パンパスグラスは、南アメリカ原産のイネ科シロガネヨシ属の多年生植物。和名（別名）は「シロガネヨシ」です。成長すると3m以上の高さに育つこともあり、「お化けススキ」という異名も。

ススキのように見えますが、ススキはイネ科ススキ属の植物。まったく異なる植物なんですよ。

パンパスグラスは8月～10月に、ふんわりとした羽毛のような花穂がつきます。雄株と雌株があり、綿毛がたくさんついた雌株の方が鑑賞用として適していると言われています。

20種類ほどの品種があり、よく見られるものは白銀色。そのほかに、黄色、すこしピンクがかったような白銀色、ピンク、紫の穂色のものもあります。

『ドライフラワーの状態で、色付きのパンパスグラス』として販売されているものの中には、天然だけでなく、人工的に着色されたという商品もあります。染められた色のほうが発色よく仕上がるそうです。購入時に併せて確認しましょう。

お花屋さんでもドライフラワーで売っていることが多いのですが、中には生花の状態で販売されていることも。どういう状態での販売なのか、お花屋さんに確認しておくと安心です。

生花で買ったときは、風通しのよいところに置いておけばきれいにドライになりますよ。

ドライフラワーにすると長く楽しめるパンパスグラスですが、古くなってくると、穂が落ちたりすることも。

そういったことが気になるという方は、本物ではなく、造花（フェイクグリーン）のパンパスグラスを飾るのもおすすめ。本物とよく似ていますよ。インテリアショップなどで取り扱っています。

1本だけのパンパスグラスをフラワーベースに、さりげなく、シンプルに飾って。少し殺風景で寂しいなという空間に、季節の彩りを添えられます。

何本か束ねたパンパスグラスは、穂先をほぐして、よりふんわりと。ボリュームが出て、たっぷりと豊かなイメージになりますよね。パンパスグラスは高さがあるので、フラワーベースに入れるときは、どっしりとした安定感のあるものを選んで。少し深めで重さのあるフラワーベースがよく似合います。

穂先が長く、ふんわりとした大きめのパンパスグラスと、小さめのパンパスグラスを隣同士に並べて。大きい方を何本か束にして、フラワーベースに入れることで、ボリューム感を強調できます。

白っぽいパンパスグラスは、窓辺に置くと、やわらかく光を通して、お部屋が穏やかな印象に。圧迫感もありません。

パンパスグラスで周りを囲んで、ふんわりと優しいブーケに仕上げています。白と緑を基調とした爽やかなブーケは、洗練された印象。リビングや寝室に飾りたくなりますね。

ドライフラワーならではの、落ち着きのある色合いが魅力的なスワッグです。このまま、ブーケのように棚の上に飾るもよし、紐をつけて壁にかけるもよし。背面にずらりと敷きこむようにパンパスグラスをアレンジしておけば、前後がはっきりして、スワッグとして飾りやすくなりますね。

ドライフラワーの白いブーケです。放射線状に広がるように、お花をアレンジしています。どのお花もバランスよく生けられ、パンパスグラスもさりげなく上手に混ざっています。広がる枝ぶりが、動きのある印象に。ドライフラワーなのに、元気のあるイメージですね。

少しくすんだようなベージュがかったパンパスグラスは、穂先をほぐして、たっぷりとしたイメージに。

白が基調のホテルライクなお部屋中で、ベースカラーを邪魔することなく、おしゃれな存在感を放っています。

カーテンやブラインドをかけた窓辺に置くのも素敵ですね。陰影が美しいインテリアのひとつに。

ベージュっぽいパンパスグラスに、やわらかな光と影がよく似合っています。

穂先の部分だけが出るように、小さめのフラワーベースにアレンジ。オマジオブラスのフラワーベースのゴールドがパンパスグラスのオフホワイトにぴったり。穂先を不揃いに生けると、動きが感じられますね。

形の違いが楽しめる白ベースのお花と合わせて、シンプルな花瓶に。ナチュラルなテイストなので、他のカラーとも合わせやすく、ピンポイントでインテリアのアクセントをつけられますよ。

透明感のあるブラウンのフラワーベースに、パンパスグラスだけをアレンジ。なびくように、たっぷりとした穂先が秋のイメージをふくらませます。フラワーベースの口にぴったり合うよう、量を調節。ぎゅっと差し込むようにすると、安定感も増しますね。

すこし重心を右にずらして、パンパスグラスをアレンジ。アシンメトリーに生けると、スタイリッシュな雰囲気に。すとんとしたフォルムのクリアなフラワーベースに生けると、花全体のシルエットが引き立ちます。

