ナッツの王様「アーモンド」
アーモンドの基本・効果・カロリーなど
ダイエットにもぴったり？
アーモンドには、ビタミンE、B1、B2を始め、鉄やカルシウムを含むミネラル、食物繊維など、とにかく栄養素が豊富。特に、女性にとって嬉しい効果が期待できるビタミンEは、"丸ごと食べる"ことのできる食品の中で一番の含有量なのだとか。
栄養豊富なのと同時に、脂質も豊富。近年、輸入食品を取り扱うマーケットにアーモンドオイルが多く登場している通り、アーモンドの約50%の成分は脂質です。脂質というと「悪者」のイメージがありますが、そんなことはありません。一般的に健康な人であれば、アーモンドの脂質が高いからといって敬遠しなくてもいいということが最近の研究でわかってきました。
アーモンドに含まれているオイルの60%は、オレイン酸といわれていて、このオレイン酸が、血糖値の急上昇を抑えたり、血液内のコレステロールなどをコントロールしてくれる働きがあるのだとか。
栄養もいっぱいでカラダにいいのであれば、積極的に取り入れていきたいですね！
アーモンドの花木・歴史
日本ではあまり見ることができませんが、真っ白で可憐な花を咲かせるアーモンドの木、植物の分類としては桜の仲間なんですよ。
旧約聖書では「アメンドウ」としてたびたび登場することから、古くから特別な存在だったことがわかります。
ローマ時代には地中海沿岸に伝わったとされているアーモンドは、お料理はもちろん、お菓子の材料としてヨーロッパに広まりました。現在では、カリフォルニアが世界最大の産地となっています。日本に本格的に輸入される様になったのは、1950年代ころ。歴史は浅いですが、お菓子をはじめいろいろな方法で楽しまれていますね。
生と素焼き、どう違うの？
ナッツとしてのアーモンドは主に「生」と「素焼き（ロースト）」2つのタイプが販売されていることが多いですね。カリッとした食感のアーモンドが素焼き（ロースト）、それに比べ生のものはしっとりとしてほんのり甘みがあります。
素焼きのアーモンドは、生のアーモンドから焼いたものですが、生のアーモンドは、他にもアメ焼きされたり、フライされてお菓子になるものも多いですね。
素焼きのアーモンドはお菓子作りや、お料理のアクセントに。生のものはフードプロセッサーなどにもかけやすいので、スムージーにしたり、ペースト状にしてソースにするのに最適。ペースト状にした時には、その芳醇な香りもより引き立ちます。
アーモンドいろいろレシピ
鶏肉のカリカリアーモンド焼き
手軽にアーモンドを楽しむなら、お菓子にもお料理にも活躍してくれるスライスアーモンドを使って。
鶏肉にまぶしてカリカリに焼くとまるで揚げたようにサクサク。香りも香ばしく食欲をそそります。火加減を調節しながら焼き上げていきましょう。
えびのパリパリアーモンド
お肉はもちろん、魚介とも相性抜群のアーモンド。エビに粉チーズとスライスアーモンドをまぶしてオーブンへ。とっても簡単ヘルシーなのに、本格的に見える一皿です。
サーモンの和風マリネサラダ
スライスアーモンドはサラダと和えるだけでも、アクセントになっておすすめです。さっぱりとしたマリネに香ばしい風味が加わってバランス◎
ほうれん草のアーモンド和え
ほうれん草のお浸しに一工夫。砕いたアーモンドをくわえることで、カリカリした食感と栄養が手軽にプラスできますよ。
アーモンドをまとったサクサクジューシー ミートボール
挽き肉を丸めたら、砕いたアーモンドをまぶして衣をつくってあげましょう。ナッツの歯ごたえと、ジューシーなお肉の旨み、甘めソースの組み合わせがたまりません。
自家製アーモンドミルク
ここ数年、ヘルシーなドリンクとして人気のアーモンドミルク。いろいろな種類が販売されていますが、お家でも作ることができますよ。工程は、アーモンドを水に浸して、ミキサーにかけて、こすだけの3ステップ。ぜひ、試してみてくださいね。
アーモンドミルク豆腐
アーモンドミルクはそのまま飲んでももちろんOKですが、こちらのレシピではゼラチンで固めてアーモンドミルク豆腐に。お醤油との相性も良くワサビをアクセントにどうぞ。おかずとしてはもちろん、おつまみにも喜ばれそうな一品です。
フロランタン丸形
アーモンドを使ったお菓子といえば「フロランタン」。丸型で作ればまるでケーキのようですね。ザクザクとした触感と、アーモンドの香ばしさ、ヌガーの甘さの三位一体がたまらない一品です。
さくさくパイのフロランタン
クッキー生地の部分を冷凍パイシートで作るお手軽レシピ。お菓子作り初心者の方も手軽に作ることができるはず♪
ショコラフロランタン
ヌガーにチョコレートをプラスした、とっておきのレシピ。いつもと違ったフロランタンを作ってみたい方は、ぜひ試してみてくださいね。
アーモンドのキャラメル塩レモン
カリカリになるまで炒ったアーモンドに、砂糖・バターとレモンでつくったキャラメルを絡めるだけ。あらかじめ塩レモンペーストを作っておくor刻んだレモンをまぶしても◎どちらも、クセになるおいしさです。
自家製おつまみアーモンド
さまざまなスパイスや味付けのアーモンド菓子が販売されていますが、おうちで塩・胡椒などをからめて作るのも美味しいですよ！いろいろなスパイスで作ってみたいですね。
手作りアーモンドバター
ピーナッツバターではなく、アーモンドバターはいかがでしょうか。素焼きのアーモンドを利用するか、生のアーモンドを皮つきのままフードプロセッサーでかくはんして、味を調えるだけ。もともと脂質の多いアーモンドだからこそ、濃厚な味わいを楽しめます。
いかがでしたか？
栄養素もレシピも豊富なアーモンド。美容や健康を意識されている方は特に、継続して食べたい食材なので、ライフスタイルにあったレシピを選んで、日常的に取り入れられると理想的ですね。もちろん、お料理する時間がない日には、そのままカリカリつまんでもOK。楽しく美味しく、いいこといっぱいのアーモンドをいただきましょう！
近ごろ、美容はもちろん健康面で注目される「ナッツ」。その中でも、アーモンドは「ナッツの王様」ともいわれています。その理由と、アーモンドの基本をおさらいしながら、毎日取り入れやすいアーモンドのレシピをご紹介します。