お正月はお雑煮を食べよう♪
角餅と丸餅、みなさんのおうちはどっち？
地域によって味の違いはありますが、まず大きな違いはお雑煮に入っている「お餅」の種類。四角い角餅（切り餅）と丸餅の2つがあります。みなさんのおうちはどちらですか♪
関東から北にかけて多い「角餅」
関東に住む多くのひとは、お正月に四角くカットされたお餅を食べるのではないでしょうか。
角餅を使うようになったいきさつには諸説あるようですが、江戸にたくさんの人が集まりはじめた時代、お餅を作る作業を手早く行うために角餅が好まれるようになったそう。寒い地方ではひびの入りにくい角餅が重宝されたという説もありますよ。
西日本で主流の「丸餅」
さて、通常はお餅をついたら手でひねって丸めることが多いですよね。丸餅には"円満"という意味のある縁起物。おめでたいお正月、お雑煮に入れるお餅は本来、丸餅だったのだとか。
地域によって違うお餅のカタチを知ったところで、ここからは日本各地のお雑煮をご紹介しますよ♪
日本各地のお雑煮レシピ
お雑煮は具材こそ各家庭で違うものの、地域によっての大きな違いは「味付け」ではないでしょうか。
北から「くるみだれ」や「すまし汁」「みそ仕立て」、さらには"おしるこ"のような「小豆汁」まであるんですよ。ここからは、いくつかの地域のお雑煮レシピをご紹介したいと思います♪
岩手「くるみ雑煮」
富山「牛肉とごぼうの氷見風お雑煮」
富山のお雑煮も、さっぱりした"すまし汁"がベースになっているそう。比較的、根菜類が多いのが富山県のお雑煮の特徴。こちらのレシピでは牛肉も入って旨味たっぷり♪
東京「江戸雑煮」
東京のお雑煮は鶏肉が入っているのが特徴的。そのほか、小松菜かほうれん草、そして焼いた角餅が入っているのが一般的です。こちらのレシピのように、柚子を添えると香り豊かなお雑煮に♪
京都「白みそ雑煮」
さて、全国的にお雑煮は"すまし汁"で作られることが多いですが、京都や大阪など関西の地域で見られるのが「白みそ」を使ったお雑煮です。もちろん、お餅は丸餅で！
奈良「きなこ雑煮」
岩手県の「くるみ雑煮」をご紹介しましたが、奈良・吉野の地域にあるのは、きなこをつけて食べる「きなこ雑煮」。
一般的に焼いたお餅に、きなこを絡めて食べることはありますから美味しいのは間違いありませんね♪
広島「牡蠣雑煮」
牡蠣で有名な広島でみられるのが「牡蠣雑煮」。牡蠣のエキスでつくる"すまし汁"なんて、なんとも贅沢ですね。地域によっては、白みそで仕上げるところもあるようです。
福岡「博多風雑煮」
最後にご紹介する博多のお雑煮は「ブリ雑煮」と呼ばれることもあるほど、ブリは欠かせない食材。他にも忘れてはいけないのが、かつお菜、そしてあごだしです。あごだしとブリの旨みたっぷりのお雑煮はまさにごちそうですね♪
残ったお餅は、ひと味違ったアレンジで！
お雑煮はとっても美味しいけれど、たくさん買ったお餅はなかなか食べきれないですよね。のりを巻いて磯辺餅にしたり、きなこやあんこをまぶしたり、いろいろな食べ方がありますが、来年はいつもと違う味でいただいてみてはいかがでしょうか♪
お餅の豚バラ巻き
ボリュームたっぷり、豚バラ肉を角餅に巻いて焼き上げた一品。豆板醤で少し辛みを足したら、おつまみにもピッタリです。
ホットプレートで焼き餅
丸餅をホットプレートで焼くと熱が均一に伝わって上手に焼くことができますよ。パーティー感覚で、上にはお好みの具をのせて。いろいろと味のバリエーションを楽しんでみてくださいね。
レンジで簡単あべかわ餅
こちらのレシピではお餅を電子レンジで調理しています。焼いてからお湯をくぐらせるよりも柔らかくできるのだそう。ゆで小豆をそえて手軽につくれるスイーツに。
モッフル
おうちにワッフルメーカーがある型は、ぜひ、丸餅を焼いてみてください…！ワッフルのような餅、その名も「モッフル」の完成です。まわりのカリカリと、口にした時のモチっとした食感が楽しい♪
揚げおかき
最後におすすめするのは、揚げおかき。お餅は、天日干ししてしっかりと乾燥してから揚げれば油がはねにくいですよ♪カリカリに揚げきれていない、しっとりとした部分を楽しめるのも手作りおかきの醍醐味！
まとめ
全国のお雑煮とお持ちのアレンジレシピをご紹介しました。お雑煮の味は地域によってさまざま…見たことのない具材や味付けのお雑煮に驚いた方も多いのではないでしょうか。"我が家"の味も落ち着くと思いますが、来年のお正月は、ぜひアレンジレシピも楽しんでみてくださいね♪
お正月に一年の無事を祈って食べるといわれている「お雑煮」。
お雑煮を食べる習慣は日本全国にあるようですが、その味は地域や家庭によってさまざま。すまし汁、みそ味、いりこだしを使ったお雑煮など、色々なお雑煮があるんですよ♪