中華でおなじみの辛味調味料「豆板醤」とは?
中華料理に欠かせない「豆板醤」は、中国・四川省発祥の調味料。お料理に少し使うだけで、ピりうまで味わい深い、本格的な風味に仕上げてくれます。
豆板醤の原料について
豆板醤は、そら豆に塩や麹を加えて発酵させ、さらに唐辛子などを入れて熟成させます。ちなみに中国には香辛料を入れない辛くない豆板醤もあり、辛いものは“豆板辣醬(トーバンラージャン)”と呼ばれます。
豆板醤のおすすめの使い方
四川料理など中華料理に加えて本格的な味わいに
麻婆豆腐や回鍋肉、棒棒鶏、担々麺などの四川料理をはじめとする中華料理の辛味調味料として幅広く使えます。本場の味わいをおうちで楽しむには豆板醤は必須。量を減らすことで辛さ調節ができますので、辛いのが苦手な方でも大丈夫です。
肉・魚介料理、野菜炒め、スープ、鍋などに幅広く
辛みとうまみを持つ豆板醤は、中華料理だけでなく、肉・魚などを使った主菜や、野菜を主役にした副菜、汁物・スープ・鍋、チャーハンや麺類などの主食にも幅広く使えます。いつもの料理も豆板醤を少し加えることで、ちょっと違ったおいしさになります。
豆板醤のたれは万能調味料として活躍
豆板醤は、たれに使うとうま辛でどんな料理にも使える万能調味料になります。醤油ベースでピリ辛のニラだれや、練りごまなどと合わせたごまだれなど、アレンジはいろいろ。常備しておくと、さまざまな料理に使えて便利です。
豆板醤は、生より炒めて香りを引き立たせるのがコツ
豆板醤は、油で炒めることで香りが立ち風味が引き立ちます。炒め物はもちろん、たとえば麻婆豆腐なども、最初に豆板醤を炒めてから他の具材を加えるのがおいしく作るコツです。なお、豆板醤を炒めるときは、強火だとはねますので、火加減に注意しながら炒めましょう。
豆板醤とコチュジャンの違いと代用について
原材料と味に違いあり
コチュジャンは、唐辛子・もち米麹・糖類などを原料にした、韓国の発酵調味料。見た目は豆板醤とよく似ていますが、豆板醤がとても辛いのに対して、コチュジャンは甘みが強いのが特徴。別物ですので、それぞれの代用には向きません。
豆板醤がないときの代用アイデア
豆板醤を切らしてしまった場合には、味噌(できれば赤味噌)をベースに醤油を少し加え、一味唐辛子で辛味を足すと、似たような味になるとか。急なときに、ぜひ試してみてください。
【自家製】おうちで仕込む豆板醤の作り方
豆板醤は、おうちでも簡単に作れます。こちらは、作り方が分かりやすく紹介された動画です。蒸したそら豆に米麹・塩・粉唐辛子を加え、半年ほど寝かせて発酵させます。仕込んだら、直射日光の当たらない常温に置きましょう。お味噌と同じですね。だんだん色が深くなり、熟成していきます。そら豆が出回っている時期にぜひ仕込んでみませんか?
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豆板醤でピリッとおいしい料理を作りましょう!
料理の味をピリリとおいしく引き締めてくれる豆板醤。ほんの少し加えれば、おうち中華も本格的な味わいに。炒め物をはじめ、焼き物、煮物、和え物、鍋物、ソースやたれ…など使い方は自由自在です。ぜひ、豆板醤を家庭料理にどんどん活用しましょう。
豆板醤を使ったピり辛の麻婆豆腐は、中華料理の中でも1番人気といってもいいかも。そのおいしさにご飯が進みますね。より本格的に作るには、豆鼓(とうち)や花椒(ホワジャン)を加えるのもおすすめです。