ユニットバスとは、あらかじめ工場で成形した浴槽・天井・壁・床等のパーツを現場で組み立てて設置する浴室のことです。各つなぎ目部分が一体化しているので水漏れのリスクが少なく、工期が短いため人件費を安く抑えられるのがメリット。
また、ユニットバスには『浴槽＋洗面台』がセットになった2点ユニットバスと、『浴槽＋洗面台＋トイレ』がセットになった3点ユニットバスがあります。

ビジネスホテルやワンルームの賃貸物件などでよく見られるのは、こんな3点ユニットですよね。デメリットはなんといってもその狭さ。収納はほとんどなく、窓がない場合は湿気がこもりがちで、換気扇を使ってもカビが生えやすいのも難点です。
でも毎日頻繁に使用する場所だからこそ、狭さに負けず、できるだけ快適に整えたいと思いませんか？

賃貸物件のユニットバスは、原則として工事を伴うリフォームはできません。簡単diyとは、原状回復が可能な範囲でバスルームを快適にアレンジすること。可愛いバスグッズやおしゃれな収納アイテムを使えば、見た目もグッと素敵になりますよ♪

洗面、トイレ、お風呂と一日に何度も立つことになる3点ユニットの床は、冬場は特に冷えが辛くなります。こちらは断熱性や保温性が高いと言われる素材、竹製でできたバスマット。ほかにも、すのこを敷いた上にマットを置くなどの工夫でも床のひんやり感はかなり軽減されます。

一般家庭の浴室では、オプションとして設置することも多い手すり。3点ユニットバスに別途取り付けたい場合は、市販の吸盤手すりなどを使う方法もあります。強力な吸盤によって固定するタイプの手すりなら、浴槽や壁面など、つるつるした場所であればどこでも着脱可能です。

賃貸物件であっても、100均の工作板やリメイクシートを使ってバスルームのドアをアレンジすることができます。板は両面テープで貼っているだけなので、現状復帰も簡単。アンティーク風やナチュラルテイストなど、好きなインテリアの雰囲気に合わせてdiyすれば、ますますお部屋に愛着が湧きそうです。

3点ユニットのスペースの中で、ちょっとしたワンポイントになるのがトイレットペーパーホルダーです。もともとのホルダーにおしゃれなカバーをつけるだけでも雰囲気が変わりますし、既存のビス穴を利用して取り付けられる素敵なデザインのホルダーもありますので、ぜひひと工夫してみましょう。

ユニットバスとセットになっている洗面台はコンパクトな設計が多く、物を置ける場所も広くありません。衛生用品やスキンケアアイテムなどは、散らばらないようケースにまとめておくとすっきり片付きます。こちらのようなトレイを使えば、ホテルのサニタリーのような洗練された雰囲気も演出できますね。

また、洗面台下や横の隙間スペースも吊り下げ収納に活用できます。両面テープや吸盤を使ったフックを取り付ければ、ちょっとしたものを引っ掛けておけて便利ですよ。

こちらは100均の木材と焼き網で作るトイレットペーパーの収納棚です。木材のカットも必要なく、買って来たサイズのまま組み立てれば出来てしまうという簡単さも嬉しいポイント。
三角フックで固定する仕様ですが、鋲が使えないユニットバスではマグネットや吸盤を使うなど、色々アレンジを加えてみましょう。

壁面の角を利用したこんなラック収納でも、スペースを有効に活用できます。シャンプーやボディーソープなどは、浴槽側の壁にこうして常備しておくと使い勝手も良いですよね。

シャワーホルダーに差し込むタイプの収納ラックも、狭いユニットバスでは定番のアイテム。入浴に必要なものがコンパクトにまとまります。こちらのラックにも、小物を掛けられる取り外し自由なフックが付いていますよ。

浴槽の縁に掛けて使うバスタブトレーは、浴槽に浸かってのんびり過ごしたい時にぴったり。防水のテレビやスマートフォンを置いて楽しんだり、美容アイテムを用意してマッサージにじっくり時間をかけたい時などに活躍します。

ユニットバスの悩みの種、お風呂グッズのカビやぬめりを最小限に抑えるコツは、とにかく水気をきちんと切って乾燥させること。100均で買えるステンレスバーと、貼ってはがせるフックを使えば、棚に並べるよりしっかり乾いて清潔な、お手製のぶら下げ収納が簡単に完成します。

また、壁と壁の間につっぱり棒を渡し、S字フックやハンギングピンチをぶら下げれば、色々なものを吊るせる収納になります。タオルもこちらに掛けておいて、備え付けのタオルバーには100均の木製ボックスを繋げたミニシェルフを設置。空きスペースをくまなく活用しながら、見た目もおしゃれな空間になっていますね。

ゆらゆら揺れる小さな炎は、見ているだけで不思議と心を癒してくれます。こちらはオーガニック由来の菜種油とソイワックスが主成分で、溶けたロウがマッサージオイルになるスキンケアアロマキャンドル。優しい灯で癒されたあとは、温かいオイルのマッサージが楽しめます。

古代の火山灰から生まれた100％天然素材のクレイは、湯船に入れれば入浴剤に、少量の水を混ぜてクリーム状にすれば美容パックにもなる優れものです。冷えの改善や疲労回復、保湿、美肌など、女性に嬉しい効果がいろいろ期待できる高品質クレイを、ぜひバスタイムのお供に。

暗くて湿気が多いイメージの浴室ですが、こうした環境を好む植物なら鉢植えで育てることもできます。ただし、日光と風が全く入らないタイプのユニットバスの場合は、フェイクグリーンやハーブのスワッグなどを使うのがおすすめ。お好きなハーブを束ねてハーバルバスにすれば、香りのリラックス効果も得られます。