秋になると「ぶどう」の季節が本番を迎え、お店にたくさんの種類が出回ります。特に9月を迎えると皮の色が濃い色のぶどうを多く見かけるようになりますね。今や旬のフルーツとして定番人気ですが、こんなに食べられるようになったのは戦後の事。今回は、ちょっとした歴史とひと味違うおいしいぶどうのアレンジレシピをご紹介します。2018年09月25日作成
夏頃からぶどうが出回り始めますが、お店では9月頃が本格的なぶどうシーズンのように思えます。実はこれ、たくさん出回っている品種がちょうど旬を迎えるのがこの時期だからなのです。
海外では、水が少ない地域で飲み物としてワインを作るために古代からぶどうがたくさん栽培されていましたが、水の多い日本ではそれほど盛んに作られていませんでした。そのため、フルーツとしてぶどうを楽しむ習慣もあまりなかったのだとか。
明治以後、日本で栽培が増えたぶどうは気候にあったデラウェアなどで、大粒のぶどうはありませんでした。そんな中、民間の育種家の手によって作り出されたのが巨峰です。当時、「おいしいけれど栽培が難しく実が落ちやすい」と言われ、なかなか日の目をみなかったのですが、「ぶどう狩り」という観光農園のシステムが発案されて以降、おいしさから人気となって全国に広まり、現在では日本のぶどうの主流といえるシェアを誇っています。
現在では巨峰のみならず、生産に関わる人達の努力によって次々においしい新品種が登場しています。フレッシュな生はもちろん、宝石のようなぶどうの果実がおいしいスイーツを彩っていますね。
ぶどうを使ったレシピで意外と大変なのが皮むき。つるんときれいに剥くのは結構難しいものです。強火でサッと茹で、氷水で冷やすのがポイント!そのまま食べる時にも知っておくと重宝しますよ。
ぶどうのゼリーは定番レシピですが、使うぶどうで色が全く違ってきます。宝石のアメシストのような大人っぽい紫は、巨峰ならではの色。
同じ巨峰でも皮をむき、クラッシュしたコアントローのゼリーと合わせると上品な雰囲気に。ビタミンCとAが豊富な柿と合わせると、おいしいだけではなく肌にもうれしいスイーツになります。
市販の白あんモナカをベースにすると、本格的な和菓子が簡単に作れます。白玉粉で作ったお餅が味の決め手になります。こんなお菓子を手土産にすると誰からも喜ばれそうですね。
旬のぶどうと食パンをベースに使って作る手軽なオープンサンドレシピ。マスカルポーネが入ったクリームのおかげで本格的なカフェ・スイーツの味わいも楽しめます。材料がシンプルだからこそ、フルーツの切り方や盛り付けにこだわってみましょう。
こちらはワインと合わせても楽しめそうな大人顔のブルスケッタ。焼いて甘みを出したぶどうとカマンベールチーズに、コショウ、タイムの取り合わせは、聞いただけで「絶対に美味しい!!」と声が出てしまいそうですね。
生ハムとフルーツの取り合わせはもはや定番ですが、イチジクとぶどうの取り合わせは色合いもなんだか秋めいた雰囲気です。ブランデーの香りが合わさったドレッシングの大人の味わいを楽しんでみて下さい。
フルーツソースとお肉の組み合わせは、病みつきになる人も多いはず。こちらは、チキンソテーにぶどうソースを合わせています。香り高いバルサミコ酢がコクのある味わいの秘密です。
ビールベースのカクテルにも、ぶどうを使って秋っぽさを演出すると素敵ですね。レモンと生姜で風味付けしたフルーツマリネを使った、見た目にもかわいらしいカクテルです。
最近ではフルーツも一年中食べる事ができる物も増えました。けれど、ぶどうは旬でなければ食べられない物が多く、忘れかけた旬を思い出させてくれます。時にはお茶請けをぶどうにしてみるのも悪くない物です。
地域によっては近くにぶどう狩りができる農場があるかもしれません。おいしい摘みたてのぶどうを味わってから、お土産のぶどうをアレンジレシピで楽しんだり、旬の今だけの味覚を存分に味わうのも素敵ですね。
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夏頃からぶどうが出回り始めますが、お店では9月頃が本格的なぶどうシーズンのように思えます。実はこれ、たくさん出回っている品種がちょうど旬を迎えるのがこの時期だからなのです。