「ソメヤスズキ」を作る人
天然染料は毎日の研究から生み出されます。美術大学で学んだ染色の知識と技術が生かされているんですね。
身近な素材と手作業にこだわって
できる限り手作業で。
一つの布製品が出来上がるまでには非常に多くの工程を経て作られます。その一つ一つを機械化すれば効率よく大量に作ることが出来ますが、人の手で描く線や縫い目などの手の跡は、草木染めの色と同じように、私たちが自然の一部であることを思い出させてくれるような気がします。
ちょっと手間のかかる方法を選んでいますが、この思いを大切にものづくりを続けていきたいと思います。

「ソメヤスズキ」の染料は岡山のアトリエ付近にある自然の植物も積極的に取り入れています。四季折々の天然の染料は派手ではないものの、力強さを感じさせてくれます。
アイテムの一部はこの土地で育った矢車附子を染料に井戸水で染められています。岡山の土地が生み出す染物へのこだわりが感じられますね。

染めている素材もオーガニックコットンやエシカルなヘンプ素材など。どこまでも自然でナチュラルな暮らしを提案してくれます。
暮らしの中で馴染んでいく製品たち
ワークエプロン
厚手のオーガニックコットンが頼もしい草木染のエプロン。鮮やかな黄色はマリーゴールドを染料にしています。
ヘンプサロンエプロン
腰にさっと巻けるエプロンは柔らかな質感が意外なヘンプ生地。タイ北部の山岳民族のモン族が栽培し、アカ族が手織りで作ったと言う環境と社会に優しい素材です。
吾妻袋L
一枚布から作る吾妻袋は大容量でも安心の丈夫さ。毎日のお買い物にも重宝してくれそうです。
吾妻袋 M
手頃な大きさが使いやすい吾妻袋です。毎日使うほどに草木染の変化を楽しむことができそうですね。吾妻袋はそれぞれに、ツートンカラーがかわいらしい染め分けタイプもあります。
ワークショプで草木染の楽しさを発信

ワークショプでは、子供たちも一緒に身近な素材で草木染の体験を。染料を収穫して抽出、染色まで行うから、染物の楽しさを存分に味わえます。

自然に囲まれた中で行う草木染は、染物の魅力を最大限に味わえます。オリジナルの染物を作れるのは、他ではなかなか体験できない楽しさです。
おわりに
オンラインショップの他、現在では石川県の「金沢21世紀美術館ミュージアムショップ」で開催されている『ボタニカルフェア』にて、購入が可能です。(※4月19日(火)〜7月3日(日))。他にも公式サイトにお取り扱いショップが掲載されているので、是非下記リンクをチェックしてみてくださいね。
染色は多くの作業を手作業で行っています。自然と真摯に向き合う姿勢が草木染から伝わってきますね。自然由来の微妙なムラや滲みも人柄が出ているようです。