楽しんで集めたい「和のテーブル小物」
一点ずつ柄違いで集めて楽しめる物も多いので、子供の頃の文具集めのような気分でワクワクしながら気に入った物を探してみませんか？今回は、少しずつ集めたくなる豆皿や箸置きなど素敵な「和のテーブル小物」をご紹介します。
豆皿
こちらは「印判」という大量生産向けの絵付けの手法が使われています。一点ずつ手書きするのではなく型紙を使って量産する技法ですが、細やかな柄を皿に描く技術は大変な物です。白字にブルーの彩りなので日常の食卓にも取り入れやすいタイプです。
形で遊んでいる豆皿も様々ありますが、こちらは倉敷意匠×kata kataのコラボレーション、動物シリーズの豆皿です。印判手という手法で絵付けされています。
他にもクマやアホウドリなどバリエーションがあり、食卓がまるで動物園のような楽しい雰囲気に。
茶色がかった、オパールのような色のガラスの豆皿。アンティークのような落ち着きのある色合いです。菊やマーガレットのようなシルエットのお花を象っています。食卓に季節感を運んでくれそう。
箸置き
これちらは、リサ・ラーソンのネコちゃん、マイキーの箸置きです。ちょっとしたディスプレイにしておいて食事の時にお仕事をしてもらうのはいかがでしょうか。
どんなテーブルセッティングでも使える物が欲しい…という場合は、シンプルでありながらも温かみのあるバーズワーズの小さな鳥の箸置きがおすすめ。箸はもちろん、スプーンやフォークレストに使っても違和感のないデザインです。
こちらの水引モチーフの箸置きは、錫（すず）素材で柔らかいので、曲げて少し丸みをもたせたり、お好みで形をアレンジすることができます。また、使い込むほどに落ち着いた色合いに変化していくのも魅力。長く付き合いたい小物です。
こちらは、シンプルなクロスデザインのガラスの箸置きです。半透明の涼しげな表情は、これからの季節の食卓によく似合います。
蕎麦猪口
こちらは沖縄の焼き物「やちむん」のそば猪口。藍と緑の濃淡でつけられた絵柄は凛とした華やかさがあります。素地が暖かな色合いなので、一年を通して色々な用途で使えます。
こちらは、馬場商店の赤絵の蕎麦猪口。江戸時代に蕎麦猪口が大流行し様々なデザインが生み出された中で、特に人気の文様を再現したシリーズです。全て柄違いで揃えても統一感があるので意外と使いやすく、お祝いの席にもぴったりです。
こちらは薬味皿がセットになったタイプです。薬味皿にドライフルーツなどのお茶受けを入れて、一息つけるティータイムにどうぞ。
金魚をイメージした柄の入ったかわいらしい蕎麦猪口です。アイスクリームを入れてシンプルなサンデーやパフェ風に盛り付けるのも楽しそうですね。
胡桃の殻を燃やした灰を混ぜて作る「くるみガラス」で作られた蕎麦猪口。お水や冷たいお茶、ワインを注ぐのにもちょうどいい大きさです。ささやかなお花を挿して飾るのも。一つの道具を色々な用途に使いまわすのにぴったりなシンプルさです。
折敷・茶托
折敷(マット)
ヘキサゴン型のモダンなトレー。素材は竹でオリエンタルな雰囲気もありますが、モダンな洋食器とも相性が良いデザインです。
こちらも素材は竹ですが、昔ながらの手法で編まれた折敷です。涼し気な雰囲気を夏の食卓で楽しんだり、和小物のディスプレイに敷くマットとしてもおすすめです。
トレーは場所を取る…という場合は、刺し子の花ふきんもおすすめです。ランチョンマット以外にも、来客用のナプキンやおしぼりに使ったり、お菓子や果物のホコリ除けとしてかけるなど食卓で便利に使いまわせます。
茶托
こちらは「コースター」という名前になっていますが、茶碗の底をのせるくぼみが作ってあり、形としては茶托そのものです。お茶請けやデザートカップにスプーンを添えるのに丁度良い、使い勝手のいい大きさです。
素材が南部鉄で重厚な雰囲気の茶托ですが、薄造りで意外と軽いそうです。湯飲み茶碗だけでなく冷茶を入れたグラスを乗せても相性が良いですよ。アクセサリーやカギなどの一時置きトレイのように使うのも便利です。
和のテーブル小物を身近に
今回ご紹介したアイテムは、伝承されて来た日本のデザインが生かされた物が多くあります。単純に眺めるだけでも楽しい…そんなコレクションの対象の基本と言える思いがかきたてられませんか？出会った時に、少しずつ…そうやって縁があった小物たちが手元に集まってくれるのを楽しむ気持ちで、お気に入りを集めてみてはいかがでしょうか。
和のテーブル小物…と聞くとどんな物を想像されるでしょうか。昔ながらの図柄やシルエットで懐かしい物もありますが、最近は若手デザイナーさんの手によるキッチュでかわいらしい感じの物や、モダンなアイテムも少なくありません。