「リノベーション」で理想の住まいに
リノベーションは、理想の住まいや将来の暮らしをしっかりと思い描いてからスタートさせると良いですね。今回は、リノベーションの目的について考えます。住まいづくりのヒントにぜひお役立てくださいね。
リノベーションをするメリットは?
住む人のライフスタイルや理想に合わせて新しい価値を生み出す改修が「リノベーション」。将来にわたって快適に暮らすため、そして長く住み続けるために住まいに手を加えるのです。
リノベーションをすることで、ライフスタイルの変化に対応できたり、省エネに配慮した機能的な住まいになったり…新たな価値を生み出しながら、家族の暮らしに寄り添う住まいづくりができます。
中古物件を購入してリノベーションする場合、工事期間は一戸建てで2か月程度、マンションで1か月程度かかると言われています。もし気になる物件が見つかったら、同時に相談できるリノベーション会社も探しておくと入居までスムーズに進みやすくなりますよ。
リノベーションの目的を考えよう
1. メンテナンス
リノベーションの目的、ひとつめは、将来にわたって快適に暮らせるようにする「メンテナンス」。安心して生活できるよう危険な場所や不安を解消していく住まいづくりです。
また、調理がしやすい、お手入れしやすいなど機能性のあるキッチンへの変更、モノがきちんと収まる使いやすい収納をつくるなど、暮らしやすさに繋がるメンテナンスも大切なポイントです。
さらに、住まい全体に目を向ければ、地震に対しての耐震性や、家族の安全を守る防犯性なども外せません。内部では段差をなくしてバリアフリーにする、滑りにくい床材に変えるなど、安心して暮らせる住まいづくりも、リノベーションの大切な目的です。
2. 間取りの変更
もし、今住んでいる住まいに少し不満に思うことが出てきたら…将来どんな風に暮らしていきたいのか、困っていることはないか、一度家族でしっかりと話し合ってみてはいかがでしょうか。その希望をもとに、リノベーション計画すれば、納得のいく理想の住まいづくりの近道になります。
子どもの成長や家族のライフスタイルの変化にともない、使いやすい間取りも変わっていくもの。物件により条件はありますが、リノベーションによってこれからの暮らしにマッチした間取りに変更することもできます。
将来のライフスタイルの変化を考えるなら、できるだけフレキシブルに使える大空間をお好みで仕切れる間取りもおすすめです。また、今は必要がなくても、早めにバリアフリー対策をしておくと安心ですね。
3. コストダウン
リノベーションすることで、住みやすくするだけでなく「省エネ」になることも。住み続けていくことを考えると、ランニングコストを抑えたりエコに繋がったりとメリットがたくさんあります。
省エネのアイデアは、床や壁・天井などの断熱性を高める、太陽光発電システムを導入するなどさまざま。初期費用はかかりますが、長い目で見ればコスト削減にも繋がるかもしれません。
4. 建物を維持
風雨にさらされる屋根や外壁など、傷む可能性が高い箇所は定期的なメンテナンスが必要になります。長く住み続けようと思うならば、「建物の維持」するためのリノベーションは大切な目的のひとつです。特に、日々の暮らしに直接関わる「雨漏り対策」は外せないポイントです。
自分たちが住む間だけでなく、将来賃貸や誰かに譲ることを考える場合にも、資産価値を維持することは大切。こまめなメンテナンスで、住まいの性能をきちんと保ちたいですね。
「リノベーションで」より暮らしやすく
リノベーションの目的を今一度家族で共有すれば、きっと理想の住まいに近づくはず。将来の暮らしについて話し合う時間も、家族の絆を深める大切な機会になるかもしれませんね。
愛着ある住まいを、より暮らしやすく魅力をプラスするリノベーション。今不満に思っていることを改善するだけでなく、今よりもっと素敵なくらしを思い描いて、住まいづくりを考えてみてはいかがでしょうか。
若い世代を中心に人気の「中古住宅を購入してリノベーションする」というアイデア。住みたい場所、好みの間取りやインテリアにこだわりがある方にとって、魅力がたくさんあります。でも、リノベーションしたいと漠然と思っていても、その「目的」がブレてしまうと途中で悩んだり迷ったりしてしまうかも。