マリリン・モンローの「デニム」
マリリン・モンローとは、どんな女優さん？
マリリン・モンローといえば、お色気たっぷりで愛嬌もあって、世の男性たちを虜にしていた、そんなイメージ。しかし素顔の彼女は、映画のスクリーンの中とは異なり、芯のある聡明な女性だったのではないかと言われています。
マリリン・モンローと「デニム」の関係
あなたの服は、女であるってことを証明するには十分にきついほうがいいし、でもレディであることを証明するには十分にゆるいほうがいいの
マリリン・モンローのように「デニム」を
マリリン・モンローのようにデニムを履きこなすなら、トップスはコンパクトにウエストにインが◎。開襟のシャツで胸元をヘルシーに見せてみて。
「ハイヒールを発明した人に女性は感謝するべき」といった内容の発言が残っているほど、ヒール好きのマリリン・モンロー。デニムにもハイヒールを合わせ、トップスはレース付きのキャミ＆透かしのあるシャツで、ほんのりフェミニンに。
オードリー・ヘップバーンの「ブラック」
オードリー・ヘップバーンとは、どんな女優さん？
溜息が出そうなくらい、完璧な美人に思えるオードリー。そんな彼女でも、痩せすぎの体系や、長すぎる首など、多くのコンプレックスを抱えていたのだそう。彼女が魅力的なのは、欠点を「隠すのではなく生かしていた」から。女優さんとして演じている時も、普段の着こなしにも、それは見られます。
オードリー・ヘップバーンと「ブラック」の関係
エレガンスは、決して色褪せることのない唯一の美です
リトルブラックドレスなど、黒のアイテムを着ることの多かったオードリー・ヘップバーン。全身「ブラック」のコーデは、彼女の定番であると同時に、どんな女性もエレガントに見せてくれます。
彼女が美しいのは、日ごろから「エレガントでいるにはどうしたら良いか」を考えていたからなのかもしれません。
オードリー・ヘップバーンのように「ブラック」を
オールブラックに、さらに小物もブラックを合わせるのが、オードリー風。ブラックのセットアップなら、理想のバランスを簡単に作れそう。エレガントなシルエットを心がけることで、オールブラックが重くなりません。
「麗しのサブリナ」になり切れる、サブリナパンツ＆ブラックTシャツのコーデ。思いっきり真似っこしても、街着として違和感のない、抜け感のあるエレガントな着こなしになるのは、さすがです。
ジェーン・バーキンの「かごバッグ」
ジェーン・バーキンとは、どんな女優さん？
パリジェンヌなイメージのあるジェーン・バーキンですが、実はロンドン生まれのイギリス人。パリに渡ったばかりの頃は、フランス語が上手く話せずつらい思いもしましたが、「英語訛りがチャーミング」だと、逆に人気に火が付きます。
ジェーン・バーキンと「かごバッグ」の関係
カンヌ国際映画祭の階段を登ったドレスのことをまだ覚えているわ。それに、かの有名なカゴバッグ。ロンドンの市場で買ったものよ。どこに出かけるときにも持っていたわ
自然体なのが魅力のジェーン・バーキンは、1974年のカンヌ国際映画祭の階段を恋人のセルジュ・ゲンズブールと一緒に、かごバッグを持って上りました。
後にエルメスが彼女のために「バーキン」を作った時も、「かごバッグのように、何でも詰められるバッグ」というコンセプトだったのだそう。
ジェーン・バーキンのように「かごバッグ」を
最初のポイントは、果物や野菜を入れるかご？とも思えるような、かっちり目のかごバッグを選ぶこと。細すぎない、ちょっぴり色落ちしたデニム＆Tシャツで、一気にジェーン・バーキンコーデに。
白シャツ＆デニムはジェーン・バーキンの定番コーデ。白のワンピースも捻りがあって素敵です。トレンチコートもジェーン・バーキンの愛用アイテムのひとつで、こんな風に抱えている写真も残っています。
