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【連載】冨田ただすけさんの「旬の献立」
Vol.4-『ハレの日』に!子どもも喜ぶ“和のご馳走”

旬の食材を使った和食の献立を紹介する、料理研究家・冨田ただすけさんの『旬の献立』。連載第四回目は、もうすぐやってくる卒入学シーズンや、年中行事である「ひなまつり」といった、おめでたい日の食卓によく似合う献立が登場します。普段のパーティーメニューとは違った、“趣のある”和食のご馳走を用意して、家族でテーブルを囲んでみませんか。今回の『ハレの日』の主役は子どもたち。大好きな味が揃った、見た目も華やかな料理に、きっと大はしゃぎするはず。じっくりとご賞味ください。(2017年02月22日作成)

献立作成・調理・写真:冨田ただすけ(白ごはん.com)文:キナリノ編集部

ひなまつり、卒業式etc. お祝い事が多い時期がやってきました

【連載】冨田ただすけさんの「旬の献立」
 Vol.4-『ハレの日』に!子どもも喜ぶ“和のご馳走”

年度末が近づき、人生のひとつの区切りとも言えるイベントを迎える方も多いのではないでしょうか。特に、通いなれた学校から巣立ち、新たな環境へと旅立つ子どもたち。そして、それを見守る大人たちにとっても特別な『ハレの日』がもうすぐやってきます。

おめでたい日の食卓に相応しい、華やかなパーティーメニューを和食で用意するなら、どんな献立が良いのでしょうか。そこで、今回も料理研究家の冨田ただすけさんが、子どもたちも喜ぶ、『ハレの日』におすすめの“和食のご馳走”を考えてくれました。

春は、すぐそこまで。ウキウキしながら用意した「旬の食材」は?

日本各地で春一番が吹き、冬から春へと季節の移ろいが感じられるこのごろ。今回用意した旬の食材は、パーティーメニューに華を添える、アクセントとなるものもあります。

あさり、絹さや、木の芽

潮干狩りでお馴染みの「あさり」は、これからの時季が旬。エンドウを若採りした「絹さや」と、山椒の若葉である「木の芽」も、春の訪れを感じさせる食材です。

潮干狩りでお馴染みの「あさり」は、これからの時季が旬。エンドウを若採りした「絹さや」と、山椒の若葉である「木の芽」も、春の訪れを感じさせる食材です。

冨田さんが考えてくれた「本日の献立(おしながき)」

おめでたい日に食べる和食のメニューで、定番のひとつとも言える「ちらし寿司」が今回の献立の中心。ただ、具入りのごはんものが一品あると、おかずや副菜の組み合わせに迷ってしまうことも…。主役の子どもたちが大好きなメニューと一緒にして、“ご馳走感”を演出するのもポイントです。

【主食】ちらし寿司

酢飯に、色とりどりの具材がトッピングされた見た目にも華やかな一品。要素が多いので、前日までにいくつか用意しておく下準備も大切な工程です。

【主菜】和風ローストチキン

手羽元を使った、しょうゆベースの和風な味付け。骨付きチキンは、子どもにとって“ご馳走”のイメージもありますよね。

【副菜】マカロニサラダ

サラダの中でもマヨネーズ味のマカロニサラダは、子どもたちに人気のメニュー。定番の材料とは少し違う、オリジナリティのある冨田さんならではのレシピです。

【汁物】あさりのお吸い物

お寿司の献立には、やっぱりお吸い物が好相性。高価なはまぐりよりも手軽で、子どもも食べやすい「あさり」のうま味がたっぷりと染み出たお吸い物です。

“ご馳走”だけど気負わず作れる。これ、重要です。

特別な日のパーティーメニューを用意するとなると、肩に力が入ってしまいそうですが、今回のメニューは素朴な食材だったり、シンプルな調理方法だったりと、普段のお料理を作るような感覚で大丈夫!気軽にチャレンジしてみてください。

パーティーに向けて、前日までに作っておきたいもの

様々な具材を用意する必要があるちらし寿司は、全てを当日に…となると、冨田さんでも億劫になってしまうというほど大変な作業。そこで、作り置きできる「干し椎茸の煮物」「酢れんこん」の二品は、前日までに準備しておくのがおすすめです。「錦糸卵」も冷蔵・冷凍保存がきくので、時間があるときに作っておいても◎

