ほうきを使ったお掃除はとにかく静か。お子さんが寝ている間や夜遅い時間でも、音を気にせずササっときれいにできます。時間を有効に使うことができますよ♪

ヤシ科の植物「棕櫚(しゅろ)」は、先端に緑の葉が広がり、幹は茶色い繊維質の皮で覆われています。南国のイメージがありますが、実は日本にも昔から自生しており、ほうきやたわしの材料として利用され続けています。

棕櫚の皮のどの部分を使うかで、ほうきにも違いが生まれます。一枚の皮から数本しか取れない貴重な繊維を集めた物が「鬼毛」、棕櫚皮をそのまま巻いて束にした物が「皮巻き」です。

穂先の厚みにもこんなに違いが。鬼毛は強くしなやかな繊維で、棕櫚のほうきの最高級品とされています。一方の皮巻きは、繊維が細くスタンダードなタイプ。お好みで選ぶのもオススメです☆

一口に「ほうき」と言っても、その種類は実に様々。大きさや形状によって掃除に適した場所も変わります。どんな物があるのか、一つ一つ見ていきましょう。

手ほうきの長さは全体で75cmくらい。軽くて持ちやすく、お子さんでも使えるくらいの手頃なサイズが魅力です。このタイプのほうきは腰をかがめて使うため、穂先が斜めにカットされています。

家具の下もこんな風に簡単にお掃除できますよ。掃除機では取りきれない隅っこのホコリもバッチリです！

人気ブログ「Aula」の著者・かおるさんのお宅では、冷蔵庫と家具の透き間にフックで吊るしているそうです。すぐ手が届く場所に収納しておくのも、こまめに掃除するためのコツの一つですね！

柄が短く、コンパクトサイズの小ほうき。昔はかまど周りの掃除に使っていたため、かまどの神様である荒神様の名を取って「荒神ぼうき」と呼ばれていたそうです。同じ小ほうきでも、いろいろなサイズやデザインがあります。

小ホウキは、テーブル・キッチンカウンター・窓枠などの掃除に役立ちます。狭い透き間にもすんなり入るので、物をどかす手間を省けますよ♪

こちらは【東屋】の「お手掃き」。パキンという天然繊維で作られた小ほうきで、秋田杉のちりとりがセットになっています。デスクのお掃除にぴったりの可愛いサイズですね。

「はりみ」とは、和紙で作られたちりとりのこと。外枠に竹ひごを沿えて強度を増し、表面には柿渋を塗ってあります。プラスチックのように静電気が起きないため、集めたゴミが表面に貼り付いてしまうことがありません。

小ほうきとセットで壁に吊るしておくのもいいですね！落ち着いた色合いが素敵なインテリアになります☆