50％以上小麦麦芽を使用したドイツのビールです。薄い琥珀色とフルーツのような香りが特徴です。
ヴァイツェンの美味しさのポイントは、なんといってもとろりとした柔らかな泡。小麦の豊富なたんぱく質から作られる泡と香りは、ビールデビューにもおすすめですよ。

日本の地ビール醸造所でもヴァイツェンを作っているところが増えてきました。ビールの苦味が嫌いな方にお試しいただきたいですね。

ベルギービールの代名詞とも言えるトラピストビールは、醸造所を持つトラピスト会の修道院で生産されているビールです。
一般的なビールよりもアルコール度数が高く、瓶に詰めてからも発酵が進むのが特徴です。
のど越しを楽しむピルスナーとは根本的に別の飲み物という印象で、じっくり時間をかけて味わうビールです。ワインが好きな方におすすめです。

ランビックの特徴は、なんといってもその強い酸味。ベリーの香りと酸味は、フルボディの赤ワインにも似た風味です。さくらんぼやカシス、ラズベリーを加えて発酵させるものもあり、飲み口は酸っぱさの中にも甘みが。ビールは苦手だけどワインは好きだという方は、ランビックを試してみるのはいかがでしょうか？

一般的なビールと異なり、ランビックは空気中に存在する野生酵母を使って醸造されます。そのため、炭酸のシュワシュワはかなり控えめ。
軽めのシードル程度の細かい泡しか出ません。
日本でも増えてきたベルギービール専門店で飲むことができるので、ぜひ試してみて下さいね。

ビールにフルーツ等の風味をあとから足すフレーバービールも、ビールの苦味が和らいですっきり飲めるものがほとんどです。
特にアップルフレーバーのビールは海外でも人気で、さまざまな種類のものが販売されています。

ビール専門店に行かなくても、簡単なフレーバービールなら自分で作ることもできますよ！
レモンやライム、冷凍ベリーをビールに浮かべるだけで、果実の香りが漂う飲みやすいビールに変身します。
どっしりしたビールではなく、コロナやバドワイザーといった軽い飲み口のものがおすすめです。

ビアカクテルの定番「レッドアイ」の名前の由来は、二日酔いで目を赤くした人がよく飲んでいたという説がひとつ。
苦味のあるピルスナーを使うと、味が引き締まって美味しいですよ。
トマトとはまぐりをブレンドしたクラマトジュースを使うのもおすすめです。シンプルなカクテルなので、自分なりのアレンジを見つけてみてはいかがでしょうか？

ビールとジンジャーエールのカクテル「シャンディガフ」を甘く漬け込んだフルーツでアレンジしたおしゃれな一杯。
彩りの良いフルーツを選べば、ホームパーティーや女子会にもぴったりの華やかさ。飲みづらいビールも美味しく変身しそうですね。

ラムベースのモヒートとビールを合わせた夏にぴったりのビアカクテル。フレッシュミントでさわやかな香りをプラスしましょう。飲みやすくなりますが、ラムをプラスする分アルコール度数が上がりますので飲みすぎには要注意です！

すだちを加えただけのシンプルなビアカクテル。すだちやライム等、甘みのない柑橘がビールの苦味とよく合います。柑橘とビールの組み合わせで風味が変わるので、自分の好みの一杯を見つけてみるのも楽しそうですね！

寒い時期になったら試してみたいホットビール。ヨーロッパでは風邪予防としても親しまれている飲み方なんです。苦味が和らいで飲みやすくなるので、ぜひ試してみて下さいね。
チョコやシナモン、オレンジ等の果物の甘みを加えることでより深い味わいに。