様々な具材を用意する必要があるちらし寿司は、全てを当日に…となると、冨田さんでも億劫になってしまうというほど大変な作業。そこで、作り置きできる「干し椎茸の煮物」「酢れんこん」の二品は、前日までに準備しておくのがおすすめです。「錦糸卵」も冷蔵・冷凍保存がきくので、時間があるときに作っておいても◎

コツを知れば、プロみたいな錦糸卵も簡単にできちゃった!

薄く焼いた卵焼きを刻んで作る錦糸卵は、焼き加減が難しく、焼き色がついて失敗…なんてことも。フライパンをジュッと濡れ布巾にあてて、余熱でじんわりと卵に火を通すことが、焼き過ぎないコツです。これだけで、きれいな黄色の錦糸卵になるので是非試してみて。

薄く焼いた卵焼きを刻んで作る錦糸卵は、焼き加減が難しく、焼き色がついて失敗…なんてことも。フライパンをジュッと濡れ布巾にあてて、余熱でじんわりと卵に火を通すことが、焼き過ぎないコツです。これだけで、きれいな黄色の錦糸卵になるので是非試してみて。

下味をつけたら、あとはオーブンにお任せ

お醤油としょうがで、シンプルに下味をつけた手羽元を、オーブンで焼き色がつくまで焼くだけ。調理方法もシンプルな和風ローストチキンは、冨田さんの娘さん(小学三年生)も大好物の一品。香ばしい匂いに、ご馳走へのワクワク感も高まります。

お醤油としょうがで、シンプルに下味をつけた手羽元を、オーブンで焼き色がつくまで焼くだけ。調理方法もシンプルな和風ローストチキンは、冨田さんの娘さん(小学三年生)も大好物の一品。香ばしい匂いに、ご馳走へのワクワク感も高まります。

サラダとお吸い物も、作り方はとってもシンプル

マカロニに「ツナ缶」と「ピーマン」を合わせるのが、冨田さんの定番マカロニサラダ。意外な組み合わせですが、ちょっぴり和風の味付けとよく合い、新鮮な美味しさです。今回は、旬の食材の絹さやも加えて、春らしさもアップ。

お吸い物は、砂抜きしたあさりと昆布を水からじっくり煮出します。アクをしっかりとりながら、あさりのうまみをたっぷりと引き出した出汁に、調味料を少々。仕上げに三つ葉をちらせばグッと華やかな印象になります。

マカロニに「ツナ缶」と「ピーマン」を合わせるのが、冨田さんの定番マカロニサラダ。意外な組み合わせですが、ちょっぴり和風の味付けとよく合い、新鮮な美味しさです。今回は、旬の食材の絹さやも加えて、春らしさもアップ。

お吸い物は、砂抜きしたあさりと昆布を水からじっくり煮出します。アクをしっかりとりながら、あさりのうまみをたっぷりと引き出した出汁に、調味料を少々。仕上げに三つ葉をちらせばグッと華やかな印象になります。

メインのちらし寿司は盛り付けにもこだわって!

彩り豊かに、具材を揃えて

予め用意していた、味付けのベースとなる具材+季節感や豪華さを演出する具材をバランスよく揃えると、ちらし寿司が美味しく華やかにまとまります。今回は、塩ゆでした絹さや、いくらの醤油漬け(市販品でもOK)などが後者。

酢飯を作ったら、いよいよ、ちらし寿司の盛り付けにはいります。

予め用意していた、味付けのベースとなる具材+季節感や豪華さを演出する具材をバランスよく揃えると、ちらし寿司が美味しく華やかにまとまります。今回は、塩ゆでした絹さや、いくらの醤油漬け(市販品でもOK)などが後者。

酢飯を作ったら、いよいよ、ちらし寿司の盛り付けにはいります。

上手に盛り付けるには、順番があった!

