと洗いましょう。洗ったあとはしっかり乾かすことも忘れずに。除菌スプレーや酢をキッチンペーパーに含ませて、仕上げに拭いてあげると、より効果的です。お弁当箱自体に殺菌効果のある木製の曲げわっぱは、食べ物が傷みづらく、実は夏場のお弁当箱にピッタリ。生乾きはわっぱ自体が痛む原因になってしまうため、洗ったら軽く拭いて、しっかり乾かしましょう。

5.保冷剤と保冷バッグは必需品

夏のお弁当生活も安心!改めて知っておきたい【食中毒予防ハウツー】
お弁当を持ち歩いている間に温まってしまっては、どんな食材も傷みやすくなってしまいます。そこで欠かせないアイテムが、保冷剤と保冷バッグ。保冷バッグに入れるときも、お弁当の上下に保冷剤を置くことで保冷バッグ全体に冷気が回り、しっかり冷やすことができます。また、ひと口サイズのゼリーやペットボトル飲料を凍らせたものを一緒に入れるのもよいですね。

ちょっとした工夫で安心して食べられるお弁当を

安心して食べられるものを作りたいお弁当。なかなかすべてを徹底するのは難しいものですが、できることから始めて、この夏も楽しいお弁当生活を送りましょう♪
◇取材協力・監修
黒氏(小杉)文佳 くろうじ(こすぎ)ふみか

管理栄養士、こども成育インストラクター(一般社団法人日本こども成育協会認定資格)、幼児食アドバイザー。
大学を卒業後管理栄養士を取得し、保育園栄養士として大小さまざまな規模の施設を経験。
記事の取材依頼や子どもがいるご家庭で子どもと一緒に料理をするなど、子どもや大人へ食を広める活動を展開中。
text/Ritomi Yamamoto(Fig inc)
ill/Kayo Yamaguchi

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