ベランダやバルコニーで、あなたなら何をしたいですか？「どんな時間を過ごしたいか」「誰と過ごしたいか」「どんなものを置きたいか」…お望み次第で、アレンジの方向性も変わってきます。ここからは、具体的なテイストの違いや、それぞれにオススメのアイテムをご紹介していきます。

リビングの延長として、窓の向こうに広々としたテラスのような空間はいかが？一般的なベランダも部屋のフローリングと、バルコニー床材の向きを揃えることで連続性を出し、広く見せることができそう。

手すり部分も縦ライン。リビングと連続したベランダ・バルコニーは、置き場所や見せ方に統一感を持たせることで、一体感が出ますよ。

リビング感覚で使うバルコニー空間には、テーブルやチェアも家具感覚のものが気分。こちらの木製の折りたたみテーブルは、室内・屋外どちらでも使えることをコンセプトに作られています。

陽ざしがたっぷりのベランダやバルコニーなら、グリーンを並べてプライベートガーデン風に仕立てるのも素敵。こちらは床から天井の高さいっぱいまで窓を設けたお部屋。窓の外のグリーンがまるでアート作品のように見えます。

屋根つきのバルコニーは、まるで温室やサンルームを思わせる空間。たっぷりの陽射しを必要とする植物を置いてあげたくなりますね。

ただ床に置くだけではなく、ワゴンやハンギングなども使うと、立体的な空間の使い方になります。

このままでも十分に広くて心地良さそうなバルコニー。お友達を呼んでガーデンランチなんて楽しそう。でも、それだけじゃないんです。

なんとこちらのバルコニーには、電動のオーニング（ひさし）がついています。ここまで本格的なものでなくても、パラソルなど陽射しを遮るものがあるといいですよね。

周りからの視線を遮るラティスやフェンスがあると、プライバシーや子どもの安全の面でも、ご近所への配慮の意味でも安心ですね。

手動のオーニングなら、自動のものよりコストダウン。外国の街角のカフェのような雰囲気も楽しめそう。部屋に強い日差しがはいるのを防ぐこともできておすすめです。

ピクニック感覚を楽しむならハンモックをどうぞ。こちらのアイテムは吊り下げ型ではなく、床置き型なので、周辺に頑丈な木などがなくてもOK、室内にだって置けちゃいます。チェアーとして使うこともできるので、いろんなシーンで活躍しそう。

ブログ「Chairs and.」のミキさんは、DIYでベランダをおしゃれに改造。BEFOREはこのように、「ごく普通」のシンプルなベランダですが…

こちらがAFTER。壁面のラティスは、ベッドのすのこをリサイクルしてペイント。棚を取り付け、グリーンを飾って…ナチュラルなカフェのような、心地良いスペースになりました。

反対側は洗濯物を干せるランドリースペースとして。マンションの場合は、避難経路となる境界壁はふさがないように気をつけましょう。

ベランダやバルコニーといえば、気になるのがエアコンの室外機。「これがあるせいで殺風景に…」と思う方も多いのでは？そんなときは、室外機カバーをつけることで目隠しに。直射日光からエアコンを守ることで、省エネや節電効果も期待できるかも。

ブログ「公園よこのちいさな家から」のkoenyokoさんが選んだのは、吹き出し口のルーバーが上向きになった室外機カバー。熱気を上に逃がし、ベランダの暑さを軽減する効果があるそうです。植物を載せるためにビニールテープをそよがせて、風の向きを「検証」したのだとか。

上と全く同じものではありませんが、こちらも上向きルーバーの室外機カバー。天然木でできていて、ナチュラルな質感も魅力です。