すすきのように、すっと上に伸びる感じのパンパスグラスは、空間の余白を感じさせる生け方を。茎を重ねるように、放射線状に広げると、大人っぽい余裕のあるインテリアが完成します。

違うトーンの白がテーマの2種類の植物を一緒のフラワーベースに飾って。パンパスグラスのベージュがかったニュアンスのある白の柔らかそうな穂先と、コットンフラワーの真っ白なふわふわのワタの実の対比が素敵です。

取っ手のついたレトロな面持ちのフラワーベースには、ふわふわパンパスグラスと、丸い葉が特徴的なルナリアをアレンジ。直線と丸という幾何学模様の味わいを楽しめるおしゃれな生け方です。

ガラスのフラワーベースには、長さを生かしたパンパスグラスを。すっと上に向かうイメージで、空間がとても華やかな印象になりますね。

お部屋のコーナーに、たっぷりとしたボリューム感のあるパンパスグラスをアレンジ。大きめのインテリアですが、動線の邪魔にならないので、おすすめの飾り方のひとつ。壁紙のトーンとほんの少し、違った色味のパンパスグラスを選ぶと、ぐっと立体感のある印象に。

おうちの顔である玄関に、大ぶりなパンパスグラスを飾ると、お客様も秋の気分を楽しめますよね。風水で重要なスポットである玄関に飾るときは、埃をためないよう、お手入れには注意しましょう。

瑞々しい緑の鉢が並ぶ中に、背が高く、白く明るいパンパスグラスを混ぜると、全体のバランスがぐっと良くなります。いろいろなかたちの葉っぱの中で、トーンが少し違うパンパスグラスがとてもおしゃれですね。

パンパスグラスとコットンフラワーをメインにした、シンプルなスワッグを壁に飾って。太めのパンパスグラスを一本、中心にして存在感も抜群。白いリボンで束ねて、全体をきれいにまとめています。暗めな色合いの壁にかけると、白さが際立ちますね。

アケビのツルとレモングラスを巻いたベースの片側に花材を寄せて、アレンジしたアシンメトリーリースです。パンパスグラスのほか、秋色紫陽花やルナリアといったユニークな形の秋の花材を集めて、シルエットが美しいリースに仕上がっています。

プレーンなアイアンリースに、パンパスグラスを左右対称にアレンジ。白いナンキンハゼを片側に飛び出すように生けて、アクセントにしています。壁に飾るほか、ドアリースにもぴったりです。

ふんわりと柔らかな穂先を生かして、ぐるりと丸く形作ったパンパスグラスのリース。ふかふかの雰囲気が、とても暖かそうで、秋から冬のインテリアにぴったりですね。ラムズテイルブッシュで小さく、かわいいアクセントをプラス。素朴で優しいリースですね。

パンパスグラスとハイブリッドスターチスを小さな束にして、交互にクリップで留めたガーランド。シンプルなのに、目を惹くキュートなインテリアです。これひとつで、広い面積をデコレーションできますよ。

すこし変わった飾り方がしたいときは、試験管がおすすめ。植物標本のように、いろいろなお花を一本ずつアレンジしても面白いですし、パンパスグラスだけをずらりと並べてみると、リズミカルな表情のあるインテリアになりますよ。

「土と風の植物園」で販売しているパンパスグラスです。こちらは「晩生（おくて）」のパンパスグラス。ふんわりとした穂先のドライフラワーです。飾る場所によって、サイズを選べる3サイズ展開。

フラワーベースの大きさや飾りたい場所によっても、似合う大きさが変わります。

玄関や寝室で床置きのフラワーベースで使いたいときは、Lサイズがおすすめ。テーブルやチェストの上に飾るなら、Mサイズがいいでしょう。届いたら、左右に軽く振るようにすると、空気が含まれて、ふんわり、ボリューム感が出ます。

高さ約110cm前後の長めパンパスグラスのドライフラワー2本セット。穂先のボリュームもあって、しなやかにお部屋を彩ってくれます。大きめの梱包ですが、送料無料というところも嬉しいポイント。丁寧に梱包されて届きますよ。

多種多様な花と一緒に、ボリューミーなブーケに仕上げた作品。黄色のバンクシアやプロテアロゼット、ドライアンドラなど、くすみカラーの大人っぽい雰囲気の花がぎゅっと集められています。

このまま、ぽんとチェストの上に置いたり、階段に立てかけたり。様々な飾り方を楽しめそうです。

フレッシュなグリーンのワイルドな花材をたっぷり集めたブーケ。パンパスグラスと、他の植物の質感の違いが目を惹きます。風通しのいいところに置いておけば、フレッシュからドライになる過程も楽しめますね。