フレッシュなフルーツとホイップクリームをはさんだフルーツサンド。日本発祥のサンドイッチだそうで、そのアートな美しさは、まるでスイーツのよう。今回は、オープンスタイルも含め、フルーツサンドの作り方や美しく仕上げるコツをご紹介します。

フルーツサンドの断面を美しくするコツは、フルーツの並べ方。切ったときのフルーツの断面をイメージしながら、三角サンドなら対角線にフルーツをきれいに並べ、また四角サンドなら横に並べます。

スライスフルーツを使うときは、均等にスライスして、少しずつずらしながら並べましょう。ナイフをお湯で温めておくと、クリームが付きにくいとか。

手軽にフルーツサンドを作るなら、缶詰フルーツを利用するのもいいですね。フレッシュフルーツの量が足りないときは、缶詰でかさ増しすることもできます。

生クリームを泡立てたホイップクリームを使うのが一般的ですが、アレンジは自由。たとえば、水切りしたヨーグルトはコクもあり、生クリームの代用にぴったり。ヘルシー志向の方におすすめです。ホイップクリームとブレンドするのもいいですね。

マスカルポーネチーズを生クリームと同率で合わせるのもポピュラー。適度なコクが生まれて、ほんのりとした甘さも感じられます。

手軽なクリームチーズを使うのもいいですね。ラムレーズンやラム酒などを加えれば、大人のための素敵なフルーツサンドになります。

カスタードクリームを使うのも、濃厚でひと味違ったフルーツサンドになります。生クリームとマスカルポーネのクリームに、ほんの少しカスタードクリームを加えるのもいいアイデア。カスタードクリームを作るのが面倒なときは、市販のシュークリームからカスタードを少し取り分けるのもいいですね。

シャインマスカットの旬は、8～10月頃、ちょっと贅沢な季節のフルーツを使って、素敵なフルーツサンドを作ってみませんか？こちらは、水切りヨーグルトとクリームチーズを使ったクリームを塗っています。

いちじくは、夏果と秋果があり、秋果は10月いっぱい楽しめます。季節のおいしさを楽しむために、いちじくだけのシンプルなフルーツサンドもいいですね。こちらは、生クリームは使わず、マスカルポーネに甘みをつけたクリームを塗っています。

みかんと柿の組み合わせも、甘味と酸味のバランスがいいですね。リーズナブルな果物で作れる、うれしいフルーツサンドです。

巨峰、マスカット、柿、いちじくなど秋のフルーツを使ったサンドイッチを、引き出しや箱に詰めて。なんと素敵なアイデアでしょう。開けるのが楽しみですね。ピクニックのお弁当やお土産などにすると、とても喜ばれそう。

まさにフォトジェニックな4段重ねのフルーツサンド。パン→クリーム→スライスフルーツを繰り返しますが、必ず最初からラップの上で作業を行います。積み上げたらラップで包み、冷蔵庫でしばらく冷やしましょう。

フルーツをまるごと使うと、よりみずみずしい果実感が表現できますね。肝心なのは、切るときにレイアウトしたフルーツの場所や向きを間違えないこと。ラップで包んだあと、フルーツの位置をマジックで書いておくのがポイントです。

なんて可愛らしいキャンドルフルーツサンド♪サンドイッチ用のパンにクリームを塗って、小さな角切りいちごを散りばめて巻いています。ラップでくるんで10分ほど落ち着かせ、半分にカット。仕上げに、残りのクリームをのせて、いちごをトッピングすればできあがり。

まるで豪華なフルーツケーキ！4段重ねのフルーツサンドのまわりにホイップクリームを塗り、ケーキのようにトッピングを施します。ケーキを焼く時間がないけれど、自家製にこだわりたい…そんなときに使えるアイデアかもしれませんね。

フルーツサンドは、カットするときに失敗が多いのですが、具をはさまないオープンスタイルのフルーツサンドなら失敗がありません。しかも、見た目にも美しく、アート性も抜群！コツは、隙間がないようにフルーツをあえてはみ出すように配置すること。あとはパンの耳を落とし、均等にカットします。

なんと華やかなマスカットのフルーツサンド！クリームチーズとヨーグルトを合わせたものをパンに塗り、半分に切ったマスカットを中心から放射状に並べていきます。少し小さめサイズのパンで作るのも、スイーツっぽくておしゃれかも。

こんなデザインもご参考に。絵画のように美しいですね。半分に切ったぶどうを放射状に並べ、花型に型抜きしたキウイやいちご、ブルーベリーなどを飾ります。

忙しい朝にも簡単に作れる、花束のようなオープンフルーツサンド。食卓に並べただけでうれしくなってしまいますね。

絵を描くように、アートを創るように楽しみたいフルーツサンド。ブレイクタイムや朝食に美しくておいしいフルーツサンドがあれば、気分を爽やかにリフレッシュできそうですね。