お料理を引き立てたり、アクセントとしても欠かせない薬味。便利なチューブ入りをついつい買ってしまいがちですが、やっぱり、”おろしたて””すりたて”の薬味は、香りや風味も各段に良く、美味しさが違います。そこで今回は、薬味を作る時に便利なアイテムや、薬味を盛り付けるのに丁度良い小皿や薬味入れなどをご紹介したいと思います。是非、お気に入りを見つけてみて下さいね♪2018年05月13日作成
お刺身、素麺、お蕎麦、冷奴…お料理を美味しくしてくれる名脇役でもある薬味。便利なチューブ入りもいいですが、たまには、”おろしたて””すりたて””けずりたて”のものでお料理を楽しんでみてはいかがでしょう。新鮮だからこそ、風味も香りも抜群で、お料理をより美味しく引き立ててくれます。
本来、薬味というのは、お料理に少量加えるだけで、香りや風味と共に食欲を刺激したり、味の変化を楽しんだり、彩りをプラスするためのもの。「薬味」という字の中には、「薬」という字が入っています。何故、「薬」という文字が使われているのかは、諸説あるそうですが、お料理の消化を助けてくれたり、体の熱をとってくれるといった薬膳的な意味合いを持つ食材を使うことが多かったため、そうした呼び名が用いられるようになったとも言われているそうです。
大根、生姜、わさび…「おろし」と名前がつく薬味には、おろし金が欠かせません。1928年創業、東京浅草で6代に渡り、料理道具の製造および銅のおろし金を作り続けている”大矢製作所(おおやせいさくじょ)”のおろし金は、職人がひとつづつ、金槌とタガネを使い、銅板に刃を作っています。
おろし金の歯並びが微妙に不規則なので、おろす際に様々な面が当たり、食材の向きを変えることなく、軽い力を加えるだけで、手早くおろすことが出来る優れもの。大根おろしは水分を含んだままで、ふんわりと仕上がり、固い生姜やワサビなども、食材の食物繊維を損なうことなく、適度に食感を感じる状態に仕上がるので、より薬味を美味しく感じることが出来ます。また、銅製の刃は硬く、粘りを持っているそうなので、刃が長持ちするのが魅力のひとつ。
ちょこっとだけ薬味をおろしたい…そんな時に、おすすめなのが、とっても便利な「おろしスプーン」金物の街、新潟県燕三条でつくられた、おろし金とスプーンが一緒になったアイテムです。
お肉の下味や手作りドレッシング、スープの隠し味に、ほんの少しだけ薬味が必要…そんな時に大活躍!ついつい億劫だから、チューブの薬味を使ってしまう…そんなことも、もうなくなるかもしれませんね!
どこか昔懐かしく、安定感のあるこちらの「すり鉢」は、土鍋で有名な伊賀焼のもの。どっしりと存在感のある伊賀の土と、黒飴釉を使い、伊賀焼の工房・耕房窯と東屋のコラボレーションで生まれた「すり鉢」です。
薬味(すり胡麻)を作ったその器のまま具材と混ぜ、そのまま食卓に出してもサマになる、素敵な「すり鉢」は、例えば、ナッツ類を擦るのにも使えるので、お菓子作りにも、茹でたジャガイモを潰したりにも使えるので、ポテトサラダ作りにもぴったりです。
大工さんが使う鉋(かんな)を1946年から作り続けている”台屋(DAIYA)”の「かつおぶし削り」。和食の良さが見直される現代に、一般の人々の暮らしに役立つものを作りたい…という想いから、この「かつおぶし削り」が誕生したんだとか。今は、真空パックに入った便利なかつおぶしが定番になりつつありますが、昔ながらの「かつおぶし削り」で削ったかつおぶしは、また格別です。
まさに、大工さんが使っている「かんな」をそのままコンパクトにしたみたいで、削る作業もまた楽しい時間になりそうです!それ程、手間もかからず、家族2人〜4人分位の量であれば、あっという間に仕上がります。
薬味を手早く作りたい時に大活躍な「薬味の道具3点セット」わさび、生姜、にんにく、柚子…など、薬味を少量欲しい時に、とっても便利な「薬味おろし」は、コンパクトサイズが嬉しいですね。おろしの周りには、受け皿が設けてあるので、薬味も素早くまとめられそうです。
特に、重宝しそうなのが、まな板。「薬味おろし」同様、コンパクトサイズなのが、少量の薬味を切るのに丁度良いですね。素材には四万十のひのきを使用、抗菌・抗カビ効果、さらには水切れも良く、早く乾き、長持ちするそうです。直径5.5ミリまでの大きさのスパイス(薬味)を挽くことが出来る「スパイスミル」は、セラミック刃を使用し、金属匂が無いので、食材本来の味を損ねることなく様々なお料理に使用することが出来ます。
寛政4年(1792年)創業、200年以上もの歴史を誇り、包丁を中心に様々な生活の道具を提供している老舗”木屋”がつくる、「薬味よせ」は、茶せんを基につくられた淡竹の薬味寄せ。製造中に穂が一本でも折れてしまうと廃棄せざるを得なかった茶せんを、いくつかに切り分けることで、この便利で美しい薬味寄せが生まれたそうです。
おろし金やすり鉢と併せて使えば、とっても便利!和の趣を感じさせる素敵なアイテムです。
可愛らしい佇まいがとっても魅力的な、お家のかたちをした、波佐見焼の薬味入れ。屋根の穴から突き出ている竹さじが、煙突のように見立てられ、魅力あふれるデザインになっています。
屋根部分は取り外せる蓋になっていて、中に七味唐辛子や胡麻、塩、豆板醤などの薬味を入れられるようになっています。食卓に、ちょこんと置いてあるだけで、とても可愛らしく、なんだか、ほっこりとした気分になれますね。
こちらのお皿は、箸&スプーン置きや、醤油を注ぐ小皿、薬味皿としても活躍する優れもの。ある日の朝食では、こんな風に箸&スプーン置きとして…
ソーメンなどを頂く時には、薬味皿兼、箸置きとしても。小さいのに、本当に活躍してくれる頼れるパートナーです。家族分用意しておけば、色々なシーンで出番があること間違いナシですね!
昔から日本人に好まれてきた”かたち”をモチーフにした東屋の豆皿は、どれにしようか選ぶのが楽しくなるアイテム。明治時代から続く、版を転写して量産する「印判(いんばん)」の製法を用いたお皿と、雑木を焚いた後に残る木灰をかけて焼いた、ザラりとした味わいのある質感の「土灰(どばい)」の2種類がラインナップ。手作業で行う「印判」の、柄の小さなズレや欠け、「土灰」の素材感を残した素朴さや釉薬に含まれる鉄分の黒点などが、より愛着を感じさせてくれます。
薬味皿としては勿論ですが、和菓子やフルーツを盛り付けたり、出来上がったお料理を懐石風に盛り付けたり…様々な使い方が楽しめそうですね。ついつい集めたくなっちゃう豆皿、お気に入りの一枚を見つけてみてはいかがでしょうか。
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お刺身、素麺、お蕎麦、冷奴…お料理を美味しくしてくれる名脇役でもある薬味。
便利なチューブ入りもいいですが、たまには、”おろしたて””すりたて””けずりたて”のものでお料理を楽しんでみてはいかがでしょう。新鮮だからこそ、風味も香りも抜群で、お料理をより美味しく引き立ててくれます。