この1年、ほとんど掃除ができなかった場所はありましたか？
めったに使用しない、手が届きにくい、汚れすぎて何から手を付けたら良いか分からないなど、どんな家にもあること。掃除以外でも生活していくなかで、邪魔だと思ってしまう物や不便に感じることをまずはピックアップしてみましょう。

みんなが集まるリビングやキッチン。動きを妨げずスムーズに家事を行うのに大切なのは「導線」です。とくに短い時間であれこれとやることの多いキッチンでの作業では導線は重要。キッチンの型に合う家具の配置を決めましょう。今の配置は掃除がしやすく動きやすいですか？この機会にいったんリセットし、テーブルやソファの配置を1から組み直してみましょう。

サイズが合わない、置く場所が確保できない家具は思い切って買い替えも検討してみて。また、別の部屋で使っている家具が以外にもハマる場合もあるので、家中のインテリアを視野に入れてみましょう。

ダイニングテーブルがカウンターキッチンに寄せて配置されている例。片側に大きな通り道ができ、壁とテーブルの下にもゴミ箱が置けたりと、座ったときの使い勝手が良さそうです。

一方ダイニングテーブルをカウンターキッチンから離し、縦に配置された例。テーブル周りをぐるりと一周でき導線がスムーズに。掃除機やモップがけもしやすそうですね。テーブルを横置きか縦置きにするか、壁にくっつけるか離すかで、随分雰囲気も導線も変わります。家事動線に合わせて型を替えてみましょう。

もともとソファがあった場所はフリースペースに。小さなお子さまがいらっしゃれば良い遊び場となり、後片付けも簡単そうです。洗濯物を畳むスペースとして、趣味を楽しむスペースとしても多目的に使えますね。

ベッドルームは心地良い休息を得られる場所にしたいものです。細々とした小物はすっきりと収納する家具を選びたいですね。クローゼットやドレッサーも、乱雑にならないよう物の置き場所をしっかり決めておきましょう。

大掃除後のきれいをキープするには、汚れの元となる「埃」を寄せ付けないこと！毎日ささっとはたきをかけるだけでも全然違います。時間も手間もかからないので、日々の日課にしてみましょう。

毎日掃除機をかけ埃を寄せ付けない生活環境が理想です。忙しい毎日、足元はロボット掃除機におまかせするのも手。

雑貨や小物もいつのまにか埃が溜まりやすいもの。気づいたときにはたきをかけることで、埃を溜めないようにしましょう。

手が届きにくいフロアライトも、汚れを溜めてから掃除をするのは面倒なインテリアです。柄の長いはたきでこまめに埃を落としておきましょう。静電気が起きやすい素材には静電気除去スプレーを振っておくのも効果的。

食べかすや小さなゴミが溜まりやすいソファの隙間も定期的に掃除機をかけましょう。乾拭きするとなお良いですね。

インテリアでは経年変化により金属部分のくすみや腐食が気になることも。細かい部分も見落とさないよう拭くようにしましょう。

掃除を手軽なものにするためにも、掃除道具は使いたいときにすぐ手に取れることが大事。よく使う道具は各部屋1つ準備しておいても◎部屋に置く場合は見えても素敵なデザイン、機能性重視で選んで。

家具に多い木製品には水分を含んだ雑巾は不向き。材質が良い木材には、専用の洗剤やオイルを使って乾拭きが王道です。どうしても埃が付きやすいので、はたきも準備。一日の終りや朝起きて埃の動きが止まっている間にそっと拭き取って。

ファブリック類やプラスチック製品などのシミや汚れが気になるときは、洗剤を含ませて水で絞った雑巾やアルカリウォッシュを使って除去。最後に洗剤のシミがつかないよう水拭きしておきましょう。

家具は楽に移動できるほうが掃除がしやすいですよね。床を傷つけると思うと躊躇してしまうもの。足元にはキャップを付けたりキャスターが付けられるものには装着しておくと良いですよ。

動きやすさや掃除のしやすさを考えてインテリアを配置すれば、大掃除後のきれいが続きやすくなりますよ。便利なお掃除アイテムやお気に入りのグッズを見つけて、掃除を楽しくしましょう。