昭和レトロな雰囲気の文房具や、アンティークのオフィス用品などは、インテリアとしても人気。
その懐かしい雰囲気は、見た目にもあたたかみや独特の風合いを楽しめます。
今回は、レトロ可愛いだけじゃない！普段使いにおすすめのロングセラーの実力派文房具たちを紹介します♪

ガラスペンは明治35年に日本で開発されました。
螺旋状の溝にインクが溜まる構造になっています。ペン先からインクを吸い上げていく様子もうっとりする美しさ。
どんな角度でペンを入れてもサラサラッとスムーズに書けるので、長く使いたくなることうけあいです。

使い方は至ってシンプル。用意するものは、ガラスペン・インク・水・ティッシュだけ。
インクは一般的な水性のインクを使用します。
インクの色の交換も水で洗いティッシュで拭くだけでいいので、簡単に色を変えられます。
ガラスだからこそ取り扱いには注意も必要ですが、それだけずっと大切に使いたくなりますよ。

お手紙に複数の色で字を書きたい、少し絵も描きたい、そんな時におすすめ。

1950年代にフランスで生まれたBICは世界中で使われるボールペンの定番。ニューヨーク近代美術館（MOMA）の永久所蔵品にも選ばれました。
少し前までオフィスでよく見かけたBICシリーズの使い捨てのボールペンたち、今見ると少し懐かしさを感じますね。

もちろん今でも購入できますよ！

ドイツのロットリング社は精巧なペン先をもつ筆記具で名を馳せたプロ御用達メーカー。その使いやすさ、精密さから製図用ペンのロングセラーとなっています。
インクやペン先の交換などに手はかかりますが、長く愛好者の支持を得ています。

昔ながらの紙巻鉛筆は、実はとっても高機能。
紙はもちろんのこと、ガラスや金属など、いろんなところに書けるほか、濃さや太さの調整が可能で色数も豊富なんです。
刃物を使わず芯を出せるので、刃物を置きたくない子供のいる環境でも使いやすいですよ。

こちらのセットはダーマトグラフを使ったスタイラス画法(技法)で絵が描けるセット。線と面、テクスチャーの表現が面白く、夢中になれる描き方です。
写真左下がダーマトグラフ。

気軽に使える万年筆のロングセラー、LAMYのsafariシリーズ。カラフルなラインナップと抜群の書き心地、手に入りやすくお値段もお財布に優しい、と初心者さんにもオススメの万年筆です。万年筆特有の敷居の高いイメージを覆し、よりカジュアルに楽しめる一方で、万年筆の描き心地の楽しさも存分に味わえます。

一色ごとに異なるイラストが描かれたWinsor&Newton （ウィンザーアンドニュートン）のカラーインクボトル。それぞれの色を想起させる素敵なイラストが並ぶ様は見ているだけで幸せな気分になれちゃいます。
つけペンで使うのがおすすめですが、筆、割り箸を尖らせたものなどでも面白い書き味が試せますよ。
色にもよりますが、乾くと艶のある仕上がりになります。

DUX(ダックス)の鉛筆削り器は真鍮のどっしりとしたボディが素敵。ダイヤルで芯の鋭さを調整できるのも嬉しいポイントです。レトロさと機能美にうっとりします。

ストックブックは切手などをコレクションするのに適した、小さな紙片を一枚ずつ収めて眺められる冊子。マイナーながら使いやすさ抜群の隠れた文房具です。