ワンルームや1Kといった手狭なお部屋で暮らしていると、どうしても狭さや収納の少なさが目立ち、不満を抱きがちですよね。そんなコンパクトな住まいの“良さ”を再発見し、理想の暮らしを叶えてみませんか？ きっと今の住まいがもっと好きになり、より心豊かに暮らせるはずです。

コンパクトな住まいならではの良さに気付いていますか？ 狭い、きゅうくつ、収納がない、使い勝手が悪い……。こんなデメリットばかりのようなお部屋も、実はメリットが隠されています。今の住まいで理想の暮らしを叶えるために、コンパクトな住まいの良さを再発見しましょう。

コンパクトな住まいでは、暮らしのすべてが半径数メートルほどで完結します。動線も最短、家事も最低限で済みますし、余計なスペースがないぶん、掃除などの手間もかかりません。

限られたスペースでは、持てるモノの量にも限りがあります。何を持つべきか、持たざるべきかという目が養われ、暮らしが洗練されてゆき、おのずとミニマムライフに近づくのです。

身の丈に合った暮らしをしていると、時間とお金だけでなく、心にも余裕が生まれます。自然と「足るを知る」ことができ、自分は満たされているという安心感や充足感が得られるのです。

コンパクトな住まいのデメリットを“デメリットのまま”にしていては、不満が募るだけです。狭さを逆手に取って暮らし上手になれば、理想の暮らしに近づけます。では具体的にどのようにすればいいのでしょうか？ そのカギは、“合理的なモノ選び”にあります。

コンパクトな住まいに大仰な家具は不釣り合いなように、持て余すようなモノは持たないことです。モノの大きさだけでなく、持ちきれない、使いきれないほどのモノは持たず、住まいにフィットするモノだけを選びます。

モノ選びとともに大切なのが、限られたスペースをどう生かすかです。住まいの広さは変えられなくても、レイアウトやインテリアの見せ方次第で広く見せることは可能ですし、空間を無駄なく使い尽くすことで収納に困ることもありません。

コンパクトな住まいでは、動線や視線を遮らないように、機能的にレイアウトすることが大切です。ワンルームなら、部屋に入ってからベランダまで、すっと一直線に通路ができるように家具を配置します。動作が最短距離、あるいは一か所で完結するようにレイアウトするのが理想です。

収納が少ないお部屋では、収納家具を置くこともありますよね。背板のないシェルフなら、圧迫感もなく視覚的に余裕が生まれます。収納棚の上の方は軽いモノを置き、何もない余白を作ってヌケ感を。姿見やウォールミラーなど、空間を広く見せるアイテムもおすすめです。

空間を使い尽くすには、小さなスペースも無駄なく活用します。引き出しの中は立てて収納すれば、容量アップ。壁面にはフックや棚を取り付けて、掛ける収納に。洗濯機の横、扉の裏、クローゼットの隙間など、デッドスペースになりがちな小さな空間も、突っ張り棒やフックで無駄なく使い尽くします。

ワンルームや1kなどのコンパクトな住まいで叶える、理想の暮らしのヒントをご紹介しました。コンパクトゆえの豊かな暮らし、必要最小限の暮らしから生まれる安心感や充足感を、あなたも感じ取ってみてくださいね。