自分では一生懸命、丁寧に書いていても、「どうしても乱雑に見えてしまう…」ということ、よくありますよね。

文字を正しく、整えて書くことができると、手紙・手帳などに手書きすることが、もっともっと楽しく感じられるようになります。

この機会に、美文字を身に付けて、その楽しさを味わえるようになりましょう。

今回は、“美文字を一生の財産”にするための「美文字の書きかたテクニック」をお届け。

そして、文字をきれいに書きやすいペン・下敷きなどの、「おすすめの文具アイテム」「美文字の練習帳」も、あわせてご紹介します。

正しい姿勢で書くことは、美しい文字を書くための基本中の基本です。

机と体の間をこぶし一つ分あけ、両足はしっかりと床につけ、背筋をまっすぐ伸ばして座ります。

右利きの方は、右胸の前あたりで書くように気を付けると、まっすぐ書いていけます。

ペンのハンドリングが上手にできないと、強弱のついた美文字を書くことはできません。

人差し指と親指でつまむように持ち、そこに中指を添えます。三本の指にバランスよく力が入るようにしましょう。

こうすることで、どの方向にもペンがスムーズに動くようになります。

文章を書くときは、中心線をそろえるようにすると美しく見えます。文字の大小があっても、中心線がそろっていると、すっきりと読みやすくなります。

文章はメリハリがある方が読みやすく、整って見えます。ひらがな、カタカナは漢字よりすこし小さめに書くといいですね。また、画数の多い漢字は大きめに、画数の少ない漢字は小さめに書くとバランスよく見えます。

書き味の良いゲルボールペンといえば、ゼブラ（ZEBRA）の「サラサ0.4」がおすすめ。軽いタッチでサラサラ書けるうえ、発色も良くとても見やすい文字が書けます。

滑らかな書き味で定評がある、三菱鉛筆の「ジェットストリーム」。シンプルな白いボディがおしゃれで、どんなシーンでも使いやすいボールペンです。サラサラしていて速乾性に優れたインクは、書きやすく、かすれません。

大きめの文字を練習したいときは、子供用の漢字練習帳がおすすめ。十字の補助線が入っているので、バランスよく書くことができます。

ひとマスが大きいので、細かな部分まできっちり練習できますよ。

こちらは、製本大手として知られる、ナカバヤシから発売されているノート。まさしく美文字の練習にぴったりの、人気の一冊です。

その人気の理由は・・スロープラインとよばれる補助線が入っていること。

「右上がりの文字のガイドライン」、「重心が揃う平行線」、「文字間隔を均等にする縦罫線」の、3つのラインで美文字をサポートしてくれて、機能性抜群です。

総合文具業界1位のコクヨ(KOKUYO)が手がける、キャンパスノートシリーズをご紹介。

こちらは、10mm実線入りの5mm方眼ノートです。Amazonでの評価が高く、いろいろなカラーが販売されていますよ。

中心線が入ってい方眼ノートで、それぞれの端にも三角形のメモリ点付き。また、小学生の学習用として役立つよう、なめらかな書き心地や消しゴムでの消しやすさにこだわって作られています。

日常的にノートを使う人におすすめ。こちらを愛用して、日頃から一文字ずつ、丁寧に書く習慣をつけてみてはいかがでしょう。

こちらの「きれいな手紙が書ける便箋」は、下敷きに補助線が書かれているため、中心線を意識しながら手紙を書くことができます。便箋を折るときの目安となるラインも下敷きに書かれていますよ。

縦書きの手紙初心者さんなら、ひとつあると安心の便箋です。