スティグ・リンドベリとは？
その後も陶器のデザインはもちろん、テキスタイルや絵本なども多く創作し続け、北欧ブームに影響力を与えたデザイナーの一人として、今も世界中にファンがいます。
スティグ・リンドベリといえば、グスタフスベリ社
シンプルで使い勝手が良い機能性と遊び心のあるデザイン性も併せ持つグスタフスベリのテーブルウェアはスウェーデン家庭では日常的に愛用されています。
現在世界中で代表的なスカンジナヴィアンアートとして根強い人気があり、たくさんのコレクターやファンを魅了し、世界中で愛されて続けています。
スウェーデン王室との関係も深く、2010年6月スウェーデン王室ビクトリア王女ご成婚のロイヤルウェディング公式記念品を製造しています。
気軽に食卓に取り入れられるペーパーナプキン。来客用のお手拭として使ったり、プレゼントのラッピングに使ったりしても素敵。
こちらはPRUNUS（プルヌス）シリーズ。ぽってりとした青いプラムが描かれています。1962～74年に生産されていたシリーズの復刻版。復刻版とはいえ、小さな工房でハンドメイドで作られているため希少な作品となっています。
水玉模様のADAM（アダム）シリーズ。ただの水玉模様かと思いきや、実は遠近法が取り入れられています。すっきりと大人っぽい印象の作品。
ADAM（アダム）シリーズを反転し、赤い絵柄にしたEVA（エヴァ）シリーズ。かわいすぎず、大人かわいいを素敵に演出してくれます。アダムとエヴァ（イブ）という神秘的なネーミングも魅力。
Turtur(チュール・チュール)シリーズ。鳥のモチーフのカップは、テーブルを楽しげで明るい雰囲気にしてくれます。
ソーサーは、チューリップのような花が、つぼみから咲いて花になるイメージでしょうか。
デザインに動きがあって見る人を楽しませてくれます。
「BLUE ASTER（ブルーアスター）」シリーズ。アスターとは北欧に咲くキク科の花。1960年代に生産されたシリーズの復刻版です。
こちらはBLUE ASTERと同じ図柄の「RED ASTER（レッドアスター）」シリーズ。朱色に近い色合いで、情熱的な印象。同じ図柄でも落ち着いた雰囲気があるBLUE ASTERとはかなり印象が異なりますね。
葉がモチーフの「ファイアンス リーフプレート」と魚がモチーフの「フィッシュプレート」。どちらも遊び心があるユニークな作品ですが、特にファイアンス リーフプレートは、芸術的な価値が高いため市場には出回りにくい作品となっています。
こちらも斬新なきゅうりモチーフの「Gurkfat(きゅうり)プレート」。濃淡のあるグリーンが味わい深い作品。ちょこんと付いた小さな葉っぱもキュート。
柳の葉がモチーフのSALIX（サリックス）シリーズ。シンプルなので、コーヒーの色合いが引き立ちます。テーブルを洗練された印象にしてくれる、シックなデザイン。
SPISA-RIBB（スピサリブ）シリーズ。温かみのある茶色でぐるりと縁取りがされ、そこに黒でストライプが描かれています。一見単純なストライプ柄のようですが、少しずつ幅が異なっていたり、ストライプの線自体もそれぞれ太さがちょっと違っていたり、など味わい深いデザイン。
グスタフスベリ社以外のリンドベリのデザイン
スウェーデンのスーパーKF COOPとのコラボシリーズ「Retro Edition（レトロエディション）」。絶妙な色合いが爽やかな印象。食卓を明るい雰囲気にしてくれます。
スウェーデンのメーカーOpto Design（オプト・デザイン）から出されているBLUES（ブルー）シリーズ。陶磁器ではなく、メラミン食器です。軽くて割れにくいので、アウトドアで活躍する他、小さなお子様の食器にもぴったり。
こちらも同じくメラミン食器のBALLET（バレー／バレット）シリーズ。スウェーデン語で「バレエ」という意味で、名前のとおり、花がまるで踊っているかのようにのびやかに描かれています。少しレトロな雰囲気があるのも素敵。
スコティッシュテリアのオブジェ。Handelsbankenというスウェーデンの銀行のノベルティとして1961年に作られました。愛らしいスコティッシュテリアの特徴をよく捉えたかわいらしい作品。ちょこんと出ているしっぽや耳がキュートです。
部屋が明るくなる テキスタイル
花のモチーフが明るい色合いで配置されている「HERBARIUM （ハーバリウム）」。
まるで、童話の世界にいるような、風景のデザインに笑みがでます。
幾何学模様になったフルーツ柄のテキスタイル。お部屋をモダンな印象にしてくれます。よく見ると虫が食べてしまっている絵柄もあり、遊び心ある楽しいデザイン。
リンドベリのテキスタイルはまるで絵画みたい。
このまま壁に飾ってながめていたくなる気持ちになります。
細かく絵柄が描き込まれた「Melodi」。カラフルで曲線が多く、一見楽しげな雰囲気ですね。しかし、ナイフを持った男性がいたり、女性がクモの巣の前でたたずんでいたり、など独特の毒々しさも！
日々の暮らしの中のリンドベリデザイン
SPISA-RIBB（スピサリブ）シリーズは、シンプルだから和洋どんな料理にも合わせやすい。定番のマイ・ディッシュになりそうです。
割れにくいメラミン食器のBLUESシリーズはピクニックにもぴったり。スタッキングできるので、コンパクトに持ち運びできるのも◎
メラミン食器のBALLET（バレー／バレット）シリーズ。プレート(L)はボウル(M)の蓋として使えるので、このように小物入れにしても素敵。
BERSAのトレイ。キッチンで見えるように立てかけておくと、インテリア的にも素敵。キッチンに北欧の風を運んでくれます。
こちらはBERSAのキッチンタオル。両面テープで壁に貼れば、ポスター代わりに楽しむことができます。お部屋のグリーンとの相性もgood！
クッションとペンダントライトの柄を揃えて。統一感のあるインテリアに。
こちらはリンドベリの陶板。リンドベリが陶板を手がけることはめずらしく、希少価値が高い作品となっています。かわいらしくデフォルメされた樹木と女性の楽しげなデザインなので、棚に置いたり、壁に飾ったりするとお部屋を明るい雰囲気にしてくれそうです。
こちらは代表作のBERSA（ベルサ）シリーズ。
ベルサはスウェーデン語で葉っぱの意味。
自然豊かなスウェーデンで育った彼だからこそできたデザインなのかもしれません。