感謝のしるしや手土産、誕生日・結婚・出産祝いまで、1年中気になる「贈り物」。ちょっと気が利いていて、喜んでもらえて、ついでに自分用にも欲しくなってしまう……そんな素敵な贈り物について、毎回様々な分野で活躍する方々にインタビューします。
今回教えてくれるのは、俳優の菊池亜希子さん。前編は、プチギフトとして気軽に贈りたい3,000円前後のアイテムについて伺いました。

ふかふかで肉厚の手触りが心地よいドイツ・シュニール織のブランド「FEILER（フェイラー）」。上質なコットン糸の織物で作られたハンカチやポーチは、幅広い世代から愛されています。

「ハンカチというアイテムが好きでかわいいものを見つけるとすぐに買ってしまうため家にはものすごい数のハンカチがあるのですが、コロナ渦で手を頻繁に洗うようになり、最近はフェイラーばかり使っています。

もともと義理の母が愛用していて、プレゼントでもよくいただいてました。使ってみるととにかく吸水性抜群だし、乾きも早いし、手にも優しくて、さらにお洗濯してもへこたれない。本当に一度使ったらほかのものには戻れないぐらい使い心地がいいんです」

「気軽に買える価格なので、たとえば久しぶりに会う友人になにか手土産を渡したいときなんかにふらりとお店に立ち寄って、好きそうな柄を選んで贈っています。

民族衣装を着た世界各国の子どもたちが描かれた“ナイストゥミートユー”は、見ていると心がほっこり温まるお気に入りの柄。『せかい～じゅ～う～♪（東京ディズニーランドのアトラクション、イッツ・ア・スモールワールドのこと）みたいだね！』と娘もお気に入りですが、『これはママのだから！』と使わせていません（笑）」

イギリス・ロンドン生まれのぬいぐるみブランド「JELLYCAT（ジェリーキャット）」。ずっとなでていたくなるふわふわの手触りとユーモラスなデザインは、ヨーロッパをはじめ世界中に多くのファンがいます。イギリス王室のシャーロット王女もジェリーキャットのぬいぐるみを愛用されていたそうですよ。

「ジェリーキャットは、出産のお祝いでいただいて初めて知りました。そのときいただいたサルのぬいぐるみは、息子の赤ちゃんのころからの親友。抱き心地が相当よいのか、出かけるときはいつも小脇に抱えています。友人に子どもが生まれたときにも同じブランドのぬいぐるみをプレゼントしようと思い、こちらのタコに出合いました」

「くすんだピンク色に、ゆるい表情、そしてなんといっても触り心地がいいんです。足をビヨーンと引っ張るとクルンクルンと戻る感じも気持ちよくて、ママウケもいいはずだと思い選びました。

そのときに私も同じものを買ったのですが、子どものお気に入りはやっぱりサルの方みたいです（笑）。でもいつもリビングのソファに転がっていて、テレビを見ながら誰かしらがビヨーンと触って愛でています」

2007年にカリフォルニアで生まれたバッグブランド「BAGGU（バグゥ）」。スーパーのレジ袋を原型にバッグをデザインしたことがブランドの始まりだそう。軽くてたっぷり入る使い勝手のよさはもちろん、好みやファッションに合わせて選べる豊富なカラー展開も人気です。

「街ゆくお洒落な人のファッションをこっそり盗み見るのが好きなのですが、このゴールドのエコバッグを持っている人を立て続けに2人見かけたことがあって。一人はカジュアルでボーイッシュなファッション、もう一人はモードっぽいファッションだったんですが、どちらの方にもとても似合っていたんです。『あ、このバッグ、使えるな！』と思い速攻ポチッとしました。街ゆく人のファッションを目に焼き付けて、調べて買ってしまうこと、よくあります」

付属のポーチにしまえばとってもコンパクトに。「今日は荷物が多くなりそうだな」というときにバッグに入れておけば安心です。サイズや素材、柄の展開もさまざま。贈る相手のファッションや好みに合わせて、ぴったりのバッグを探してみて。

「先日姉の誕生日にも同じものをプレゼントしました。いつもシンプルでカジュアルな格好をしている姉。もっとお洒落したいな～とよくぼやいているので、ゴールドのバッグで気楽にテンションを上げてくれたら嬉しいなと思って贈りました」

素敵な贈り物は見つかりましたか？後編では、菊池さんに10,000円前後のギフトについてインタビューしています。あわせて参考にしてみてくださいね。