ブリジット・バルドーの「バレエシューズ」
ブリジット・バルドーとは、どんな女優さん？
パリのお嬢様育ちのブリジット・バルドー。頭文字のB・Bと、フランス語で赤ちゃんを意味するbebeを掛け合わせて「べべ」の愛称で親しまれていました。
絵に描いたかのような美しいボディーラインを持ち、恋に奔放なイメージの彼女ですが、子どもの頃はバレエに夢中の内気な女の子でした。
ブリジット・バルドーと「バレエシューズ」の関係
私はバレエが大好きだった。踊っているときは別人になったような気がするから
成績優秀で美人だった妹と、いつも比べられたばかりだった子どもの頃のブリジット・バルドー。「別人になったような」とは、言い換えれば、後に女優として華を咲かせる「彼女自身に返ったかのような」という意味だったのかもしれません。
そんな彼女は、私服でもrepettoのバレエシューズを愛用していたことで知られています。
ブリジット・バルドーのように「バレエシューズ」を
バレエシューズは、素足で履くのがブリジット・バルドー風。ゴダール監督の映画「軽蔑」の中で巻いていたヘアーバンドも印象的でした。無造作なヘアーアレンジが、お気に入りだったそう。細身のデニム＆コンパクトなシルエットのトップスなら、さらにパリ生まれの彼女に近づけそう。
ブリジット・バルドーといえば、フィット＆フレアーなシルエット。完璧な体型の彼女だけではなく、どんな女性も魅力的に見せてくれます。ボーダーのTシャツも、彼女のお気に入りアイテムのひとつ。やはり足元は素足＆バレエシューズで。
カトリーヌ・ドヌーヴの「トレンチコート」
カトリーヌ・ドヌーヴとは、どんな女優さん？
上品でエレガントなクールビューティーとして語り継がれるカトリーヌ・ドヌーブ。現在でも、フランスの大女優といえば、彼女を思い浮かべる人も少なくありません。
彼女の初期の出演映画の中には、「さすが生粋のパリジェンヌ」と納得してしまう、今見ても素敵な着こなしがたくさんです。
カトリーヌ・ドヌーヴと「トレンチコート」の関係
映画『シェルブールの雨傘』（64）には常に特別な関係性を感じつつけると思うわ。私にとってとてもとても、スペシャルな映画なの
トリーヌ・ドヌーブを一躍有名にした「シェルブールの雨傘」は、当時の彼女のイノセントな魅力が溢れている映画。その切ないストーリーはさることながら、ちょっぴりガーリーなファッションにも、思わず注目してしまいます。
中でも、さらりとバーバリーのトレンチコートを着こなす姿は印象的で、目に焼き付いてしまうほど。
カトリーヌ・ドヌーヴのように「トレンチコート」を
どんな着こなしとも相性の良いトレンチコートですが、カトリーヌ・ドヌーブ風に着こなすなら、スカートと合わせた甘すぎないガーリーなコーデで。プリーツスカートも彼女のお気に入りのアイテムで、上品な印象に仕上げてくれます。
生まれも育ちもパリのカトリーヌ・ドヌーブは、時々こんな「これぞパリジェンヌ」なコーデも。どんな着こなしの時も、「一番気を使うのは靴」と公言していた彼女のように、キレイなグリーンのハイヒールを合わせているのも素敵です。
憧れの女優さんのように「わたしの定番」を
昔の女優さんたちが素敵なのは、生まれつきの美しさもありますが、きっと自分のスタイルを持っているからなのではないでしょうか。
女優さんたちの「御用達アイテム」や着こなしを真似ながら、いつかは自信を持って「わたしのスタイル」を押し通してみたいですね。
昔の女優さんの着こなしは、今見ても参考にしたくなる要素がたくさん詰まっています。この記事では、そんな彼女らの魅力を垣間見られる名言と共に、彼女らの「御用達アイテム」を素敵に着こなすコツをご紹介していきます。