菜の花は、“なばな”や“花菜”とも呼ばれるアブラナの花芽。本来は2～3月頃が旬です。選び方のポイントは、花の咲いていない若いもので、葉や茎がみずみずしいものを選ぶこと。すぐに調理しない場合は、新聞紙を濡らしてくるみ、保存袋に入れて野菜室へ。

菜の花には、βカロテンやミネラルが豊富。ビタミンB群も多く含まれます。また、特有のほろ苦さの成分も、健康の維持に役立つものだといわれます。旬の野菜の栄養をたっぷりと摂りましょう。

みずみずしい春野菜を満喫するマリネ。菜の花はさっと硬めにゆで、新玉ねぎは水にさらして生で使いますので、栄養も損われません。生ハムを加えることで、白ワインなどにもぴったりな一品に。

ゆでた菜の花に、にんにくをきかせたスペイン風のアリオリソースをかけ、ゆで卵をON。ボリューム感があり、彩りも明るく、春らしいひと皿になります。

菜の花、ツナ、厚揚げ、卵などが入った、栄養バランスのいい菜の花チャンプルー。フライパンひとつでできますので、忙しい日でもささっと作ることができます。

あさりを白ワインで蒸し煮し、口が開いたら菜の花を加えます。菜の花があさりのだしを吸って、なんともいえないおいしさに。菜の花に火が通ったら、最後に醤油で香りづけをします。

残り物のひじきの煮物に、水切りした豆腐、醤油洗いした菜の花、干し柿などを加え、混ぜ合わせます。練りごまを入れてコクを出すのもおいしさのコツ。彩りも美しく、栄養バランス満点なお惣菜のできあがりです。

菜の花のおいしさを堪能する握り寿司。柚子が香る酢飯が、上品な味わいを醸します。洗練されたシンプルな野菜寿司は、大人の春の膳によく似合います。

春キャベツは、冬キャベツよりもビタミンCやカロテンを多く含んでいます。また、冬キャベツと同様に、胃に優しいビタミンUや、ビタミンK、カルシウム、ミネラルなども豊富です。

春キャベツがいくらでも食べられるやみつきレシピ。柔らかな春キャベツをごま風味で楽しむサラダです。作り置きできますので、多めに作っておくと便利です。

こちらは、春キャベツとツナを柚子胡椒風味に仕上げた和え物。柔らかで甘みもある春キャベツのおいしさが存分に味わえます。

春キャベツに多く含まれるビタミンCは水溶性ですので、ゆでて食べたいときには、溶け出した栄養分をしっかり摂れるスープがおすすめ。食べ応えのある鶏だんごを加えた、さっぱりとしたトマト仕立ての一杯です。

春キャベツに、甘辛ツナ、豆腐ステーキ、アボカドなどをのせた、にぎやかなカフェ風サラダ。サラダとはいっても、充実した内容で、これひと皿で満足できそう。ダイエット中に方にもおすすめです。

春キャベツを手でちぎることで、切り口の組織が複雑になり、味がしみ込みやすくなります。豚肉を先に炒め、春キャベツを加えたら、短時間でさっと仕上げましょう。

春キャベツの葉は縮れているので、2枚重ねにして巻くのがコツ。ロールキャベツはスープも飲めるので、溶け出した水溶性の栄養が取り入れやすいのもいいところ。こちらは、コンソメを使わず、ベーコンや野菜のうまみで仕上げるレシピです。

春キャベツを大ぶりなくし型に切って、160℃のオーブンで干しキャベツのような状態に焼き上げます。そこに鶏ひき肉の中華あんをかけて完成。凝縮された春キャベツの甘みと、あんのうまみがからんだ、メインになる一品です。