ちらし寿司を作る工程の中でも、非常に重要な盛り付け。センスが問われる?いえいえ、ルールを守って順番に盛り付けていけば大丈夫。酢飯⇒きざみ海苔⇒錦糸卵⇒具材の順に重ねていきます。最後に、繊細な葉の形をした木の芽をちらせば可憐な印象に。もし、木の芽が入手できないときは、さっとゆでた菜の花や三つ葉といった、香りの強い食材で代用しても春らしく仕上がります。

ちらし寿司を作る工程の中でも、非常に重要な盛り付け。センスが問われる?いえいえ、ルールを守って順番に盛り付けていけば大丈夫。酢飯⇒きざみ海苔⇒錦糸卵⇒具材の順に重ねていきます。最後に、繊細な葉の形をした木の芽をちらせば可憐な印象に。もし、木の芽が入手できないときは、さっとゆでた菜の花や三つ葉といった、香りの強い食材で代用しても春らしく仕上がります。

子どもたちが喜ぶ!ワンプレートで“ご馳走感”アップ

ちらし寿司を盛り付けたら、おかずやサラダも一緒に「ワンプレートごはん」にすると、より華やかで、見た目を楽しませてくれます。お弁当に使う仕切りや、サニーレタスなどの葉物をちぎって、味がちらし寿司に移らないように気をつけて。マカロニサラダは小鉢に一人分ずつ取り分けて、器ごと載せても素敵です。

ちらし寿司を盛り付けたら、おかずやサラダも一緒に「ワンプレートごはん」にすると、より華やかで、見た目を楽しませてくれます。お弁当に使う仕切りや、サニーレタスなどの葉物をちぎって、味がちらし寿司に移らないように気をつけて。マカロニサラダは小鉢に一人分ずつ取り分けて、器ごと載せても素敵です。

「おめでとう!」とともに、「いただきます」

【連載】冨田ただすけさんの「旬の献立」
 Vol.4-『ハレの日』に!子どもも喜ぶ“和のご馳走”

子どもたちの成長をお祝いする「ハレの日」は、主役が喜んでくれることが一番。ちらし寿司だから…と和食器にこだわらず、洋食器に盛り付けて並べれば子どもたちのパーティー気分も盛り上がるはず。今回のちらし寿司のレシピは、冨田さんのおうちで毎年「ひなまつり」に作られるものと全く同じだそう。みなさんも、おめでたい日の恒例に、ちらし寿司を作ってみてはいかがですか。

今回ご紹介したレシピ

ちらし寿司

【連載】冨田ただすけさんの「旬の献立」
 Vol.4-『ハレの日』に!子どもも喜ぶ“和のご馳走”

和風ローストチキン

【連載】冨田ただすけさんの「旬の献立」
 Vol.4-『ハレの日』に!子どもも喜ぶ“和のご馳走”

マカロニサラダ

【連載】冨田ただすけさんの「旬の献立」
 Vol.4-『ハレの日』に!子どもも喜ぶ“和のご馳走”

あさりのお吸い物

【連載】冨田ただすけさんの「旬の献立」
 Vol.4-『ハレの日』に!子どもも喜ぶ“和のご馳走”

料理研究家・冨田ただすけ

大学卒業後、食品メーカー勤務や日本料理店での修業を経て2013年に料理研究家として独立。
忙しい現代の家庭環境のなかでも、作り手の心のこもった、素朴で体にしみ込むような家庭料理を大切にしてほしいという思いから、家で作りやすい和食レシピを考案し、届けている。和食レシピサイト「白ごはん.com」運営。近著に『2皿で完結!和のラクうま定食』『冨田ただすけの和定食』などがある。

大学卒業後、食品メーカー勤務や日本料理店での修業を経て2013年に料理研究家として独立。
忙しい現代の家庭環境のなかでも、作り手の心のこもった、素朴で体にしみ込むような家庭料理を大切にしてほしいという思いから、家で作りやすい和食レシピを考案し、届けている。和食レシピサイト「白ごはん.com」運営。近著に『2皿で完結!和のラクうま定食』『冨田ただすけの和定食』などがある。

■食器類クレジット
【Arabia】Eeva オーバルプレート
【iittala】Teema シリアルボウルKastehelmi ボウル
【東屋】宮島 六寸半
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