夏のおしゃれに“しゃんと感”を。大人の半袖シャツ、作りました
Tシャツは気楽だけれど、少しかしこまった場には頼りづらい。そんな夏のおしゃれの悩みに寄り添いたいと、制作担当のさかたさんが提案したのがこの半袖シャツです。
きちんと見えて、でも着心地は軽やかに。夏のおしゃれに“しゃんと感”を添えるバランスを目指して、生まれた一着についてお話を聞きました。
きちんと見えて、でも着心地は軽やかに。夏のおしゃれに“しゃんと感”を添えるバランスを目指して、生まれた一着についてお話を聞きました。
出かける場所が変わったから、選ぶ服も変わった
「年齢を重ねるにつれて、自分自身も周りも暮らし方が変わってきて、“ちょっとちゃんとした服”がしっくりくる場面が増えてきたように思います。たとえば友人と会うときも、昔は居酒屋が定番だったのが、最近はレストランやホテルのラウンジなど落ち着いた場所も多くて。Tシャツだとラフすぎるけれど、気合いを入れすぎるのも違う——そのちょうどいいところを探していました。
がんばってる感じじゃなくて、“がんばってないのにおしゃれに見える”のが理想で（笑）。きちんと見えて、気負わず着られて、普段づかいもできる。そんな一枚がほしいなと思ったんです。特に夏は暑さとの戦いなので、一枚でさらっと着られて、それなりに見えるのが大前提。でもコンサバすぎても、ナチュラルすぎても自分には合わなくて……そのあいだをとるような、ちょうどいいシャツがあったらいいなと思いました」
がんばってる感じじゃなくて、“がんばってないのにおしゃれに見える”のが理想で（笑）。きちんと見えて、気負わず着られて、普段づかいもできる。そんな一枚がほしいなと思ったんです。特に夏は暑さとの戦いなので、一枚でさらっと着られて、それなりに見えるのが大前提。でもコンサバすぎても、ナチュラルすぎても自分には合わなくて……そのあいだをとるような、ちょうどいいシャツがあったらいいなと思いました」
一枚で決まる、大人の夏シャツを目指して
「一枚でさらっと着ても決まるように、袖丈と着丈のバランスにこだわりました。袖丈が長めだとひじも自然に隠れるので、中年の悩みにもうれしいなと（笑）。デザインがシンプルなので、ボックスシルエットでインパクトを出しています。そんなシルエットを支えるには、素材選びも大事で。きちんと見えて暑すぎないリネン混は、ほどよいカジュアル感や大人の余裕もあって、理想的でした。
色は定番のブラック、デニムに合わせたいチョコブラウン、そして上品でフェミニンな印象のベージュ。夏はカットソーだと着にくい色も、シャツなら取り入れやすいと思い選びました。
お出かけや人と会う予定がある日に。Tシャツやノースリーブでは頼りないと感じたときや、“ちょうどいい”お仕事着を探している方にも。一枚できれいめにもカジュアルにも着られる、頼れるシャツになったと思います」
色は定番のブラック、デニムに合わせたいチョコブラウン、そして上品でフェミニンな印象のベージュ。夏はカットソーだと着にくい色も、シャツなら取り入れやすいと思い選びました。
お出かけや人と会う予定がある日に。Tシャツやノースリーブでは頼りないと感じたときや、“ちょうどいい”お仕事着を探している方にも。一枚できれいめにもカジュアルにも着られる、頼れるシャツになったと思います」
できたての一着で。わたしの日々の装い
さかたさんの小さな悩みから生まれた、こだわりの一着。できたての半袖シャツを、日々の装いに取り入れてみました。それぞれの「らしさ」が映るコーディネートとともにお届け。
TPOを選ばない、頼れる黒のワントーン
「一枚でシンプルに。ブラックでまとめて、全体をピリッと引き締めてみました。ワイドパンツもブラックで統一しているので、仕事で大事なアポイントがある日も、友人とホテルで会うような場面でも安心。
どんな人に会うときでも、自信を持っていられるコーデです」
どんな人に会うときでも、自信を持っていられるコーデです」
首もとの開き具合にも、さかたさんらしい工夫が。襟元はゆとりをもたせつつ、全体のラインはV字に。シャツのボタンを一番上まで留めるとなんだか苦しい…という悩みや、年齢とともに気になってくる首まわりのもたつきも、さりげなくカバーできるように考えられています。
淡色で気分を変える、週末カジュアル
「普段ブラックばかり着ていると、たまに淡い色が着たくなる日があって。そんな日は、ホワイトのパンツとタンクトップにこのシャツをばさっと羽織って、気楽なカジュアルコーデはどうかなと。らくちんだけど、ご近所で友達にばったり会っても“なんか素敵”って思ってもらえそうな、そんな雰囲気が出せる気がしています」
もともとは「一枚でさらっと着られるように」と考えていたそうですが、結果的にボタンを開けて羽織ってもバランスよく着られる仕上がりになり、その着まわしやすさをさかたさん自身も気に入っているそうです。
コンパクトな丈感は、パンツにもスカートにも合わせやすく、ボトムスを選ばないのもうれしいところです。
気になる一着、私も着てみました
スタッフのこじめぐです。身長は162cm。普段はカジュアルファッションが得意で、アラフォーになってからは、きれいめなカジュアルコーデも取り入れるよう意識しています。さかたさんから、“デニムをよくはくこじめぐに似合いそう〜！”とすすめられて、今回このシャツを試着してみました！
「普段からデニムが好きで、7,8本は持っています。最近は太めのシルエットが気に入っているので、シャツのコンパクトな丈感はバランスが取りやすくてすごく良いです！カジュアルすぎず、きれいめにまとまってくれるところも気に入りました。アラフォーになり、Tシャツとデニムの組み合わせに自信がなくなってきたのと、ラフすぎるコーデでは済ませられないシーンも増えてきたので（笑）、このシャツならその悩みも解消できるなと思いました」
「深みのあるチョコブラウンは、大人っぽく落ち着いた雰囲気が出ます。最初はくすむかなと思ったけど、ほどよく血色感をプラスしてくれる感じがしました。ボックスシルエットなので、お腹まわりも気にならず、二の腕の肉感も拾わないので、安心して着られます。年齢が出始めたひじを隠してくれるのも助かりますね。さらっと着られて風通しもいいので、これからの季節にヘビロテしそうです！」
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Photo/Miho Morito
今回半袖シャツを担当したさかたさん。黒と青を偏愛し、オールブラックコーデが定番。シンプルで装飾の少ないデザインを好み、サイズ感やシルエットにこだわりあり。年齢を重ね、自分に似合うかやTPOを意識するようになったそうですが、時には遊び心を持ってコスプレ感覚で楽しんでいることも。身長160cm、40代。