名物店主のお買い物日記 no.50
やっと出合えた、ロングセラーペンの話 ―カタカナ 河野純一さのカバー画像

やっと出合えた、ロングセラーペンの話 ―カタカナ 河野純一さん

キナリノモールに集うストアの個性的な店主たちが、自腹を切って買ったものや愛用品をひたすら語る、徒然お買い物リレー。しっくりくるシャープペンがなかなか見つからなかったというカタカナ河野さん。今回はやっと出合えた、ロングセラー品のお話です。

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2022年08月01日作成
河野純一
カタカナ 代表
河野純一
「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」をコンセプトに、東京自由が丘でカタカナという雑貨店を開きました。両親はパタンナーと縫製の仕事、兄妹はデザイナーと洋服につつまれて育ち、就職は洋服の世界で20年!海外かぶれの僕が、日本の魅力に気がついてはじめたのがこの店です。オープン以来つづけている”さがしモノの旅”という名の全国をめぐる出張が楽しみでしようがありません。
やっと出合えた、ロングセラーペンの話 ―カタカナ 河野純一さん
やっと出合えた、ロングセラーペンの話 ―カタカナ 河野純一さん
お店を開店する前から良いシャーペンを探していたのですが、なかなか納得のいくモノに出合えませんでした。文具店に立ち寄ると必ずシャーペン売場をチェックしますが、どうもあの透明なプラスチック製のペンに魅力を感じられません。

次に頭に浮かぶのは、万年筆コーナーに並ぶシャーペン。あれも苦手です。会社の偉い人たちが持っていそうなたたずまいが嫌です。「どうだ!お前らとは身分が違うんだぞ!!」と言っているような気がするのです。

そんなときに出合ったのが、ぺんてるの「KERRY(ケリー)」です。実は1971年から作り続けている製品。持ったときに「少し重いかな?」と感じますが、長時間書いても疲れにくい。逆にあまり軽いと、良いペンを持っているという実感がわきません。
やっと出合えた、ロングセラーペンの話 ―カタカナ 河野純一さん
書き心地も良いですよ。アルミを削り出したペン先部分が長く、筆圧が高くても芯が折れません。先端に向かってえぐれているのは、書いているときにペン先の視界を良くするためだとか。
やっと出合えた、ロングセラーペンの話 ―カタカナ 河野純一さん
塗装も良い感じです!万年筆を思わせる質感がたまりません、それでいて、偉ぶっていない雰囲気が素敵です。

ぼくが愛用しているのは万年筆の様な光沢の黒ですが、お店で置いている定番のカラーは4色。そのほかに限定色も不定期で入荷するので、ついついコレクションしてしまいます。ミディアムグレーはぜひ女性に使っていただきたい、とっても綺麗なグレーです。ほかにはメタリックなブルーとピンク。

最後に、僕が一番気に入っているポイントは、キャップを差し込んだときの「カチッ!」という音。10年以上使い続けても心地よい響きです。0コンマ何ミリの加工技術の心意気を感じます。「カチッ!」とやってみたい方はこちらへどうぞ!

今回紹介したアイテム

次回の“名物店主”は8/4更新予定。お楽しみに!

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