「アウトドアシェル」って何？
「シェル」とは「殻」を意味する英語が語源となっており、雪山のような厳しい環境でも外界から身を守ってくれる、高機能なアウターを指します。
最近では、快適さを重視した「ソフトシェル」と呼ばれるアウターも誕生し、元々あった硬いタフな「シェル」は、「ハードシェル」と呼ばれるようになりました。
「ハードシェル」とは
ハードシェルは、硬く破れにくいゴアテックスなどで作られていることが多く、雪山の登山や山岳スキーに耐えうる、防寒性の高いアウターです。
防水で、さらに風を通しにくい作りであるにも関わらず、登山で汗をかいてしまった場合などにも対応できるよう、蒸れを防止する機能も付いています。
「ソフトシェル」とは
「ハードシェル」ほど完全ではないものの、「ソフトシェル」にも、撥水性や防風性があり、吸湿性にも優れています。中には保温性のあるものも。
「ソフトシェル」の最大の特徴は、ストレッチ性があるなど、動きやすく着心地が良いことで、肌寒い春先にもぴったりなアウターといえそう。
ソフトシェルとは柔らかく伸縮性のある素材を採用した、防風性・撥水性を備えたウエアです。生地の内側に施された起毛加工が保温性を確保しつつ、通気性により汗を速やかに外部へ放出します。ソフトシェルの最大の魅力はアウターとしても中間着としても快適に使えることです。
迷ったら人気ブランドをチェック。おすすめブランド6選
THE NORTH FACE（ザ・ノース・フェイス）
アメリカ発のアウトドアブランドとして、知らない人のいない「ザ・ノース・フェイス」。山岳で登山が厳しい、北の方の地域を指すノース・フェイスがブランド名の由来となっています。その名の通り、「シェル」のような冬用のアウトドアアイテムは、まさにお手の物。
Patagonia（パタゴニア）
ブランド名は、創立者のイボン・シュイナードが、「南米大陸最南端パタゴニア地方」を訪れた際に、その厳しい環境に耐えうるアウトドアウェアを作りたいと考えたことに、由来します。環境に配慮した高機能な製品を作るブランドとして、世界的に知られています。
mont-bell（モンベル）
「モンベル」は日本のアウトドアメーカーとして創業し、現在ではアメリカとスイスにも現地法人を構えています。
“Light & Fast” “Function is Beauty”をコンセプトに、アウトドア用品全般を展開しています。
Columbia（コロンビア）
「コロンビア」は、アウタージャケットとインナージャケットをジッパーで着脱し、気候に合わせて3通りの着こなしができるアウターを考案し、多機能な製品を作るアウトドアウェアブランドとして、広く知れ渡りました。過去には、全米1位のシェアを誇るアウトドアブランドとなったこともあり、その機能性の高さはお墨付きと言えそう。
berghaus（バーグハウス）
1966年にイギリスで創業し、当時はアウトドア製品の輸入代理店であったものの、1972年から自社製品の取り扱いを行うようになり、「バーグハウス」が誕生します。英国ブランドらしい落ち着いたデザインは、街着としても◎。
SIERRA DESIGNS（シエラデザインズ）
1965年にアメリカで誕生した「シエラデザインズ」。その名前は、雄大なシエラネバダ山脈に由来しています。創業者のひとりのジョージ・マークスは、アメリカ海軍の南極基地に滞在していた経験もあり、機能性とデザイン性を兼ね備えた「シェル」は、街でもハイキングでも、活躍してくれそう。
春先まで着られる♪「シェル」を使ったコーデ集
シックに決まる定番色
ベージュのシェルなら重くならないので、春らしい着こなしに。ちょっぴりオーバーサイズのインナーに細身のパンツを合わせ、足元はボリューミーなスニーカーでバランスも◎。
パンツ以外はブラックで統一して、クールな印象に。スエットのパンツもジャストサイズで履けば、お洒落に決まります。
しっかりとファスナーを上まで閉じて、首回りに絶妙なボリューム感を。淡いベージュのコンバースで、春色もプラスして。
シェルのボリュームたっぷりな首回りを生かしつつ、フロントファスナーを開けて、ボーダーをチラ見せ。足元やバッグを白で統一して、軽さもプラス。
ボーイッシュになりがちなシェルですが、ロングスカートで女性らしいコーデも。モノトーンで統一すれば、大人っぽくまとまります。
爽やかカラーで春らしく
真っ赤なシェルが主役のこちらのコーデは、街でも目をひきそう。インナーのTシャツをロングスカートにインして、メリハリあるシルエットに仕上げて。
春らしいグリーンのシェルをコートの中に仕込んだ、技ありコーデ。寒暖差の激しい春の日でも、1日快適に過ごせそうです。
「アウトドアシェル」を春らしく着こなして
防寒着としても高機能な「アウトドアシェル」は、肌寒い春先には大活躍してくれそう。あなたも春の着こなしに、「アウトドアシェル」を取り入れて、快適にお洒落にお出掛けしてみませんか？
最近なんだか気になる、スポーティーなアイテムのミックスコーデ。そんな中でもお洒落上級者さんが注目しているのが、高機能な「アウトドアシェル」をタウンユースした着こなしです。