山芋は体に優しい健康食材
おまけに食物繊維が豊富。消化に良く、疲れている日や食欲がない時、胃もたれしている朝にも山芋はもってこいです。
山芋・自然薯・長芋、どこが違う？
さまざまな食感が楽しめる、山芋の魅力を食べ尽くそう♪
山芋は生でも焼いても蒸してもおいしいですよね。ネバネバ・ふわふわ・シャキシャキといろんな食感を楽しめます♪
おまけに食物繊維が豊富。消化に良く、疲れている日や食欲がない時、胃もたれしている朝にも山芋はもってこいです。
簡単レシピ（1）調理方法で変わる山芋の食感を楽しもう♪
すりおろして、トロトロ＆ネバネバ！
シンプルなとろろには、粘りと風味がしっかりした自然薯がおすすめです。だし、醤油、みりんなどを合わせて味つけしたら、相性のいいネギや海苔をトッピング。好みで卵を加えて。元気がない時は消化を助けるとろろで食欲を回復させましょう♪
揚げれば、ふわふわ！
梅、大葉、海苔という最強コンビネーションを使って揚げたふわふわ揚げ。外側はサックリ、内側はふんわりとした絶妙な口当たりがやみつきに。すりおろした山芋を揚げると、生で食べるのとはまた違うもちふわ感が出ます。衣をつけなくてもそのまま揚げるだけでOKなので簡単ですね。
炒めて、サクサクに！
淡白な山芋は少し焦げ目をつけるように炒めるとサクサクとした香ばしさがおいしくなります。
こちらは「山芋のアンチョビソテー」。オリーブオイルで炒めてアンチョビを加えるだけ。山芋はキッチンペーパーで表面のぬめりを軽くとってから強めの火で炒めていきます。
茹でて、もっちりと！
体を芯から温めてくれる、もっちり山芋の落とし汁。すりおろした山芋をスプーンですくって、火にかけただし汁に落としていきます。山芋は火が通ると膨らむので、小さめのお団子にするのがコツ。
揚げたら、ホクホク！
山芋、大葉、チーズを巻いた揚げ春巻き。芋ならではのホクホクが堪能できるのが、こうした揚げ物です。家族みんなに喜ばれそうなレシピですね。
簡単レシピ（2）切り方でも、アレンジいろいろ
ゴロッと角切りで「キムチとオクラのネバネバ丼」
しゃっきりとした食感を活かすなら、ゴロッと角切りに。オクラ、トマト、キムチを加えれば、酸味と辛味が混ざり合うヘルシー丼が完成します。
短冊切り or 千切りで「沖縄風もずく和え」
沖縄名産のもずくを添えて、美容にも嬉しいネバネバ和えに。この時、山芋は短冊切りか千切りにすると食感が良くなります。味のアクセントには、塩麹とすだちを。
下ごしらえとして山芋を酢水に5分ほどさらしておくと、アクが抜けて変色やぬめりを防ぐことができますよ。
「さっぱりサラダ」に最適なのは“たたき山芋”
とっさの時にすぐに作れる「山芋とキュウリとトマトのサラダ」。山芋とキュウリは叩いて形を崩すことでドレッシングがよく染み込みやすくなります。炒めると芋の甘みとホクホク感がUP！
簡単レシピ（3）シーン別、喜ばれる山芋メニュー
お弁当のおかずに「長芋のあまから豚肉巻き」
山芋を豚肉で巻いて甘辛ダレで煮からめています。オイスターと豆板醤でコクをプラス。作り置きができて冷めてもおいしいので、お弁当にぴったり。
おつまみにいい「長芋のイタリアン風フライドポテト」
長芋を10分程度じっくり揚げ焼きして、最後にパルメザンチーズとパセリをパラパラ。じゃがいもより低カロリーなおつまみです。
ヘルシーランチに、めんつゆで食べる「とろろ焼き」
ダイエット中にも食べやすい、長ネギ入りの和風長芋焼き。めんつゆとおろし生姜でいただきます。
こちらのレシピでは食物繊維が豊富な皮も使っています。皮は土をよく水洗いして、ヒゲの部分はコンロの火であぶるとキレイに落とすことができます。
パーティ用にサッと作れる「長いもと卵のグラタン」
ゆで卵、ハム、長いもを並べてマヨネーズ、チーズ、ブラックペッパーをふりかけてオーブンへ。家にある材料だけで簡単にできて、それでいて出来上がりに華があります。子供の誕生会や気軽なホームパーティにこんな一品加えてみてはどうでしょうか。
急ぎのおもてなしに、お店に出てくるような「長芋鉄板」
すりおろした長芋に、卵、薄力粉、めんつゆ、だしを加えてかき混ぜ、フライパンで焼くだけ♪ 居酒屋の人気メニューが簡単にできあがります。シンプルですが、おいしさとちょっとした意外性のあるおもてなしに。
子供のために「豆腐ハンバーグのとろ玉丼」
ハンバーグの上に乗っているのは、目玉焼きではなくて、とろろ＆生卵。子供向けには、こんな見た目にも楽しい工夫があると食が進むのではないでしょうか。
こちらのレシピでは、白ごま＋ポン酢でさっぱりと仕上げています。
山芋の赤ちゃん「むかご」も放っておけない！
さて、最後に「むかご」のレシピもご紹介しておきます。「むかご」は、山芋の葉の付け根にできる小さな球芽です。シンプルにご飯と一緒に炊き上げると、独特の歯ごたえとコクを味わうことができます。
山芋の魅力をもっと知るために、ぜひ「むかご」も試してみてください♪
冬の栄養補給にも山芋が活躍
ちなみに、山芋は縄文時代から食べられていたそうです。私たち日本人にとって、昔から欠かせない食材なんですね。
ヤマイモ科のつる性多年草を総じて「山芋」「ヤマノイモ」といいます。その中でも山に自生している日本原産の自然の芋が「自然薯（じねんじょ）」。粘りが強いのが特徴です。一方、「長芋」は中国を原産とする外来種。粘りは少なく水分が多いため、サラダや酢の物に向いています。
ほかにも山芋の種類としては産地や種類が異なる「大和芋」「伊勢芋」「丹波芋」などがあります。