いつでも比較的安価で手に入りやすいきのこ。でもやっぱり、最高に美味しくいただけるのは旬の時期。肉厚で味の濃いものが出てくる秋こそ、たくさんいただきたい食材です。

きのこは油と相性の良い具材。コリコリと歯ごたえのあるエリンギは、オリーブオイルとニンニク、鷹の爪で風味豊かに炒めるだけで、絶品の一品になります。シンプルなお料理なだけに、炒め方が肝心。香ばしく焼き色を付けたら、あとはさっと仕上げることを心がけて。くれぐれも炒めすぎには注意しましょう。

その時にお家にあるきのこを適当にあつめて作れるきのこのマリネ。さっぱりといただけるので、メイン料理の付け合わせや箸休めにもぴったり。気分でビネガーの種類を変えて、香りや風味の違いを楽しんでみてもいいですね。

茹でたきのこを塩漬けにするだけというシンプルを極めた常備菜、「塩きのこ」。調味料は塩だけなのに、保存瓶の中で、きのこの旨味がじわじわ溶け出し、まろやかで濃厚な味わいになっていきます。そのまま魚や肉のソースとして使ったり、パスタ、スープに炊き込みご飯の具材としてもどんどん活用できちゃう優れもの。冷蔵庫にいつも常備しておきたくなる万能常備菜です。

味も具材も決め手は「塩きのこ」なオムレツ。だから、作るときは、卵のとき方や焼き加減に集中するのみ。このシンプルさ加減が重要。簡単なのに、ほれぼれするようなプロの味が実現出来てしまいます。

グリルでこんがり焼いたしいたけとエリンギに、切り干し大根を合わせた一品。それぞれの素材が持つ旨味がぎゅっとまとまった上に、きのこの香ばしさや食感の豊かさなども感じられて、噛みしめるごとに味に奥行きが増していきます。

サーモンときのこの粒マスタードソテーは、素材の持つ塩気や旨味、コクを上手に活用した一品。粒マスタードのほのかな酸味と甘みが効いていて美味しそう。きりっと冷えた白ワインを合わせたくなります。

スキレットなど保温性の高い調理器具があれば、挑戦してみたい「きのこのアヒージョ」。お家で手軽にバル気分を味わえます。醍醐味はあつあつをいただくこと。きのこの旨味が染み出たオイルは、パンなどに付けて、最後まで余さずいただきましょう。

「キノコのセコビア風」はアヒージョに似ていますが、白ワインとソーセージが加わってさらに贅沢で濃厚な味わいを堪能できる一品。ボリュームもパンチもあるので、食べごたえがありそうです。

ワインのおつまみにぴったりな「焼きキノコのパルミジャーノ和え」。きのこ、ベーコン、そしてパルミジャーノ、それぞれが持つ味の個性が一つにまとまると最高の一品に。これを応用してパスタソースにしても美味しそうです。

マッシュルーム、しいたけ、アンチョビ、ニンニクをフードプロセッサーで刻んで、オリーブオイルで炒めたきのこのペースト。バゲットに塗ったり、パスタのソースにしたり、野菜に絡めたり...アレンジは自在。ホームパーティーの手土産にも喜ばれそうです。