手作りのナチュラルソープなら、香りや色など自分で素材選びができるのでとっても安心ですよね。

"石鹸作り"と聞くと、「なんだか難しそう」、「取り扱いに注意が必要な苛性（カセイ）ソーダを使うのでは？」と思うかもしれないですが、大丈夫。

ここでは、“苛性ソーダ”を使わない石鹸の作り方をご紹介します。石鹸作りがはじめてという方も失敗しない“グリセリンソープ”を使ったとっても簡単なナチュラルソープの作り方があるんです。

ラベンダーやティーツリー、ユーカリ、ローズなど好きなエッセンシャルオイルを入れてお気に入りのアロマソープに仕上げることもできますよ。

もちろん、色や形などデザインも思いのまま、自分好みに作れるので、ハンドメイドの過程でも楽しさが味わえるのが嬉しいトコロ。

お気に入りのナチュラルソープを手作りしてたくさん活用してみて下さいね。

グリセリンソープはMPソープとも呼ばれています。手作りコスメなどのサイトや東急ハンズなどの手作り石鹸のコーナーにあります。

エッセンシャルオイルの分量はグリセリンソープの0.5～2%と覚えておくと作る量が変わっても応用できます。

アレンジでラベンダーやカモミールなどのドライハーブを入れたり、オレンジなどドライフルーツを入れてもおしゃれに仕上がります。

グリセリンソープは乳白色のものと透明なクリアタイプのものがあります。

ミルキーカラーに仕上げたい時には乳白色、透明感を活かしたい時には透明なものを選ぶのがおすすめです。

色素には食用色素や石鹸作りに使うカラージェルがあります。色素はダマにならないように少量の水にといてから入れるようにしましょう。

同じ色素を使ってグリセリンソープ乳白色（上）と透明（下）で作った色の比較です。
例えば右側の2つが"ブライトブルー"のジェルカラーを使ったもの。かなり印象がかわりますよね。

・グリセリンソープを小さく刻みます。

・刻んだグリセリンソープを耐熱容器に入れて湯煎します。
　およそ60度前後が融点です。
　湯煎ではなく電子レンジでもOK。
　10秒ずつ区切って様子を見ながら融かしましょう。

・溶けたら色素・エッセンシャルオイルを加えて混ぜます。
　ドライハーブを入れる時にもこのタイミングで！

・型に流し込んで1時間ほどそのままにして固めます。

*スタンプなどを押すときは様子を見て、少し固まったところで押すようにしましょう。

・型から取り出したら完成！

クリアな発色が綺麗なグリセリンソープならこんなビタミンカラーの石鹸も簡単に作れます。

牛乳パックなど大きめの型で作ってからカットしたい時には数十秒電子レンジで温めると切り分けしやすくなります。完全に固まる少し前に型から取り出してカットしてもOK。

モールドで型をとるならシリコンタイプのものが柔軟性に優れていておすすめです。100円ショップ（100均）にも色々な種類があるのでたくさん集めたくなりますね。

こちらはcreemaさんで販売しているハリネズミのモールド。とってもキュートです！

こんなネコさんモールドもありますよ♪ゲストソープを作ってさりげなくタオルに添えたら、気の利いたおもてなしにもなって喜んでくれそう。

四角いモールドの中に模様やアートをちりばめたい時の作り方です。

・薄く固めたものを好きな形に切り抜きます。
・四角いモールドの配置したい場所に切り抜いた石鹸を置きます。
・ベースとなるグリセリンソープを融かしたものを静かに注ぎます。
・固まったら完成！

出来上がりはこんな感じになります。

中に入れたいものに合わせて入れるタイミングやベースのグリセリンソープの色をかえて色々遊んでみて下さいね。

時間差で流し込むボーダーのシマシマソープにスタンプを押したらこんな仕上がりに。アクセントになって引き締まって見えますね。

白とピンクがとっても可愛らしい春のデザイン。桜のトッピングモチーフや色をチェンジすれば一年中楽しめそうなデザインです。

こちらはペーペーナプキンでデコパージュした柄付きソープ。上品なデザインなのでゲストソープにもピッタリです。

「えっ！これって石鹸なの？」と目を疑ってしまうようなスイーツデザインの石鹸。飾っておいてもインテリアとして通用する見事な出来栄えです。

マドレーヌの型で作ればこんなにおしゃれなシェル型の石鹸も作ることができます。

石鹸を型に流し込むときに麻ひもやロープを一緒にセットして固めると、吊るせる石鹸に早代わり。ドライハーブやドライフラワーのデコレーションも可愛らしいですね。

作った石鹸をコットンやオーガンジーのバッグ（巾着袋）に入れてクローゼットの引き出しにIN。ランジェリーやリネンが香りをまとい、引き出しを開くたびに幸せ気分に浸れます♪