“ジーンズ＝アメリカ”というイメージがあるかもしれませんが、実は今、日本製デニムが世界中から注目されているのをご存知ですか？

1960年代に国内で初めてジーンズ生産を手がけた岡山県倉敷市にある児島地区。国産デニムは、ここなしには語れません。明治時代から繊維の町として栄えていた児島で作られたデニム生地の品質の高さは、世界的にも高く評価されているんです。

ヴィンテージデニムの魅力が再注目されている昨今。海外の量産デニムとは異なる“こだわり”を求める人々の要望に応えてきたのが日本の『国産デニム』なのです。

ワイドシルエットで緩やかなテーパードの効いたストレートジーンズ。 ゆとりがありながらスタンダードなデザインは、普段使いとして活躍する使いやすいタイプです。

1950年代にデニムに慣れていない女性向けに作られたデニムパンツからインスピレーションを得て誕生したこちらは、柔らかな穿き心地で股上が深く、ヒップから裾にかけてワイドストレートが独特なラインのスペシャルモデル。ゆるっとロールアップして赤いペタンコシューズで可愛らしく着こなしても良いですね。

定番の5ポケットのワンウォッシュデニムは、太すぎず細すぎず、ベーシックなシルエットの一本です。13.5ozのセルビッチデニムにワンウォッシュを施した馴染みやすい仕上がりで、ネップ感のある生地感は穿きこむほどに変化が楽しめます。

2008年に岡山県児島でスタートした「ORDINARY FITS (オーディナリーフィッツ)」。“10年後も着ていたい服”をコンセプトに、国産の長所を生かした作りの良さと、現代性を兼ね備えたデザインのデニムを作っています。

定番の5ポケットのアンクルデニムパンツです。こちらは、5年ほど穿き込んだUSED加工が施されたセルヴィッチデニムを使用しているので、柔らな着心地とジーンズのもつ色落ち感が楽しめます。程よいクロップド丈で、チラリと覗く赤ミミもワンポイントです。

股上深め、テーパードがかかったストレートのキレイめシルエットのデニム。時間をかけて織られたデニムならではの凹凸やムラのある立体的な表情が魅力です。裾を幅広にロールアップして、クラシカルに穿きこなすのが◎

リーバイス501XXを元のイメージに、オーディナリーフィッツらしくユーズドの味付けをしたルーズデニムパンツ。ゆったりラフな穿き心地が楽しめます。

日本でもポピュラーなデニムブランド「Johnbull（ジョンブル）」。1952年に岡山県児島で創業、当初はワークウェアの製造を行なっていたため、その頃から培ってきた技術や設備を継承して作られるタフなデニムが人気です。

2015年にリリースされた新ライン「Attick by Johnbull（アティック バイ ジョンブル）」は、アメリカンヴィンテージを知り尽くしたデザイナーによる1930年代から1970年代にかけてのジーンズの味わいが再現されたラインナップが魅力です。

1950年代のジーンズをイメージして作られたストレートジーンズセルヴィッチデニムパンツ。古き良き時代の縫製仕様をジョンブルの技術を使って再現したヴィンテージ感溢れるデニムパンツです。

1960年代前半のジーンズをモデルに作られたヴィンテージ仕様のテーパードジーンズ。くるぶし丈をいかして、おじ靴やフラットシューズを合わせたマニッシュな着こなしが楽しめます。

無骨なヴィンテージ感たっぷりのデニムパンツは、1950年代のワークパンツがモチーフ。艶消しの金具やステッチ、バッグデザインにもこだわりが感じられます。ストラップが取り外しできる2WAY仕様で、着こなしによって異なる表情が楽しめるのも魅力。

国産デニムブランドのジーンズは、生地から作ることができるので、より細かな部分までデザイナーの意思やこだわりが反映されて、見た目だけでなく穿き心地の良いジーンズを作ることができます。ぜひ実際に穿いて、その良さを実感してみてくださいね。